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麻しん
麻しん(はしか)について
麻しんの原因は麻しんウイルスです。
空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染と様々な感染経路で感染し、感染力が非常に強く、時に重症化することもあります。
麻しんに対して免疫を持たない人が感染した場合、ほぼ100%の人が発病するとも言われています。
症状
カタル期:
39℃前後の高熱、咳、鼻汁、結膜充血、目やに等の症状が出る。
発熱後2日から3日で頬粘膜に白いコプリック斑が出る。
発熱は3日から4日続いた後、いったん解熱する。
他人への感染力は、このカタル期が最も強い。
発疹期:
カタル期でいったん解熱するが、半日ほどで再び高熱となり、赤い小さな発疹が
耳の後、顔面から出始め次第に手足に広がる。
発疹期は3日間ほど持続する。
回復期:
解熱後しばらく咳は持続するが、徐々に改善してくる。
発疹は消退し色素沈着を残す。
潜伏期間
感染してから発症まで10日から12日(最大21日)
予防方法
麻しんワクチンが有効で、発症の予防や重症化予防が期待されます。
定期接種の対象者は、早めに予防接種をお受けください。
麻しんの患者さんと接触後、10日から21日前後で発熱、咳などの症状が出た場合は、早めに受診してください。
なお、受診する際は、前もって医療機関に患者と接触のあったことを相談してください。
ワクチンを接種済みの場合でも、年数が経過して免疫が低下することにより感染することもあります。
2回受けることで、再度免疫を上げることができます。
関連リンク
- 麻しん・風しんの予防接種(MR)はお済みですか?
- 国立感染症研究所・感染症情報センター:発生動向をみることができます<外部リンク>
- 国立感染症研究所・感染症情報センター(麻しん緊急情報)<外部リンク>
- 大阪府感染症情報センター(大阪府の発生状況)<外部リンク>
- 難病情報センター(亜急性硬化性全脳炎)<外部リンク>