親子講座　「伝承遊び　この指とまれ」を開催しました

令和6年5月30日（木曜日）に『「子ども文化」ネットワーク　高槻の次世代養成実行委員会』の方々を講師に迎え、親子講座「伝承あそび　この指とまれ」を開催しました。この講座は年間6回開催予定で、毎回、講師や内容が変わります。第1回目は野の花文庫主宰岩出景子さんに親子のふれあいあそびをしてもらいました。

まず、「ゆすってゆすってゆすらんめ（梅）　えーべっさんになれよ」や「ころころたーまーごーは　おりこーさん」と子どもをお母さんやお父さんのお膝に乗せてゆすったり、頭をなでたりしながらわらべうたでほっこりタイム。みなさんリラックスした雰囲気の中、始まりました。

次にオーガンジー（柔らかな素材で透ける生地）を使って遊びました。子どもの目の前で揺らすとじっと見つめたり、追視したりしていました。オーガンジーを簡単に畳んでその真ん中をつまみ、ちょうちょうの形にして「ちょうちょう　ちょうちょう　なのはにとまれー」とお馴染みの童謡をうたい、子どもの頭の上にポンと止まる仕草を大人がすると子どもは自然と頭に手をやっていました。「自然と腕が上がるようになりますね」と講師の方が遊びの中で子どもの発達やそれを促すことを伝えていました。

「これは何でしょう」とヨモギを見せてくれ、「よもぎ　じょうぶ（しょうぶ）のしりたたき」と菖蒲と丈夫を重ねたわらべうたを唄い、ヨモギで子どものお尻をポンポンと叩くことで子どもが元気に育つよう、厄落としをする習わしについて、絵本「くわずにょうぼう」を紹介しながら教えてくれました。

また、ハンドタオルを丸め、ボールのようにして遊んだり、「どんぐりころころ　どんぐりこー」と童謡を歌いながら転がしたりしました。

最後に、折り紙に簡単な切込みなどを入れて作れる折り紙あそびも紹介してくれました。たんぽぽの花びらに見立てたものを軽く投げ上げるとくるくる回って落ちたり、ちょうちょうの形に切った折り紙を指にはめ、飛んでいるような仕草をして遊んだりしました。

人の声の心地よさ、身近なもので簡単に遊べる楽しさ、昔からの習わしなど、日本の昔あそびや文化を感じることができる講座となりました。次回は7月に開催予定です。ぜひ、高槻市の広報誌「たかつきDAYS」やホームページをチェックしてみてくださいね。