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引越しでトラブルにならないために

ページID:005204 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

春は引越しサービスを利用する人が多い時期です。打合せ不足によるトラブルが起こっています。
引越しでトラブルにならないためには、見積りをしっかり取ることが大切です。

事例と対処法

事例1

引越しをしたいと思い、ネット広告を見て、引越業者に連絡した。電話だけでおおよその荷物の量を伝えたところ、「3万円でいけると思うがオーバーすることもある」と言われた。追加料金がかかっても4万円までだと思い、依頼した。当日になって荷物を積み込み始めたところ、申告した荷物の量よりも多いと言われ、その場で6万円の請求になると言われた。

対処法

消費者が電話で説明した条件(荷物の量や荷造り作業の責任範囲など)通りであれば、約束した料金以外の費用を支払う必要はありませんが、電話で話した内容と実際の内容が違っていた場合には、追加料金が請求されます。引越業者を電話やインターネットによる見積りだけで決めるのは避けましょう。引越業者に自宅に来てもらい念入りに打合せすることが必要です。

事例2

引越しの見積りをし、申し込みをした。他の運送事業者の方が、料金が安かったので、3日後に引越しをキャンセルしたところ、見積り時においていった段ボールとガムテープを運送業者に自己負担で返送するように言われた。

対処法

引越しの解約・延期手数料は荷物受取日の前日で運賃の10%以内、当日で20%以内と定められているので、キャンセル料は請求されませんが、既に、段ボールとガムテープを受け取っている場合は返送料の負担などでトラブルになることがあります。引越は提供されるサービスにより料金が変わります。価格だけで引越業者を選ばず、複数の引越業者の見積を比較検討してから決めましょう。

引越業者は、国土交通省が定めた「標準引越運送約款」に基づくルールにより引越を行います。

なお、この約款は、見積時に提示することになっています。引越の作業前に約款をしっかり読んでおきましょう。