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平成30年11月20日(火曜日)午後3時00分、平成30年第12回高槻市教育委員会定例会を教育委員会室に招集した。
出席委員(5人)
樽井 弘三 教育長
中村 公美子 委員
八十 祐治 委員
深堀 基子 委員
美濃 律 委員
説明のために出席した事務局職員の職、氏名
教育管理部長 平野 徹
教育指導部長 横山 寛
教育管理部参事兼城内公民館長 加納 彰
教育管理部参事兼中央図書館長 境谷 圭太
教育指導部部長代理 佐藤 美恵
教育指導部参事兼教職員課長 北堂 薫
総務課長 木下 諭
学務課長 丹羽 正裕
保健給食課長 橋長 忠司
地域教育青少年課長 原田 由美子
文化財課長 宮崎 康雄
文化財課主幹 中西 裕樹
教育指導課長 青野 淳
教育センター所長 田中 健文
教育センター主幹 藤田 卓也
総務課副主幹 山本 佐和子
学務課課長代理 今福 幸正
保健給食課課長代理 松岡 創
地域教育青少年課課長代理 矢野 幸広
文化財課課長代理 栗田 智子
文化財課副主幹兼埋蔵文化財調査センター所長 橋 公一
しろあと歴史館長兼歴史民俗資料館長 西本 幸嗣
教育指導課副主幹 丸山 みち子
教育指導課副主幹 堀 晶恵
子ども未来部長 万井 勝徳
保育幼稚園総務課長 野谷 研介
保育幼稚園総務課主幹 山口 大輔
保育幼稚園事業課長 北川 雅士
総務課副主幹 奥 博志
議事日程
日程第1 議案第42号 公立学校児童生徒教育費補助規則中一部改正について
日程第2 議案第43号 高槻市立幼稚園条例中一部改正原案について
日程第3 議案第44号 高槻市立日吉台幼稚園の用地及び建物の用途廃止について
日程第4 議案第45号 高槻市立柱本幼稚園の今後の運営について
日程第5 議案第46号 平成30年度歳入歳出補正予算(第5号)教育費原案について
( 午後3時00分開会 )
樽井弘三教育長
ただいまから、平成30年第12回高槻市教育委員会定例会を開会いたします。
なお、本日の会議に傍聴の希望がございましたので、許可をいたしております。
本日の会議の出席者は、5名でございます。なお、本日の会議の署名委員は、深堀委員 美濃委員にお願いいたします。
樽井弘三教育長
ここで、会議録の承認をお願いいたします。本日は、平成30年第11回定例会会議録の承認をお願いいたします。会議録の朗読を省略してご異議ございませんか。
(異議なし)
(署名委員 会議録署名)
樽井弘三教育長
それでは、議事に入ります。
日程第1、議案第42号、「公立学校児童生徒教育費補助規則中一部改正について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
教育管理部長(平野徹)(提案理由説明)
ただいま、上程されました、日程第1、議案第42号の公立学校児童生徒教育費補助規則中一部改正について、提案理由を説明申し上げます。
今回の改正は、小学校入学準備金の入学前支給を今年度から実施するにあたり、「公立学校児童生徒教育費補助規則」の一部改正を行うものでございます。具体的な内容につきましては、参考資料の新旧対照表にて説明させていただきます。
改正する内容といたしましては、入学前支給の対象である翌年度入学予定である児童が、申請対象者として含まれることを規則に明記する必要がありますため、第2条第1項中「在籍する児童生徒」の次に「(翌年度に小学校入学予定の児童を含む。)」を加えるものでございます。
以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくご審議のうえ、ご可決を賜りますよう、お願い申し上げます。
樽井弘三教育長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。
樽井弘三教育長
よろしいでしょうか。
それでは、無いようですので、採決に入ります。議案第42号、「公立学校児童生徒教育費補助規則中一部改正について」を原案どおり可決してご異議ございませんか。
(異議なし)
樽井弘三教育長
ご異議が無いようですので、議案第42号は、原案どおり可決されました。
続きまして、日程第2、議案第43号、「高槻市立幼稚園条例中一部改正原案について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
子ども未来部長(万井勝徳)(提案理由説明)
ただいま上程されました、日程第2 議案第43号 高槻市立幼稚園条例中一部改正原案につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
本件につきましては、きたる12月市議会定例会に上程されるものですが、それに先がけ原案決定をお願いするものでございます。
本改正は、認定こども園配置計画に基づく民営化に伴い、対象となる市立日吉台幼稚園を廃止いたそうとするもので、高槻市民営化認定こども園運営事業者選定委員会において平成30年11月5日付けでなされた決議に基づき、当該幼稚園を民間の認定こども園として運営する事業者を選定したことから、平成32年度より事業者への運営移管を行うにあたり、当該幼稚園を廃止するため、別表において、当該幼稚園の項を削るものでございます。
なお、施行日は平成32年4月1日とするものでございます。
以上、誠に簡単な説明でございますが、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
樽井弘三教育長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。
樽井弘三教育長
よろしいでしょうか。
それでは、無いようですので、採決に入ります。議案第43号、「高槻市立幼稚園条例中一部改正原案について」を原案どおり可決してご異議ございませんか。
(異議なし)
樽井弘三教育長
ご異議が無いようですので、議案第43号は、原案どおり可決されました。
続きまして、日程第3、議案第44号、「高槻市立日吉台幼稚園の用地及び建物の用途廃止について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
子ども未来部長(万井勝徳)(提案理由説明)
ただいま上程されました、日程第3 議案第44号 高槻市立日吉台幼稚園の用地及び建物の用途廃止につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
市立日吉台幼稚園の民営化に伴い、土地・建物について、教育財産としての用途を廃止するものでございます。
別紙及び別図をご覧ください。用途廃止する土地は日吉台一番町126番1、130番4、真上町六丁目109番4の面積2,547.81平方メートルで、別図の太枠で囲んでいる部分でございます。
建物は、園舎 合計813.48平方メートルでございます。
なお、用途廃止の日は平成32年4月1日とするもので、本議案に議決を頂いた後は、選定された事業者に対して、用地は有償にて譲渡し、建物は市議会の議決を経て無償譲渡する手続きを進める予定でございます。
以上、誠に簡単な説明でございますが、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
樽井弘三教育長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。
樽井弘三教育長
よろしいでしょうか。
それでは、無いようですので、採決に入ります。議案第44号、「高槻市立日吉台幼稚園の用地及び建物の用途廃止について」を原案どおり可決してご異議ございませんか。
(異議なし)
樽井弘三教育長
ご異議が無いようですので、議案第44号は、原案どおり可決されました。
続きまして、日程第4、議案第45号、「高槻市立柱本幼稚園の今後の運営について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
子ども未来部長(万井勝徳)(提案理由説明)
ただいま上程されました、日程第4、議案第45号「高槻市立柱本幼稚園の今後の運営について」提案理由をご説明申し上げます。
本案件は、高槻市立柱本幼稚園における、今後の運営に関する基本方針を定めようとするものでございます。
1点目といたしましては、高槻市立柱本幼稚園の来年度の園児募集を行っているところですが、現在までのところ、申込者がおらず、また、今年度に在籍している進級児についても他園への転園を希望しており、平成31年度の在籍園児が0人となることから、平成31年度については、休園する方針とするものです。また、当該幼稚園については、高槻市立認定こども園配置計画において、高槻市立三箇牧幼稚園と統合して認定こども園化するため、平成31年度末をもって廃園する予定としておりましたが、この廃園措置の前倒しについても検討するものでございます。
2点目といたしましては、上記を踏まえて、現在行っております来年度に向けての園児の随時募集を、今後停止するものでございます。
以上、誠に簡単な説明でございますが、よろしくご審議の上、ご可決いただきますようお願い申し上げます。
樽井弘三教育長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。
中村公美子委員
平成31年度については休園して随時募集も停止すると、31年度末をもって廃園する予定をしているけれども、それを前倒ししようという検討もしているということですが、休園で随時募集も停止というのと、廃園とは、例えば子どもにとって、子どもを持つ保護者にとって、市民にとって何か違いは出てくるのでしょうか。
保育幼稚園総務課長(野谷研介)
休園と廃園というのは、それ自体は、市民にとっての影響は特段変わりありません。休園しますと、そこには通うことができませんし、特に行事もしませんので、特に変わりません。
柱本幼稚園の状態でいいますと、そのまま廃園の予定日を迎えてしまいますので、そのために前倒しをしようと思っているわけですが、ただ廃園につきましては、さまざまな事務手続き等もございますことから、現時点では募集を停止し、休園に向かっていこうというものでございます。なお、この段階で随時募集を停止するといいますのは、やはり1名2名の園児では幼稚園活動としては非常に困難であり、子どもにとって学びの場は提供できないだろうということから、現在新たに負担を感じる人がいないという状況に鑑みまして、休園のほうをしていきたいと考えているところでございます。
深堀基子委員
現在、柱本幼稚園に在籍している園児数と、今度進級される園児の数がわかれば教えていただきたい。
保育幼稚園総務課長(野谷研介)
現在の在籍園児数ですが5歳児が4名、4歳児が1名でございます。4歳児の1名につきましては次年度の状況が非常に厳しいという状況の中、他園への転園を希望されております。
深堀基子委員
ということは、もともと少なかったんですね。5名で今まで幼稚園としてやってきたということですね。
保育幼稚園総務課長(野谷研介)
はい。
深堀基子委員
1名だけなんですけれども、この方は他園に希望となっているんですけれども、三箇牧幼稚園に行かざるをえなかったということですか。
保育幼稚園総務課長(野谷研介)
個々人の思いがどこまでかというのは難しいところではございますけれども、1番はじめは近いところがいいとご希望されていたというところはあります。しかし、今年度園運営をする中で、どうしても5名だけで教育活動をするのは困難であり、三箇牧幼稚園のほうにバスで移動して一緒に保育活動したり、行事を統一でしたりする中で、そちらのほうに通いたいと思われたということでございます。
樽井弘三教育長
他に何かございませんでしょうか。
それでは、無いようですので、採決に入ります。議案第45号、「高槻市立柱本幼稚園の今後の運営について」を原案どおり可決してご異議ございませんか。
(異議なし)
樽井弘三教育長
ご異議が無いようですので、議案第45号は、原案どおり可決されました。
続きまして、日程第5、議案第46号、「平成30年度歳入歳出補正予算(第5号)教育費原案について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
教育管理部長(平野徹)(提案理由説明)
ただいま上程されました、日程第5、議案第46号、平成30年度歳入歳出補正予算(第5号)教育費原案の決定につきまして、提案理由を説明申し上げます。
本件につきましては、12月4日から始まります12月市議会定例会に上程されるもので、それに先がけ教育費原案の決定をお願いするものでございます。
それでは議案書1ページ目及び2ページ目をお開きください。ここでは、全体の歳入・歳出額を記載しております。
その概要は、これまでの事業の進捗等に伴う補正、地震及び台風による被害箇所の復旧に係る補正、及び職員給料等人件費の補正などを行うものでございます。
上段の表、歳入予算につきましては、160万8千円を減額し、下段の表、歳出予算につきましては、3千295万4千円を減額するものでございます。
また、10ページにおきまして、1事業につきまして、継続費の設定を行うものでございます。
それでは、歳出予算から説明申し上げます。
5ページをご覧ください。小学校費・学校管理費の需用費・修繕料におきまして、220万円を増額し、6ページの中学校費・学校管理費の同じく需用費・修繕料におきまして、680万円を増額いたします。いずれも、台風による被害箇所の復旧等のための費用といたしまして、増額補正を行うものでございます。
続きまして、7ページ上段をご覧ください。幼稚園費・幼稚園管理費の需用費・修繕料におきまして、地震及び台風による被害箇所の復旧のための費用といたしまして、705万円を増額いたすものでございます。
下段にございます、社会教育費・青少年育成費の工事請負費におきまして、地震により被害を受けた、キャンプ場駐車場の移設工事に係る費用といたしまして、400万円の増額補正を行うものでございます。なお、来年4月からの利用開始を予定しております。
続きまして、8ページをご覧ください。社会教育費・図書館費におきまして、地震による小寺池図書館の被害箇所の復旧等に係る費用といたしまして、需用費・修繕料におきまして、42万円、役務費・手数料におきまして、7万6千円、工事請負費におきまして、1千100万円をそれぞれ増額補正いたすものでございます。
関連するものといたしまして、10ページをご覧ください。小寺池図書館震災復旧工事につきましては、建物被害状況調査の結果、構造的に大きな被害はなく、壁のひび割れ等の補修を行うもので、工期が四ヶ月程度かかる見込みであることから、2か年にわたります。出来る限り早期の開館を目指し、今年度より工事に着手するために、総額1千900万円の継続費の設定を行うものでございます。
続きまして、8ページにお戻りください。社会教育費・文化財保護費の需用費・燃料費におきまして、2万5千円、9ページの委託料におきまして、1千680万円、使用料及び賃借料におきまして、280万円をそれぞれ増額いたします。これは、高槻城跡の発掘調査におきまして、新たに石垣等が発見されたことによる調査費等の増額補正を行うものでございます。
続きまして、事業の進捗等に伴う不用額の減額補正についてご説明いたします。5ページにお戻りください。
小学校費・学校管理費では役務費・手数料、及び委託料、6ページの中学校費・学校管理費では委託料、及び工事請負費、7ページの社会教育費・社会教育総務費では役務費の傷害保険料、8ページの社会教育費・図書館費では備品購入費におきまして、契約差金等の減額補正をそれぞれ行うものでございます。
次に、職員の人件費の補正でございます。4ページにお戻りください。
教育総務費の事務局費、及び教育センター費、5ページから6ページ、小学校費・中学校費の学校管理費、及び幼稚園費の幼稚園管理費、7ページから8ページ、社会教育費の社会教育総務費、公民館費、図書館費のそれぞれで、給料・職員手当等・共済費におきまして、今後の執行見込等を勘案した補正を行うものでございます。
最後に、歳入予算について説明申し上げます。3ページにお戻りください。
教育費国庫補助金では、160万8千円を減額補正いたすもので、放課後子ども教室推進事業費補助金、及び地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業費補助金の減額でございます。
以上でございます。ご審議の上、ご可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
樽井弘三教育長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。
樽井弘三教育長
1つ確認させてもらいたいのですが、8ページの文化財ですが、結構な増額補正ですが、1つはこのことで市民会館の工事への影響はどの程度あるのか、あるいはないのかということと、それから委託料で1680万円という結構な額になっています。これは新たに石垣等が発見されたということなんですけれども、具体的にもう少し中身についてご説明いただけますでしょうか。
文化財課長(宮崎康雄)
発掘調査についてのご質問ですが、スケジュールにつきましては市民会館の本工事について影響ないようにするため、増額して記録保存を全うするためのものでございます。
次に調査の具体的な中身についてでございますが、これは本来、近世高槻城の二の丸跡というところを調査しておりまして、この6月に現地説明会を1度行いましたが、戦国時代の堀が発見されております。そのときに今回の堀の一部が出ていたんですけれども、さらに調査を進めておりますと、同じ戦国時代の高山右近期になる大規模な堀が出てまいりました。さらにその堀の中には一部、戦国時代の初期の石垣が残っていることがわかりました。さらに防御施設といたしまして障子堀といいます、障子を上から見たような、畝を障子の四角い形に掘り残した防御施設がございまして、これが非常によい形で残っていることが新たに発見されました。障子堀といいますのは、人力で掘削しないと畝がつぶれてしまうということで、非常に丁寧な作業が必要だということがございますので、それの調査を全うするためには増額をいたしまして、その人件費にかかる部分、それから深さ5メートルもある堀ですので、その土を上に運び上げるような機械、それから障子堀と石垣を新たに記録していかなければなりませんので、その記録のための費用として、今回補正を上げさせていただくところでございます。
樽井弘三教育長
そうしたら、市民会館の工事には影響は出ないということと、貴重なものが発見されて、その記録を残そうということですので、よろしくお願いしたいと思います。
深堀基子委員
たぶん毎年計上されていると思うんですが、地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業費というのがありますが、これは主に何に使われているのでしょうか。
地域教育青少年課長(原田由美子)
地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業でございますけれども、こちら国庫補助事業を活用しておりまして、主な事業といたしましてはセーフティボランティア推進事業、それから子ども見守り中の旗の推進事業、地域安全センターの推進事業、主にこれら3つを事業としております。
深堀基子委員
それから、毎年、通学路の見直し等いろいろなことが出てくるかと思いますけれど、そのときに対応していくだけの費用等もこれからは計上していかないといけないのかなと思いますので、よろしくお願いします。
樽井弘三教育長
他に何かございませんでしょうか。
それでは、無いようですので、採決に入ります。議案第46号、「平成30年度歳入歳出補正予算(第5号)教育費原案について」を原案どおり可決してご異議ございませんか。
(異議なし)
樽井弘三教育長
ご異議が無いようですので、議案第46号は、原案どおり可決されました。
以上で、本日の日程がすべて終了いたしましたので、閉会といたします。
( 午後3時26分閉会 )