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外装工事の作業がほぼ完了し、内部では内装工事・設備工事・舞台工事が進んでいます。
エントランス外部の施工状況です。
内部と一体のコンクリートスラブが庇として外部まで広がっており、
庇の先端には木製のルーバーが取り付けられています。
大ホール内装部分の施工状況です。
12センチメートル角の厚みの異なる木製キューブを天井と壁面に取り付けていきます。
音の反射など音響効果を考慮して木製キューブの取り付けを行っており、
天井から床面に近づくにつれ、木製キューブが密になるようグラデーションを施しています。
大ホール2階ホワイエ部分の施工状況です。
壁面はグラスウールマットの上に木製ルーバーが取り付けられています。
内部の木製ルーバーは杉の製材に不燃処理を施したものを使用しています。
天井のスリット部分には照明器具の取り付けも行われています。
小ホール内部の施工状況です。
天井にはGRC(ガラス繊維補強セメント)板、壁面には木製ルーバーが取り付けられています。
GRC板の目地(リブとリブの隙間)と木製ルーバーの目地の割り付けを合わせており、
天井と壁面の一体性に配慮しています。
客席段床は浮床構造となっていて防振ゴムで浮かせた鉄骨を組み立てています。
地下1階、スタジオのある創造交流部門エリアの通路部分です。
外部に面した部分は一面ガラス張りで、明るく開放的な空間です。
外部はのり面を成形するために現状の地盤を削っていきます。
劇場事務室の施工状況です。
劇場事務室は地下1階と1階の吹抜けの空間となっており、
内部階段によって上下間の移動ができ、床はフリーアクセスフロアです。
1階の天井にはトップライト(天窓)が取り付けられており、外部の光が差し込みます。
フライタワー内部壁面の施工状況です。
大ホール客席部分の空調設備用のダクトが取り付けられています。
ダクトの振動音等が影響を与えないように防振措置を施してあります。
舞台音響反射板の部材組み立ての施工状況です。
床面で鉄骨トラスの組み立てを行い、それを吊り上げて取り付けます。
組み立てているのは天井部分の反射板の下地です。