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ヘルパンギーナ
乳幼児に流行しやすい夏かぜの一種です。
症状
- 突然の高熱(38度から40度)で始まることが一般的で、高熱が2・3日続く。
- のどの奥に赤い水疱ができる。
- のどの痛みが強いため不機嫌になり、唾液が多く出る。
- 口内炎、発疹、下痢、嘔吐なども見られる。
- 熱は比較的に高いことから、熱性けいれんを伴うことがある。
- 数日で自然におさまる病気。
Q:家庭で気を付けることは?
A:
- 何日も高熱が続きますが、熱さましを使いすぎないようにし、暑がっているようなら涼しい部屋で寝かせましょう。
- 食事は、やわらかく刺激の少ない、のどごしの良いものにしましょう。(豆腐・プリン・ゼリーなど)
- 脱水状態になりやすいので、意識的に水分を取るようにしましょう。(麦茶・イオン飲料など)
こんな時は、もう一度病院へ
- 口の痛みが強くて、水分を全くとれない場合
- 高熱が4・5日以上続く場合
- 元気がなく、ぐったりしている場合
合併症
中枢神経(脳や脊髄)の中に入り込みやすい性質があり、髄膜炎を引き起こすことがあります。医師の指示に従い、きちんと受診してください。