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平成31年第4回高槻市教育委員会定例会会議録

ページID:004764 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

平成31年4月16日(火曜日)午後3時00分、平成31年第4回高槻市教育委員会定例会を教育委員会室に招集した。

出席委員(5人)

樽井 弘三 教育長
中村 公美子 委員
八十 祐治 委員
深堀 基子 委員
美濃 律 委員

説明のために出席した事務局職員の職、氏名

教育管理部長 平野 徹
教育指導部長 横山 寛
教育管理部部長代理 田中 宏和
教育管理部参事兼城内公民館長 加納 彰
教育管理部参事兼中央図書館長 境谷 圭太
教育指導部部長代理 田中 健文
総務課長 木下 諭
学務課長 丹羽 正裕
保健給食課長 橋長 忠司
地域教育青少年課長 原田 由美子
文化財課長 宮崎 康雄
文化財課主幹 中西 裕樹
教育指導課長 青野 淳
教職員課長 「桒」の画像原 雅彦
教職員課主幹 岩佐 知美
教育センター所長 藤田 卓也
学務課課長代理 今福 幸正
学務課副主幹 北尾 利昭
保健給食課課長代理 松岡 創
地域教育青少年課課長代理 矢野 幸広
しろあと歴史館長兼歴史民俗資料館長 西本 幸嗣
城内公民館副主幹兼三箇牧公民館長 小林 勝男
教育指導課課長代理 丸山 ち子
教育指導課副主幹 武藤 亮
教育指導課副主幹 堀 晶恵
教育指導課副主幹 杉野 暁子
教育センター所長代理 西田 太郎
教育センター副主幹 村上 良子
教育センター副主幹 山本 佐和子
教育センター副主幹 中村 吉博
子ども未来部長 万井 勝徳
子ども未来部部長代理 白石 有子
保育幼稚園総務課長 野谷 研介
総務課副主幹 奥 博志

議事日程

日程第1 報告第2号 平成30年度中学生チャレンジテスト(1・2年生)の結果について

日程第2 報告第3号 平成30年度高槻市学力テスト(6年生)の結果について

日程第3 承認第2号 高槻市教育委員会人事異動の承認について

日程第4 承認第3号 高槻市立小・中学校教職員人事内申の承認について

日程第5 承認第4号 高槻市教育委員会事務局組織規則中一部改正について

日程第6 承認第5号 高槻市立幼稚園条例施行規則中一部改正について

日程第7 承認第6号 高槻市教育委員会表彰被表彰者決定の承認について

日程第8 議案第13号 元号を改める政令の施行に伴う関連規則の整理に関する規則の制定について

日程第9 承認第7号 教職員人事の内申について

( 午後3時00分開会 )

樽井弘三教育長
ただいまから、平成31年第4回高槻市教育委員会定例会を開会いたします。

なお、本日の会議に傍聴の希望がございましたので、許可をいたしております。

本日の会議の出席者は、5名でございます。なお、本日の会議の署名委員は、中村委員 八十委員にお願いいたします。

樽井弘三教育長
ここで、会議録の承認をお願いいたします。本日は、平成31年第3回定例会会議録の承認をお願いいたします。会議録の朗読を省略してご異議ございませんか。

(異議なし)

(署名委員 会議録署名)

樽井弘三教育長
それでは、議事に入ります。

日程第1、報告第2号、「平成30年度中学生チャレンジテスト(1・2年生)の結果について」を議題といたします。報告を求めます。

教育指導部長(横山寛)(報告)
ただいま上程されました、日程第1、報告第2号「平成30年度中学生チャレンジテスト(1・2年生)」の結果につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。

チャレンジテストは、1・2年生は平成26年度より、3年生は平成28年度から実施しております。
昨年度の1・2年生のチャレンジテストにつきましては、全生徒を対象に、1月10日(木曜日)に実施いたしました。調査内容は、第1学年では国語、数学及び英語の3教科、第2学年では国語、社会、数学、理科及び英語の5教科でございます。また、各教科の調査に併せて、生徒に対するアンケートを各教科2項目ずつ実施いたしました。

本調査の目的ですが、5点ございます。
1つ目は、大阪府教育委員会が、府内における生徒の学力を把握・分析することにより、大阪の生徒の課題の改善に向けた教育施策及び教育の成果と課題を検証し、その改善を図ること。
2つ目は、市町村教育委員会や学校が、府内全体の状況との関係において、生徒の課題改善に向けた教育施策及び教育の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、そのような取組を通じて、学力向上のためのPDCAサイクルを確立すること。
3つ目は、学校が、生徒の学力を把握し、生徒への教育指導の改善を図ること。
4つ目は、生徒一人ひとりが、自らの学習到達状況を正しく理解することにより、自らの学力に目標を持ち、また、その向上への意欲を高めること。
最後の5つ目は、大阪府教育委員会は、調査結果を活用し、大阪府公立高等学校入学者選抜における評定の公平性の担保に資する資料を作成し、市町村教育委員会及び学校に提供すること、でございます。

調査結果の公表につきましては、平成28年4月の教育委員会定例会において決議いただいておりますとおり、全国学力・学習状況調査と同様に、学校別結果の公表は行わないこととなっております。
この決定をふまえ、本調査の結果について教育委員のみなさまに配付させていただくとともに、市ホームページにも掲載する予定でございます。
なお、結果等につきましては、この後、教育指導課長より説明させていただきます。

以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくお願い申し上げます。

教育指導課長(青野淳)(説明)
私からは、平成30年度中学生チャレンジテスト(1・2年生)の概要及び結果について説明させていただきます。

A3版の資料をご覧ください。
昨年度、市内全ての中学校第1、2学年で実施いたしましたチャレンジテストは、1年生では国語・数学・英語の3教科を、2年生では国語・社会・数学・理科・英語の5教科について調査を行いました。なお2年生の社会と理科の調査につきましては、各学校の年間カリキュラムでの指導内容によって、各学校が調査問題を選択することとしており、本市では、社会科につきましては、A・B2種類の調査問題に対して、全中学校が問題Aを選択し、問題Bを選択した学校はございませんでした。理科につきましてはA・B2種類の調査問題に対し6校が問題Aを、残り12校が問題Bを選択いたしました。社会の結果につきましては、問題Bを選択した学校が本市ではございませんでしたので、資料の中には掲載しておりません。
さて、資料左中段に位置する「学年・教科別正答率比較(対大阪府)」の表をご覧ください。
1年生では、3教科すべてにおいて大阪府の平均点を2.7から7.1点上回り、2年生でも、5教科すべてにおいて1.7点から7.5点上回る結果となりました。

続きまして、右側の得点分布グラフをご覧ください。
1・2年生ともに各教科の得点分布については、英語科および理科Aで大阪府と比較して低得点層が少なく、高得点層が多くなっております。その他の教科は、大阪府とほぼ同様の結果でございます。
グラフ下の領域別結果の表をみていただきますと、1・2年生合わせて、調査内でのほぼすべての領域において大阪府平均点を上回りました。特に英語科の「読むこと」の領域では、1年生は5.3点、2年生は5.1点、大阪府平均点を上回る結果となりました。一方、2年生理科Bの「地学的領域」のみ大阪府平均点より0.2点下回りました。

次に、資料の裏面「生徒に対するアンケートの結果」をご覧ください。ここでは各教科において、生徒に対するアンケートを2項目ずつ実施いたしました。
1つ目の「授業の内容がよくわかる」という質問での肯定的な回答の割合について、昨年度は、2年生数学で大阪府の平均値を下回っていました。今年度は、2年生理科でやや下回るものの、それ以外の教科では、肯定的な回答の割合が大阪府の平均値を上回っています。
次に、各教科の思考力・判断力・表現力等を身につけるための学習活動の状況を問う2つ目の項目では、昨年度に引き続き、いずれの学年・教科において、肯定的に回答した生徒の割合が大阪府平均を上回っております。中学校区で取り組んできている授業改善の成果が継続して出ていると考えております。

以上、平成30年度チャレンジテスト(1・2年生)の概要及び結果について説明させていただきました。

樽井弘三教育長
ただいま、報告が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問ご意見はございませんでしょうか。

深堀基子委員
高槻市は英語教育に力を入れていると思うのですが、中学1・2年生においても、英語の点が大阪府の平均点を大きく上回っています。大阪府内の他市と比べて高槻市の英語教育の優れていると思われるところをお聞かせください。

教育指導課長(青野淳)
本市では、英語科の教員の指導力向上に関する研修に以前から取り組んでおり、中学校においては4技能のバランスの取れたコミュニケーション能力の育成に努めております。また、小学校における英語教育においても教員研修を計画的に実施し、来年度の5・6年生の外国語の教科化に向けて全小学校で平成30年度より先行実施しており、3・4年生で週1時間、5・6年生で週2時間の外国語の授業を実施しております。このような小中連携した英語の授業作りの取組の成果の結果が出てきているものと考えております。

深堀基子委員
生徒に対するアンケートの結果では、「授業の内容がよくわかる」という問いに、肯定的な回答をする生徒が年々増えているのは、わかりやすい授業改善の成果とわからない生徒への細かな配慮・支援があってのことだと思いますが、それでも、否定的な回答の生徒もどの教科においても約2割程度います。その生徒たちへの指導も引き続きよろしくお願いいたします。

樽井弘三教育長
他に何かございませんでしょうか。

中村公美子委員
調査の目的の(3)と(4)ですけれども、これは学校そして生徒がこの結果をもとに個人の課題を見つけて、さらなる学力向上をめざそうということだと思うのですが、具体的にはどのようなことをしているのか。どのように個人の結果を学校が生かしているのか教えていただけますでしょうか。

教育指導課長(青野淳)
1・2年生のこういったテストの結果につきましても、3月中に各学校から生徒および保護者宛に生徒一人ひとりの結果を個人票で提供しております。個人票には生徒個人のすべての問題の解答結果と大阪府の正答率、領域や問題形式別の得点などが記載されておりますので、今の自分の得意な分野、苦手な分野などがわかるようになっております。

中村公美子委員
それを学校としては個人に対して、課題を把握して、そこを指導に生かしたりとかはしているのでしょうか。

教育指導課課長代理(丸山みち子)
個人の苦手なところということにつきまして、学校におきましても授業の中で解説するように取り組んでおります。苦手なところというものは傾向がございますので、そういうことについて、全体としても指導してまいりますし、個人への指導というところも実施しております。

中村公美子委員
このテストによって、高槻市全体が大阪府の中でどのくらいの学力レベルにあるかということはよくわかるのですけれども、高槻市の中の18校では学校によってバラつきがあるということ否めないと思います。ものすごくいい結果を出す学校もあればその逆もあって、その平均がこの結果というわけだと思うのですけれども、厳しい環境にある家庭というのが多くある学校で、実際この結果というのをどのように生かすことができているのか、個人結果をどのようにその生徒一人ひとりの改善のために生かせているのか、その辺はこのチャレンジテストだけに限らずこういったテストを受けるからには、もう少しきめ細かい具体的改善策というのを考えていく必要があるのではないかなと思います。

教育指導課長(青野淳)
今後につきましても、現在やっております少人数の習熟度別授業、もしくはそういったICTを活用した授業等を実施するなど、きめ細やかな学習指導の充実に努めていきたいというふうに考えております。

樽井弘三教育長
他に何かございませんでしょうか。

樽井弘三教育長
無解答率というものがあります。どのテストでも無解答の子どもというのはいるのですけれども、学びに向かう力、資質能力の1つの指標ですけれども、学びに向かう力を見る上で、無解答率の大きい小さいというのは大きな参考になると思っています。それで、例えば選択をして、下から選ぶだけでもいいのに無解答の子ども、明らかに私はできない、もういいというような諦めというか、そういうような子どもたちもいると思います。そこにどう手立てをしていくのか、これは非常に大きな問題だというふうに思っています。おそらく高槻の経験からいうと、それほど無解答の子はいないだろうと思いますけれども、その状況とその子どもたちに対して、それこそが最も低学力層だと思うのですけれども、いろんな意味でやる気を失った、そういう子どもだと思うのですが、どんな手立てを今打っているのか、その辺りを確認したいのでお願いしたいのですが、ありますでしょうか。

教育指導課長(青野淳)
無解答率に関しましては、今教育長からお話ありました選択問題、それから記述問題についての傾向ですけれども、まず大阪府の平均よりも全体的に無解答率は低い状況です。記述問題に注目しましても他の選択肢や短答式といった問題と比較し、無解答率は高い状況があり、学習内容は学習者知識をもとに説明したり求めたりすることについてはまだ課題があるかなというふうに思います。ただ、先ほどお話ありました、選択問題の無解答率に関してもほぼ全ての問題で大阪府の平均よりも低く、多くの問題がだいたい0から1.5%の範囲にあり、調査に対して多くの生徒が解答しようと取り組んでいる状況がわかります。ただ、国語の最後の問題になりますと古典の範囲の選択問題、もしくは英語の最後の問題にあたる英語の質問に対してさらに英語で答えるというような選択問題があるのですが、これは1・2年生ともに他の選択肢よりもやや無解答率が高く、これはわかりませんけれども、解答時間が最後足りなかったのか、または難しくて解答を諦めてしまった可能性が考えられます。ただ、難しいと感じる問題に対しても、直面してもあきらめずに自分の知識や考え方をもとに解き進めようという力の育成を視野に入れた取組が必要だと考えております。

樽井弘三教育長
個別の学力の向上と、それから学校ごとの学力を向上させるための授業改善、そんなことに今後生かしてもらうというふうに思いますのでよろしくお願いします。

樽井弘三教育長
他に何かございませんでしょうか。
それでは、本件は報告案件でございますので、これをもって終了いたします。

続きまして、日程第2、報告第3号、「平成30年度高槻市学力テスト(6年生)の結果について」を議題といたします。報告を求めます。

教育指導部長(横山寛)(報告)
ただいま上程されました、日程第2、報告第3号「平成30年度高槻市学力テスト6年生の結果概要」の報告につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。

平成28年度より実施しております本テストですが、昨年度より、5年生を4月に、6年生を1月に実施しております。今回ご報告します結果につきましては、6年生を対象に平成31年1月10日に実施したものとなります。

本調査の目的は、3点ございます。
1つ目は、高槻市教育委員会が、児童の学力を把握・分析することにより、高槻市の児童の課題改善に向けた教育施策及び教育の成果と課題を検証し、その改善を図ること。
2つ目は、学校が、児童の学力を把握し、児童への指導の充実や学習状況の改善等に役立てるとともに、学力向上に関する継続的な検証改善サイクルを確立すること。
3つ目は、児童一人ひとりが、自らの学習の実現状況を正しく理解し、自らの学力に目標を持つことで、学力向上への意欲を喚起すること、でございます。

また、小学校6年生、中学校3年生で行われる「全国学力・学習状況調査」、中学校1年生から3年生で行われる大阪府「中学生チャレンジテスト」の結果と合わせて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立していきたいと考えております。

調査結果の公表につきましては、「全国学力・学習状況調査」、「中学生チャレンジテスト」と同様に、学校別結果の公表は行わないこととしております。

なお、結果等につきましては、この後、教育指導課長より説明させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

教育指導課長(青野淳)(説明)
私からは、平成30年度高槻市学力テスト6年生の概要及び結果について説明させていただきます。

A3版の資料をご覧ください。
資料左側下段に位置する「教科・区分別正答率」の表をご覧ください。
本テストは、「目標値」に対しての到達状況を見ることができるのが特徴です。「目標値」とは、学習指導要領に示された内容について、設問ごとに正答できることを期待した児童の割合を示したものです。また、「全国平均」とは、同一調査を同一時期に実施した6年生児童約10万人の平均値となります。国語・算数の基礎・活用ともに目標値を上回り、全国平均ともほぼ差の無い結果となっております。
資料右側のレーダーチャート図をご覧ください。
領域と観点別の正答率を全国平均値を50として比較したものです。
各教科別にみますと、「国語」の領域では、「言語」に関する事項や、「読む」ことに関する事項は、「領域」「観点」ともに、全国平均とほぼ同様の結果となりました。中でも、漢字の読み書きや物語・説明文の読解については良好な結果でした。
昨年度から引き続きの課題であります「書く」については、複数の条件に合わせて自分の考えを書く問題が出題されています。約7割の児童が、指定された字数で書くことができていますが、全ての条件に合わせて書くことができている児童は約3割にとどまります。「書くこと」の指導においては、どのような視点でまとめるかなど、各教科の見方・考え方に応じた「書く力」を6年間で系統的に身につけていくことが必要です。
次に「算数」では、全ての領域で全国平均を上回り、特に文字や比を使って答えを求めるなどの「数量関係」に成果が見られます。また、分数の計算や図形の作図など「数量や図形についての技能」についても良好な結果でした。
一方で、分数、比、式の意味や、それがどのような場面を表しているかなどを答える問題に課題が見られました。数の性質や計算の仕方などを考察し説明をする場面を設定するなど、思考力・判断力・表現力を育成する授業改善が必要だと考えております。
調査結果返却後には、各学校での調査結果を効果的に分析・活用できるように「活用説明会」を2月に実施しました。課題の改善に向けて、具体的な取組を考えることで学力向上に関する組織的・継続的な検証改善サイクルを確立することができるようにしております。

以上簡単ではございますが、平成30年度高槻市学力テスト6年生の概要及び結果について説明させていただきました。

樽井弘三教育長
ただいま、報告が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問ご意見はございませんでしょうか。

深堀基子委員
「評価・区分別正答率」の表で、目標値は全てクリアしていますが、国語の基礎が全国を下回っています。以前から「書く力」に課題があると言われてきました。今回も「書く力」を6年間で系統的に身につけていくことが必要と書かれていますが、「書く力」を伸ばすためにはどのような指導が効果的だとお考えですか。

それともう1点、各学校での調査結果を効果的に分析・活用できるように活用説明会を2月に実施したとありますが、全小学校で課題の改善に向けた共通認識が持たれることはいいことだと思います。ここでお聞きしたいのですが、この活用説明会に参加されたのは各学校から何名くらいで、全体で何名くらいの参加があったのでしょうか。

教育指導課長(青野淳)
まず1点目の「書く」領域が低い、今後の手立ても含めてということなのですけれども、結果の分析では申し上げたとおり、「書くこと」については7割以上がある程度まとまった文章を書くことができていることから、書くことに抵抗感がなく、取り組む姿勢が見てとれます。しかしながら全ての条件に合わせて書くことができている児童が3割にとどまることから、誰に何のために伝えるかなど、伝える相手を意識して書く力、また根拠を明確にして説明するなどの力などを育成することが必要だというふうに考えております。
今後の具体的な手立てとして、今現在でも、例えば各学校では国語の時間等を活用して、辞書の日常的な活用を促進したり、6年間系統的に言語に関する学習を進めている学校もございます。また、昨年度では川西中学校区、今年度は如是小学校を教育センターの言語能力の育成のモデル校に指定しており、国語科を中心とした全教科において言語能力の育成に向けての研究を進めているところでございます。このような市内の取組も全小中学校に発信していきたいと考えております。

2点目の活用説明会につきましては、各校1名、41名の参加がありました。参加した教員が各学校に戻り、他の教員とともにテスト結果から課題を把握し、授業作りの取組が繋げていけるよう、説明会では分析方法等を提示しております。

中村公美子委員
この高槻市の学力テストは、6年生は6年生の1月に受けてという結果なのですけれども、6年生は6年生の一番最初4月に全国学力・学習状況調査を受けていると思います。その全国学力テストの結果が返されて大体4・5ヵ月後に高槻市の学力テストを受けているということになるのですけれども、その4・5ヵ月の間での変化というのは見られるのでしょうか。

教育指導課長(青野淳)
4・5ヵ月の中での大きな変化というところについてはあまりないかなというふうに考えております。

中村公美子委員
例えば全国学力テストの時には、「書くこと」に関しては、この6年生が4月の段階で全国と比べてA問題では上回っている。B問題では全国とほぼ同じ、という結果だったと思うのですけれども、今回の高槻の学力テストでは「書くこと」に課題が見られるというふうに分析されています。もちろんこの2つの学力テストでいう、全国というものが違うので、そこで若干違う結果が出ることになるというのはわかるのですけれども、その辺を教育委員会としてどのように受け止めていて分析して、全国学力テスト・高槻市の学力テスト、そしてチャレンジテストをどう関連付けて活用していくのかというのを。このテストを受けた後にはこのテスト結果だけというのでは、時間を費やしている中で勿体ないなと思うので、さらに生かすことができるようにお願いしたいと思います。

美濃律委員
国語科も算数科もレーダーチャートの観点のところで、関心・意欲・態度というのが全国平均50より下回っていると思うのですが、これに対して何か対策というか、何かされようとしていることはあるのでしょうか。

教育指導課長(青野淳)
国語・算数への関心・意欲・態度というのが、低いことについてなのですけれども、国語では、CDで流された話し合いの内容を聞き取り答える問題、もしくはグラフ等の資料を含む説明文を読んで内容について答える問題、与えられた複数の条件に従い、自分の意見を200字以内で書く問題になります。算数では縮図について学んだことを活用しながら実際の長さを求めるなど主に思考力・判断力・表現力を問う問題に該当します。
いずれの教科におきましても、図やグラフといった資料から読み取れる内容について理解し、説明する問題など、回答に複数のステップが必要であったりするものが該当します。学習課題に向き合い、粘り強く考える力、これを授業の中でしっかり身につけていくような取組を進めていきたいというふうに考えております。

樽井弘三教育長
面倒くさい問題について、どう頑張るのかということですね。このテストからわかる関心というのは。わかりました。

このテストは平成28年度から実施をしているものだと思うのです。3年が終わったのですね。1つ振り返って総括をする時期が来ているかなというふうには思います。それと、平成28年に同時に始まったのが連携型小中一貫教育です。これは完全実施されているということなので、連携型小中一貫教育の狙いというのは学力向上です。学習指導の一貫だというふうに思います。生徒指導・学習指導・地域連携といいますけれども、やはり主たるものは学習指導。そういったことからすると、この3年間、連携型小中一貫教育のシステム変更の中でこのテストをやってきているわけですね。5・6年生、最もポイントになる高学年。そういう意味で連携型小中一貫教育を視野に入れた、踏まえた結果というか、検証というか、今わかる状況だけでいいので、少しご説明いただけませんでしょうか。

教育指導課長(青野淳)
この本テストや全国学力・学習状況調査の結果からも少しずつ結果は向上しております。また小学校5・6年、そして中1といった小中一貫教育の中期は、抽象的な学習内容が増え、学習内容が難しいと感じる児童生徒が増える時期でもありますが、学習した内容の長期的な定着や学習した内容を活用した表現する力の育成など意識した授業改善がこの小中一貫教育を進める中でも、進んでいったというふうに考えております。ただ、中学校区に結果を引き継ぎ、成果や課題を共有するということにも取り組んでおりますけれども、やはり教員等の打ち合わせ等の時間の確保等については、今後の課題もあるかなというふうに考えております。

樽井弘三教育長
つまり連携型小中一貫教育は学習指導上成果は見られる、だけど連携型であるが故の課題が、克服するにはいくつかあるということで整理してよろしいでしょうか。

樽井弘三教育長
他に何かございませんでしょうか。
それでは、本件は報告案件でございますので、これをもって終了いたします。

続きまして、日程第3、承認第2号、「高槻市教育委員会人事異動の承認について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

教育管理部長(平野徹)(提案理由説明)
ただいま上程されました、日程第3 承認第2号、高槻市教育委員会人事異動の承認について、提案理由をご説明申し上げます。

本件につきましては、「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規定により、教育長が臨時代理しましたもののご承認をお願いするものでございます。

今回の人事異動につきましては、市全体で総数323名の発令がなされており、定年退職等によって生じた職員構成の変化及び施設の新設や、事業の終了等に伴う機構の変更に対応し、4月以降についての組織体制を維持していくため、必要最低限の人事異動を行っております。

それでは、教育委員会における人事異動についてご説明申し上げます。
まず、事務局の新規採用者は大阪府教育委員会からの割愛を含めまして6名、定年後の新規再任用職員が1名の計7名でございます。事務局管理職の異動としましては、再任用及び割愛職員を含めまして、部長代理級1名、課長級3名、副主幹級5名、主査級3名の合計12名でございます。事務局一般職につきましては、再任用を含めまして、10名でございます。また、他部局への出向が管理職一般職あわせまして、4名でございます。
次に、学校関係の異動でございますが、校務員再任用1名、任期付教育職員19名の計20名を新規採用し、校務員3名、給食調理員26名、任期付給食調理員2名、任期付教育職員3名の配置換えを行っております。
幼稚園関係の異動につきましては、保育教諭として新規採用された5名、任期付保育教諭として採用された5名の計10名を幼稚園教諭として任命しております。
管理職として、園長及び副園長の異動が8名で、うち昇格が2名、一般職の異動につきましては、幼稚園教諭が13名、任期付幼稚園教諭が1名でございます。また、市長部局への出向は再任用を含めまして4名となっております。

なお、平成30年10月以降、平成30年10月20日付けで1名、平成30年10月31日付けで1名、平成31年3月末付けで11名の計13名の退職がございましたので併せてご報告いたします。
それぞれの人事異動の詳細につきましては、議案書のとおりです。

以上、誠に簡単な説明でございますが、よろしくご審議のうえ、ご承認いただきますようお願い申し上げます。

樽井弘三教育長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。

樽井弘三教育長
よろしいでしょうか。
それでは、無いようですので、採決に入ります。承認第2号、「高槻市教育委員会人事異動の承認について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。

(異議なし)

樽井弘三教育長
ご異議が無いようですので、本件は原案どおり承認されました。

続きまして、日程第4、承認第3号、「高槻市立小・中学校教職員人事内申の承認について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

教育指導部長(横山寛)(提案理由説明)
ただいま上程されました、日程第4、承認第3号「高槻市立小・中学校教職員人事内申の承認について」提案理由のご説明を申し上げます。

本件は、平成30年度末・平成31年度当初の高槻市立小・中学校教職員一般職の人事異動につきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第38条の規定に基づき、平成31年3月7日に議案書のとおり大阪府教育委員会に対しまして内申をいたしましたので、これについて承認をお願いするものでございます。
内申にあたりましては、高槻市教育委員会規則第5号「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規定に基づき、教育長が臨時代理として決裁をいたしたところでございます。
なお、平成31年度の人事異動の概略につきましては、「転出入一覧」のとおりでございます。

以上、誠に簡単ではございますが、「高槻市立小・中学校教職員人事内申」につきまして提案理由の説明とさせていただきます。ご承認いただきますようよろしくお願いいたします。

樽井弘三教育長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。

樽井弘三教育長
よろしいでしょうか。
それでは、無いようですので、採決に入ります。承認第3号、「高槻市立小・中学校教職員人事内申の承認について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。

(異議なし)

樽井弘三教育長
ご異議が無いようですので、本件は原案どおり承認されました。

続きまして、日程第5、承認第4号、「高槻市教育委員会事務局組織規則中一部改正について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

教育管理部長(平野徹)(提案理由説明)
ただいま上程されました、日程第5、承認第4号「高槻市教育委員会事務局組織規則中一部改正」について、提案理由をご説明申し上げます。

本件につきましては、平成31年4月1日付けの人事異動に伴い、「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規定により、教育長が臨時代理しましたもののご承認をお願いするものでございます。

改正の内容は、第5条(職の設置)において、教育センターに所長代理の職を置くことができること。
第8条(担任事務)において、教育指導部の参事の職を削除すること。

の2点でございます。
なお、附則での改正ですが、高槻市教育委員会事務決裁規則において所要の改正を行っております。

以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくご審議の上、ご承認いただきますよう、お願い申し上げます。

樽井弘三教育長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。

樽井弘三教育長
よろしいでしょうか。
それでは、無いようですので、採決に入ります。承認第4号、「高槻市教育委員会事務局組織規則中一部改正について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。

(異議なし)

樽井弘三教育長
ご異議が無いようですので、本件は原案どおり承認されました。

続きまして、日程第6、承認第5号、「高槻市立幼稚園条例施行規則中一部改正について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

子ども未来部長(万井勝徳)(提案理由説明)
ただいま上程されました、日程第6、承認第5号「高槻市立幼稚園条例施行規則中一部改正」について、提案理由のご説明を申し上げます。

本件につきましては、先般の3月市議会において、平成31年4月1日付けで高槻市立柱本幼稚園を廃園すること等を定める「高槻市立幼保連携型認定こども園条例中一部改正」案が可決されたことに伴い、「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規定により、教育長が臨時代理しましたもののご承認をいただこうとするものでございます。
改正の内容は、定員を定めている別表から柱本幼稚園の項を削除するものでございます。

以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくご審議の上、ご承認いただきますよう、お願いいたします。

樽井弘三教育長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。

樽井弘三教育長
よろしいでしょうか。
それでは、無いようですので、採決に入ります。承認第5号、「高槻市立幼稚園条例施行規則中一部改正について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。

(異議なし)

樽井弘三教育長
ご異議が無いようですので、本件は原案どおり承認されました。

続きまして、日程第7、承認第6号、「高槻市教育委員会表彰被表彰者決定の承認について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

教育管理部長(平野徹)(提案理由説明)
ただいま上程されました、日程第7 承認第6号、高槻市教育委員会表彰被表彰者決定の承認につきまして、提案理由をご説明申し上げます。

本件につきましては、「高槻市立の学校に在籍する教職員の表彰に関する規程」に基づく表彰でございまして、「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規定により、教育長が臨時代理しましたもののご承認をお願いするものでございます。

今回の表彰につきましては、本市の市立の学校に在籍し、平成30年度に退職されました教職員の方々に対する表彰で、20年以上の長きにわたり職務に精励され、教職員の表彰に関する規程第5条に基づく「永年勤続表彰」に該当する方々でございます。
平成30年度の表彰対象者は、校長で退職された方が6名、指導教諭で退職された方が5名、教諭で退職された方が25名、養護教諭で退職された方が1名、栄養教諭で退職された方が3名、副主査で退職された方が1名の、計41名の方々でございます。
なお、氏名等につきましては、議案書のとおりです。

以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくご審議の上ご承認いただきますようお願い申し上げます。

樽井弘三教育長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。

樽井弘三教育長
よろしいでしょうか。
それでは、無いようですので、採決に入ります。承認第6号、「高槻市教育委員会表彰被表彰者決定の承認について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。

(異議なし)

樽井弘三教育長
ご異議が無いようですので、本件は原案どおり承認されました。

続きまして、日程第8、議案第13号、「元号を改める政令の施行に伴う関連規則の整理に関する規則の制定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

教育管理部長(平野徹)(提案理由説明)
ただいま上程されました、日程第8、議案第13号「元号を改める政令の施行に伴う関係規則の整理に関する規則の制定について」の提案理由をご説明申し上げます。

本件は、平成31年4月1日に「元号を改める政令」が公布され、来る5月1日から、元号が「平成」から「令和」に改められることに伴い、「平成」という元号が記載されている16規則の様式等につきまして、新元号の「令和」に改正するものでございます。
改正の内容は、次の3点でございます。
1点目は、申請書の提出日、あるいは許可書の許可日などに、「平成」と記載されている場合は、これを「令和」に改めます。
2点目は、申請日や許可日の欄に元号の記載がない場合につきましては、新たに「令和」を加えました。
3点目は、生年月日の欄におきまして、明治、大正、昭和、平成のいずれかに〇印をつけるものにつきましては、空白とします。
この改正は、附則において、令和元年5月1日から施行することといたしております。
なお、経過措置としまして、附則第2条第2項において、従前の様式についても訂正の上、使用できることといたします。

以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくご審議のうえ、ご可決いただけますよう、お願い申し上げます。

樽井弘三教育長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。

樽井弘三教育長
よろしいでしょうか。
それでは、無いようですので、採決に入ります。議案第13号、「元号を改める政令の施行に伴う関連規則の整理に関する規則の制定について」を原案どおり可決してご異議ございませんか。

(異議なし)

樽井弘三教育長
ご異議が無いようですので、議案第13号は、原案どおり可決されました。

続きまして、日程第9、承認第7号、「教職員人事の内申について」を議題といたします。

中村公美子委員
ただいま議題とされました案件は、人事案件ですので、秘密会にしてはいかがでしょうか。

樽井弘三教育長
ただいま、中村委員より、本件は、人事案件にあたるので、秘密会にしてはとの発議がございましたが、委員の皆さん、秘密会にしてご異議はございませんか。

(異議なし)

樽井弘三教育長
ご異議がないようですので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項ただし書きの規定に基づき秘密会といたします。

-秘密会-

樽井弘三教育長
以上で、本日の日程がすべて終了いたしましたので、閉会といたします。

( 午後3時56分閉会 )