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令和3年3月に厚生労働省から「妊娠前からはじめる妊産婦の食生活指針」が発表されました。
15年ぶりの改訂となります。お母さんの健康と赤ちゃんの健やかな発育には、妊娠前からのからだづくりが大切です。依然として若い世代の「やせ」が多いことなどの課題を受けて、10項目の指針が示されました。
ぜひ妊娠前からバランスの良い食事をとることを意識しましょう。
詳しくは、下記PDFからご覧ください。
お母さんと赤ちゃんの健やかな毎日のための10のポイント(PDF:1.2MB)
◎妊娠中の体重増加は、お母さんと赤ちゃんにとって望ましい量に
この改訂での大きなポイントです!妊娠中の体重増加量の目安が増加しました。妊娠中の適切な体重増加は、健康な赤ちゃんの出産のために必要です。不足すると、早産やSGA(妊娠週数に対して赤ちゃんの体重が少ない状態)のリスクが高まります。
簡単に言うと、今までよりも「もう少し体重増加してもいいですよ」「しっかり食事をとりましょうね」ということです。
<葉酸について・・・>
妊娠前から妊娠初期にかけて、葉酸というビタミンをしっかりとることで、赤ちゃんの神経管閉鎖障害の予防につながります。受胎後およそ28日ごろに起こる先天性異常です。妊娠を知るのはこの時期よりも遅いため、妊娠を希望する女性は普段から、緑黄色野菜を積極的に摂取し、サプリメントも上手に活用しながら、しっかり葉酸を摂取しましょう。
妊婦さん向けのママパパ教室や離乳食教室を実施しています。離乳食の開始時期には、「もぐもぐ教室」、幼児食に向けた中期から後期には「ぱくぱく教室」がおすすめ。新型コロナウイルス感染症の影響が大きい今の状況では、教室が中止になったり、参加をためらうこともあるかもしれません。そんな時には動画やもぐもぐ教室のテキストもホームページで見ることができるので、参考にしてください。
子ども保健課では、栄養士、保健師等が電話や訪問でお悩みをお聞きしています。気になることがあれば一人で悩まずお電話ください。お待ちしています。
記事作成:子ども保健課(072-648-3272)