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令和3年第5回高槻市教育委員会定例会会議録

ページID:004786 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

令和3年5月14日(金曜日)午後3時00分、令和3年第5回高槻市教育委員会定例会を教育委員会室に招集した。

出席者(5人)

樽井 弘三 教育長
美濃 律   委員
深堀 基子   委員
浦野 真彦   委員
岡本 華世   委員

説明のために出席した事務局職員の職、氏名

教育次長 土井 恵一
学校教育監 安田 信彦
教育次長代理 田中 宏和
参事 藤田 卓也
教育総務課長 田口 裕之
保健給食課長 橋長 忠司
教育指導課長 杉野 暁子
保健給食課課長代理 丸本 訓
教育指導課課長代理 小寺 基之
教育総務課主査 須増 摩耶

議事日程

日程第1 報告第3号 令和2年度市立小中学校における新型コロナウイルス感染症の感染状況について

(午後3時00分開会)

樽井弘三教育長
ただいまから、令和3年第5回高槻市教育委員会定例会を開会いたします。
なお、本日の会議に傍聴の希望がございましたので、許可をいたしております。
本日の会議の出席者は、5名でございます。なお、本日の会議の署名委員は、浦野委員、岡本委員にお願いいたします。

樽井弘三教育長
ここで、会議録の承認をお願いいたします。本日は、令和3年第4回定例会会議録の承認をお願いいたします。会議録の朗読を省略してご異議ございませんか。

(異議なし)

(署名委員 会議録署名)

樽井弘三教育長
それでは、議事に入ります。
日程第1、報告第3号、「令和2年度市立小中学校における新型コロナウイルス感染症の感染状況について」を議題といたします。報告を求めます。

教育次長(土井恵一)(報告)
ただいま上程されました、日程第1、報告第3号、「令和2年度 市立小中学校における新型コロナウイルス感染症の感染状況について」につきまして、提案理由をご説明申し上げます。
市立小中学校における感染対策につきましては、大阪府教育庁が作成した「学校園における新型コロナウイルス感染症対策マニュアル(市町村立学校園版)」に基づいて作成した、新型コロナウイルス感染症対応「学校生活ガイドライン」に基づき感染対策を講じながら、教育活動に努めております。
それでは、「資料1」をご覧ください。こちらは、令和2年度の市立小中学校における感染者数と濃厚接触者数を、児童・生徒・教職員等に分類して示しております。
まず、令和2年度の市立小中学校における感染者数は44名でございました。
内訳としましては、児童が23名、生徒が11名、教職員等が10名でございました。また、濃厚接触者としてPCR検査を実施した者は合計167名でございました。内訳としましては、児童が93名、生徒が57名、教職員等が17名でございました。
なお、学校保健安全法第19条に基づき、感染者及び濃厚接触者は、出席停止の措置を講じて学校への立ち入りを禁止いたしました。
次に、「資料2」をご覧ください。こちらは、感染者が判明し、その感染拡大防止のため、臨時休業措置を行った学校と、その期間の一覧でございます。
令和2年度は延べ16校の臨時休業がございました。内訳としましては小学校11校、中学校5校でございました。
臨時休業措置を講じた学校におきましては、児童・生徒の保護者に対して、疫学調査への協力と不要不急の外出を控えていただくようお願いしたうえで、保健所による疫学調査を実施し、学校内に感染のリスクがないと判断できた時点で、学校を再開しております。
今後につきましても、保護者にもご協力を賜りながら、学校及び保健所と連携を図り、児童・生徒、教職員等が安全安心な学校生活が送れるよう、引き続き、感染者の把握と感染拡大防止に努めてまいる所存でございます。
以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくお願い申し上げます。

樽井弘三教育長
ただいま、報告が終わりましたが、委員の皆さん何かご意見ご質問はございませんでしょうか。

美濃律委員
濃厚接触者の中でPCR検査を受け、陽性だった方はいたのでしょうか。

保健給食課長(橋長忠司)
濃厚接触者で検査を受けた児童・生徒及び教職員等の人数が合計167人で、この中での陽性者は34人です。この人数は感染者の44人に含まれております。また、濃厚接触者に特定された者は、同居家族等が主な感染源であり、学校内での感染はほとんどないと考えております。

樽井弘三教育長
他にご質問ございませんでしょうか。

深堀基子委員
現在、変異株のウイルスが流行ってきておりますが、4月、5月の状況が分かりましたら教えていただけますでしょうか。

保健給食課長(橋長忠司)
令和3年度につきましては、昨日現在で陽性者数が42名、また、臨時休業が14校で、既に令和2年度の累計に近づいている状況です。

樽井弘三教育長
他にご質問ございませんでしょうか。

岡本華世委員
通っている学校の先生や児童・生徒から感染者が出ていることが不安で、学校に行きにくいというような児童・生徒はいるのでしょうか。

保健給食課長(橋長忠司)
そのような事例は複数件報告されています。
学校内ではガイドラインに沿った感染対策を行っておりますが、保護者から欠席させたい旨の相談等があった際は、個々に対応し、少しでも不安を解消できるよう努めております。

樽井弘三教育長
他にご質問ございませんでしょうか。

浦野真彦委員
濃厚接触者の定義は決まっているのでしょうか。

保健給食課長(橋長忠司)
保健所が特定するものです。
国立感染症研究所の資料によると、濃厚接触者の定義は、感染者と同居あるいは長時間の接触、適切な感染の防護なしに感染者を診察、看護若しくは介護していた者、又は感染者の体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者等と示されております。
現在学校では、基本マスクを着用しておりますので、濃厚接触者に特定される可能性は低いと考えております。

樽井弘三教育長
他に何かございませんでしょうか。

深堀基子委員
陽性者の中で重症化された方はいるのでしょうか。また、今後、陽性者数が増加した際、学校の臨時休業やリモート授業の導入等は検討されているのでしょうか。

保健給食課長(橋長忠司)
児童・生徒での認識はありませんが、教職員等の中では重症化された方がいると伺っております。

教育指導課長(杉野暁子)
現在の状況では、一斉の臨時休業の措置はとっておりませんが、児童・生徒が濃厚接触者に特定された場合は2週間の出席停止となります。そのような児童・生徒には丁寧に、それぞれの状況に合わせて学習支援等を行い、場合によってはリモートで学習支援を行っております。

樽井弘三教育長
他にご質問ございませんでしょうか。

岡本華世委員
最初の緊急事態宣言後に学校が再開された際、学校内の消毒の徹底ということで、教職員等が消毒作業に時間をたくさん割いていたかと思うのですが、現在教職員等が行う消毒の負担は、どのような状況なのでしょうか。

保健給食課長(橋長忠司)
当初学校が再開した令和2年6月末頃は、毎日、教職員等に消毒作業を行っていただいておりました。その後、ガイドラインの改訂に伴い、学校での消毒については、日ごろの清掃の中で行っていただくようになりました。そのため現在は、以前よりも少し負担が減っている状況かと思います。しかしながら、児童・生徒、教職員等がPCR検査を受けることが決まった場合は、該当クラスの教室内やトイレなどの利用箇所等、必要箇所の消毒をお願いしております。

樽井弘三教育長
他に何かございませんでしょうか。

深堀基子委員
喘息等持病を持っておられる児童・生徒もいるかと思うのですが、そのような子どもたちに対する特別な感染対策等はしているのでしょうか。

保健給食課長(橋長忠司)
配慮が必要な児童・生徒の感染リスクは非常に高いため、別室で授業を受けてもらうなど、それぞれの病状等に合わせ、個別に対応しております。

樽井弘三教育長
昨年度の4月、1月に続いて、現在、3度目の緊急事態宣言下にあります。
各学校では、感染リスクの低減を図りながら、教育活動を継続しているところであります。
前2回の緊急事態時と比較して、陽性者数は格段に多くなっており、児童・生徒を含めての学校関係者への感染も少なくありません。
こういう状況を踏まえて、各学校に対して教育委員会が指示している注意事項について、この場で共有をしておきたいと思います。
また、前回の指示内容と比べて、変わった点についても説明をお願いします。

教育指導課長(杉野暁子)
まず、授業などの教育活動については、昨年度1月の緊急事態宣言下と同様で、音楽における室内で行う合唱や、体育における密集する運動や組み合ったり接触したりする運動、また、近距離で対面形式になるグループ活動など、感染リスクの高い教育活動については、実施しないこととしております。加えて、先程ありました出席停止や不安により登校できない児童・生徒については、オンライン等を活用するなど、十分な学習支援を行うことということも学校に通知しております。
前回との指示内容と比べて変わった点については主に2点ございます。
1点目は、「校外での活動について」でございます。前回の指示内容は、「府県間の移動を伴う活動は、中止または延期すること」としておりましたが、今回においては、「府外、府内に限らず、全ての校外での学習については、中止または延期すること」という通知をしております。
2点目は、「中学校の部活動において」でございます。前回は、活動内容や活動時間を一部制限しておりましたが、校内での練習は可能としておりました。
今回については、部活動は原則休止としております。

樽井弘三教育長
不安で登校できていない子どもは何人くらいいるのか、把握できていたらお願いします。

教育指導課長(杉野暁子)
今現在把握している人数は、小中合わせて30人程度でございます。

樽井弘三教育長
そのような子どもたちへの学習支援はどのようにされているのでしょうか。

教育指導課長(杉野暁子)
現時点では、課題を提示してそれをやりとりする学習支援が多いです。
今後、授業の様子をオンラインで視聴したり、やりとりしたりできるような学習支援を検討している学校もあります。

樽井弘三教育長
他にご質問等ございませんでしょうか。

浦野真彦委員
感染した児童・生徒に対するいじめ等については大丈夫なのでしょうか。

教育指導課長(杉野暁子)
現時点ではいじめ等については把握しておりませんが、危惧されることであります。つきましては、学校に対して十分注意するよう指導しております。

樽井弘三教育長
他にご質問ございませんでしょうか。

深堀基子委員
学校のクラブ活動は中止されていると思うのですが、臨時休業になっている学校に通う子どもたちが、学校施設を使う外部のクラブ活動に参加していたりするのでしょうか。また、その場合、子どもたちへの指導はどこまでされているのでしょうか。

保健給食課長(橋長忠司)
臨時休業期間中については、小中学校のグラウンド等の使用は原則禁止しております。また、保護者への案内メールでは、臨時休業中の子どもたちの外出は、できるだけ控えるようお願いしております。

教育次長(土井恵一)
現在、教育委員会の所管している学校を含めた各施設については、全て利用停止しております。また、教育委員会所管外の文化施設やスポーツ施設等につきましても、全て貸し出しは停止しておりますので、公共施設を活用した活動については全て停止している状況と考えます。

樽井弘三教育長
他に何かございませんでしょうか。
それでは、本件は報告案件でございますので、これをもって終了いたします。
以上で、本日の日程がすべて終了いたしましたので、閉会といたします。

(午後3時28分閉会)