本文
平成30年4月16日(月曜日)午後3時00分、平成30年第4回高槻市教育委員会定例会を教育委員会室に招集した。
出席委員(5人)
1番 深堀 基子 委員
2番 中村 公美子 委員
3番 八十 祐治 委員
4番 美濃 律 委員
5番 一瀬 武 委員
説明のために出席した事務局職員の職、氏名
教育管理部長 平野 徹
教育指導部長 横山 寛
教育管理部部長代理 田中 宏和
教育管理部参事兼城内公民館長 加納 彰
教育管理部参事兼中央図書館長 境谷 圭太
教育指導部部長代理 佐藤 美恵
教育指導部参事兼教職員課長 北堂 薫
総務課長 木下 諭
学務課長 丹羽 正裕
保健給食課長 橋長 忠司
地域教育青少年課長 原田 由美子
文化財課長 宮崎 康雄
文化財課主幹 中西 裕樹
教育指導課長 青野 淳
教育指導課主幹 岩佐 知美
教職員課主幹 原 雅彦
教育センター所長 田中 健文
教育センター主幹 藤田 卓也
総務課副主幹 山本 佐和子
保健給食課課長代理 松岡 創
地域教育青少年課課長代理 矢野 幸広
文化財課課長代理 栗田 智子
文化財課副主幹兼埋蔵文化財調査センター所長 橋 公一
文化財課副主幹 鐘ヶ江 一朗
教育指導課副主幹 武藤 亮
教育指導課副主幹 丸山 みち子
教育指導課副主幹 堀 晶恵
教職員課副主幹 吉川 智之
教育センター副主幹 青竹 則雄
教育センター副主幹 西田 太郎
子ども未来部長 万井 勝徳
子ども未来部部長代理 白石 有子
保育幼稚園事業課長 北川 雅士
保育幼稚園事業課課長代理 森 健誠
議事日程
日程第1 報告第3号 平成29年度中学生チャレンジテスト(1・2年生)の結果について
日程第2 報告第4号 平成29年度高槻市学力テストの結果について
日程第3 報告第5号 全国学力・学習状況調査における小学校調査と中学校調査の調査結果の連携について
日程第4 承認第1号 高槻市教育委員会人事異動の承認について
日程第5 承認第2号 高槻市立小・中学校教職員人事内申の承認について
日程第6 承認第3号 高槻市教育委員会表彰被表彰者決定の承認について
日程第7 承認第4号 高槻市教育委員会事務決裁規則中一部改正について
日程第8 承認第5号 高槻市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担額を定める条例中一部改正について
日程第9 議案第16号 高槻市文化財保護審議会委員の委嘱について
書記
奥 博志
( 午後3時00分開会 )
深堀基子委員長
ただいまから、平成30年第4回高槻市教育委員会定例会を開会いたします。
なお、本日の本会議に傍聴の希望がございましたので、許可をいたしております。
本日の本会議の出席委員は、5名でございます。なお、本日の本会議の署名委員は、4番 美濃委員 5番 一瀬委員にお願いいたします。
深堀基子委員長
ここで、会議録の承認をお願いいたします。本日は、平成30年第3回定例会会議録の承認をお願いいたします。会議録の朗読を省略してご異議ございませんか。
(異議なし)
(署名委員 会議録署名)
深堀基子委員長
それでは、議事に入ります。
日程第1、報告第3号、「平成29年度中学生チャレンジテスト(1・2年生)の結果について」を議題といたします。報告を求めます。
教育指導部長(横山寛)(報告)
ただいま上程されました、日程第1、報告第3号「平成29年度中学生チャレンジテスト(1・2年生)」の結果につきまして、提案理由をご説明申し上げます。
チャレンジテストは、1・2年生は、平成26年度より、3年生は、平成28年度から実施しております。
昨年度の1・2年生のチャレンジテストにつきましては、全生徒を対象に、1月11日(木曜日)に実施いたしました。調査内容は、第1学年では国語、数学及び英語の3教科、第2学年では国語、社会、数学、理科及び英語の5教科でございます。また、各教科の調査に併せて、生徒に対するアンケートを各教科2項目ずつ実施いたしました。
本調査の目的ですが、5点ございます。
1つ目は、大阪府教育委員会が、府内における生徒の学力を把握・分析することにより、大阪の生徒の課題の改善に向けた教育施策及び教育の成果と課題を検証し、その改善を図ること。
2つ目は、市町村教育委員会や学校が、府内全体の状況との関係において、生徒の課題改善に向けた教育施策及び教育の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、そのような取組を通じて、学力向上のためのPDCAサイクルを確立すること。
3つ目は、学校が、生徒の学力を把握し、生徒への教育指導の改善を図ること。
4つ目は、生徒一人ひとりが、自らの学習到達状況を正しく理解することにより、自らの学力に目標を持ち、また、その向上への意欲を高めること。
最後の5つ目は、大阪府教育委員会は、調査結果を活用し、大阪府公立高等学校入学者選抜における評定の公平性の担保に資する資料を作成し、市町村教育委員会及び学校に提供すること、でございます。
調査結果の公表につきましては、平成28年4月の教育委員会定例会において決議いただいておりますとおり、全国学力・学習状況調査と同様に、学校別結果の公表は行わないこととなっております。
この決定をふまえ、本調査の結果について教育委員のみなさまに配付させていただくとともに、市ホームページにも掲載する予定でございます。
なお、結果等につきましては、教育指導課長より説明させていただきます。
以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくお願い申し上げます。
教育指導課長(青野淳)(説明)
私からは、平成29年度中学生チャレンジテスト(1・2年生)の概要及び結果についてご説明させていただきます。
A3版の資料をご覧ください。
昨年度、市内全ての中学校1、2年生で実施いたしましたチャレンジテストは、1年生では国語・数学・英語の3教科を、2年生では国語・社会・数学・理科・英語の5教科について調査を行いました。なお2年生の社会と理科の調査につきましては、各学校の年間カリキュラムでの指導内容によって、各学校が調査問題を選択することとしており、本市では、社会につきましては、A・B2種類の調査問題に対して、全中学校が問題Aを選択し、問題Bを選択した学校はございませんでした。理科につきましてはA・B2種類の調査問題に対し5校が問題Aを、13校が問題Bを選択いたしました。社会の結果につきましては、問題Bを選択した学校がございませんでしたので、資料の中には掲載しておりません。
さて、資料左に位置する「学年・教科別正答率比較(対大阪府)」の表をご覧ください。1年生では、3教科すべてにおいて大阪府の平均点を3.2から5.5点上回り、2年生でも、5教科すべてにおいて3.1点から5.4点上回る結果となりました。
続きまして、右側の得点分布グラフをご覧ください。
1・2年生ともに各教科の得点分布については、大阪府とほぼ同様の結果でございます。グラフ下の領域別結果の表をみてみますと、1年生では、昨年度同様に3教科ともに調査内でのすべての領域・関連において大阪府平均点を上回りました。
教科別にみますと、国語は「読むこと」の領域で1.6点、数学の「数と式」の領域で2.2点、英語の「読むこと」の領域で3.9点上回る結果となりました。
2年生でも、昨年度同様、今年度は5教科ともに調査内でのすべての領域・関連において大阪府平均点を上回りました。特に英語の「読むこと」の領域で3.9点、社会の「地理的分野」で2.2点上回る結果となりました。
次に、資料の裏面「生徒に対するアンケートの結果」をご覧ください。各教科において、生徒に対するアンケートを2項目ずつ実施いたしました。
「授業の内容がよく分かる」という質問での肯定的な回答の割合については、昨年度は、2年生の国語、数学、理科で大阪府の平均値を下回っていました。今年度は、2年生の数学でやや下回るものの、それ以外の教科では、肯定的な回答の割合が大阪府の平均値を上回っています。
各教科の思考力・判断力・表現力等を身につけるための学習活動の状況を問う2つ目の項目では、いずれの学年・教科において、肯定的に回答した生徒の割合が大阪府平均を上回っております。これは、この間、中学校区で取り組んできた授業改善の成果であると考えております。
以上、平成29年度中学生チャレンジテスト(1・2年生)の概要及び結果について説明させていただきました。
深堀基子委員長
ただいま、報告が終わりましたが、委員の皆さん何かご意見ご質問はございませんでしょうか。
一瀬武委員
正答率比較の表についてはなかなか難しいのですが、それともう1つ、生徒に対するアンケートの結果と合わせて、比較して、読み取れるのではないかなと思うようなことを意見としてあげてみます。ただ、比較が、ここに出てくる数字でやっている関係がありますから、これが正しいのかどうかわからない、そこはお許しを願いたい。
国語ですが、授業の内容がよく分かるというアンケートのポイントが、少なくとも数学・英語より高い。狙いである子どもの思考力・判断力・表現力をつける学習へのアンケートの結果は比較的高いのです。数学よりは低いが、英語と同等ある。ところが府との正答率の比較でいうと、国語・数学・英語の中ではポイントが一番低いのです。ここで国語の授業と学習とテスト結果の関連性というのはたいへんに難しく、どう分析したらいいのかなと思う。本市の子どもたちの国語の学習をどうしたらいいかわからないと、よく言ってきたところがあるのですけど、こういうことがわからないということに通じるのではないかなと思います。
2つ、数学ですが、数学の授業の内容が分かるは、府を下回っている。下回っているけれど、思考力・判断力・表現力の向上に対する学習の心構えについてのアンケートでは府を上回っている。そういうことで、思考力・判断力・表現力に対する学習への心構えはついてきているのだけれども、なぜ下回っているのに、府より正答率が高いのかというと、これに関連があるのではないかなと。思考力・判断力・表現力に対する学習への心構えというのが、子どもたちはそういう方向性で学習をしていることと深い関係があるのと違うかなというようなことが、読み取れました。
社会・理科ですが、授業内容が分かるのアンケートのポイントは、国語・数学・英語と同等です。けっして低いことはない。ところが府との正答率の比較において数学・英語よりポイントが下回っていて、国語と同等だということです。思考力・判断力・表現力に対する学習への心構えというのは国語・数学・英語に比してポイントが低いのです。このことから、子どもたちに学力をつけるための一層の授業の改善なり、学力向上に対する取組をもっと深めないと、今の報告だけではこれでOkというふうに聞こえるが、そうではない。もっともっと深めていって、一層の授業改善と学習意欲の向上を図る必要を先生方にお願いするということになるだろうと思います。
私がその部分から読めたのは、そんなふうなことでした。
教育指導課長(青野淳)
教育長から仰っていただいたとおり、今回このチャレンジテストの1つの目的に、学校が生徒の学力をきちんと把握し、その生徒への教育指導の改善を図るということがございます。今後より一層授業改善に励むよう、教育委員会として支援していきます。
中村公美子委員
今回の結果は、各教科の得点においても、質問紙調査においても、中学校区で取り組んできた授業改善の成果が出ているということで、本当にすばらしいことだと思いますし、引き続き取り組んでいっていただきたいと思いますが、その中で、対大阪府ではなく、高槻市の結果自体は経年変化では少しずつ上昇していると考えていいでしょうか。
教育指導課長(青野淳)
平成28年度の結果と変化があるかということを聞かれているかと思うのですが、結果的には大きな変化は見られません。ただ、昨年度の結果に引き続いて、数学・英語の結果は大阪府の平均と比較して、4.5点から6.0点上回っております。国語に関しましても、大阪府の平均に対して、1年生は平均で、平成28年度+2.8点から、平成29年度+3.2点。2年生は、平成28年度+3.0点から、平成29年度+3.1点となり、穏やかではありますが上昇しております。
中村公美子委員
ありがとうございます。穏やかに上昇しているということですが、この上昇している、対大阪府にしても大阪府に比べて高槻市の得点は高いのですけれども、その得点の上昇をもたらしているのが、もともと得点上位層の生徒がさらに伸ばしているのか、それとも得点下位層の生徒が得点を伸ばすことができているのか、それとも満遍なく伸ばすことができているのか、その辺の分析ができていれば教えてください。
教育指導課長(青野淳)
右側の得点の折れ線棒グラフを見ていただきますと、今回のチャレンジテストの結果でもそうなのですが、折れ線が府で、棒グラフが高槻市となります。そういったことで見てみますと、高槻市のほうが右側の方にグラフがいっているというのがご覧いただけます。ですので、低位層の子どもたちが府の平均に比べると、点数を取れているという傾向が見られるかなと思っております。
一瀬武委員
この得点分布グラフの中で、社会は低い子どもたちが多いと見るのか。他はずいぶん、1年生の英語はあまり見たことがないようなグラフで、全部上がっている。一番得点の高いところでトップになっている。こういうのと比べると、社会の下のほうはどう読んだらいいのでしょうか。他の教科は比較的に得点の低いところで人数も少なくなっている。それはそれでいいのですけれど、社会は多いかなと思ったりするのですが、それは間違いですか。
教育指導課長(青野淳)
社会につきましては、今回のテストでも大きな設問が5つあるうちの、1問目・2問目・4問目が地理的分野、3問目・5問目が歴史的分野となっております。各教科それぞれの問題によって特徴があると思いますが、一概に今回のグラフを見て高槻市のほうが点数が多いということではなくて、大阪府でも折れ線グラフを見ていただくと低位層のところが非常に多いというふうに考えております。
一瀬武委員
要するに何が言いたかったかというと、国語と社会、特に社会は子どもたちの苦手な教科として必ず上がってくる。社会は面白くない、全然授業についていけない、社会の先生には申し訳ありませんけれども、実際にそう言われているのですね。聞かれたらわかると思いますが、ずいぶん言われてきました。そういう傾向が出ているのではないかなと思うのです。社会の授業は暗記に頼るようなところがあるのですが、実はそういうものではないということを、もっともっと入試でも変えていかないといけないだろうと思いますし、授業でも変えていかないといけないのではないかなと思います。それをお願いしたいと思います。
深堀基子委員長
他に何かございませんでしょうか。
それでは、本件は報告案件でございますので、これをもって終了いたします。
続きまして、日程第2、報告第4号、「平成29年度高槻市学力テストの結果について」を議題といたします。報告を求めます。
教育指導部長(横山寛)(報告)
ただいま上程されました、日程第2、報告第4号「平成29年度高槻市学力テストの結果概要」の報告につきまして、提案理由をご説明申し上げます。
昨年度より実施しております「高槻市学力テスト」につきましては、小学校5年生と6年生の全児童を対象に、国語・算数の2教科で、1月11日に実施いたしました。
当市では、平成28年度から全ての中学校区が連携型小中一貫校となり、義務教育9年間を小学校1年から4年までの「前期」、小学校5年から中学校1年までの「中期」、中学校2年・3年の「後期」という3つのステージにわけ、取組を進めております。とりわけ小中学校の接続期となる「中期」は、抽象的な思考力が高まる時期であり、取り扱う学習内容が大幅に増加する等、学習でつまずく児童が増加する状況があります。このような現状から、児童生徒の学力向上のため、「中期」を重点と位置づけ、小学校5・6年生を対象にした学力テストを実施いたしました。
本調査の目的は、3点ございます。
1つ目は、高槻市教育委員会が、児童の学力を把握・分析することにより、高槻市の児童生徒の課題改善に向けた教育施策及び教育の成果と課題を検証し、その改善を図ること。
2つ目は、学校が、児童の学力を把握し、児童への指導の充実や学習状況の改善等に役立てるとともに、学力向上に関する継続的な検証改善サイクルを確立すること。
3つ目は、児童一人ひとりが、自らの学習の実現状況を正しく理解し、自らの学力に目標を持つことで、学力向上への意欲を喚起すること、でございます。
また、小学校6年生、中学校1年生で行われる「全国学力・学習状況調査」、中学校1年生から3年生で行われる「中学生チャレンジテスト」の結果と合わせて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立していきたいと考えております。
調査結果の公表につきましては、「全国学力・学習状況調査」、「中学生チャレンジテスト」と同様に、学校別結果の公表は行わないこととなっております。
なお、結果等につきましては、教育指導課長より説明させていただきます。よろしくお願い申し上げます。
教育指導課長(青野淳)(説明)
私からは、平成29年度高槻市学力テストの概要及び結果について説明させていただきます。
A3版の資料をご覧ください。
昨年度、市内全ての小学校第5、6学年で実施いたしました高槻市学力テストは、国語・算数の2教科について調査を行いました。
資料下に位置する「学年・教科・区分別正答率」の表をご覧ください。本テストは、「目標値」に対しての到達状況を見ることができるのが特徴です。「目標値」とは、学習指導要領に示された内容について、設問ごとに正答できることを期待した児童の割合を示したものです。
5年生、6年生の国語、6年生の算数では、「基礎」「活用」ともに目標値を上回っておりますが、5年生の算数の「活用」の区分で、目標値を下回る結果となっております。
続きまして、資料右側のレーダーチャート図をご覧ください。基礎・活用や、教科の観点別正答率を全国平均値を50として比較したものです。
各学年・教科別にみますと、5年生国語では、「話すこと・聞くこと」の領域では、全国平均を上回りました。「書くこと」の領域については、昨年度に比べて改善する傾向が見られるものの、なお課題が残っています。問題別では、指定された長さで文章を書くことや段落構成を考えて文章を書くこと、自分の意見と理由を分けて書くことに課題が見られます。条件にしたがって文章を書くことに取り組む必要があると考えられます。
6年生国語では、「言語についての知識・理解・技能」は全国平均を上回っていますが、その他の観点・領域では全国平均をやや下回る結果となりました。しかし、昨年度の6年生と比較すると多くの項目で平均を上回る結果となり、特に「書く」の領域・観点については大きく改善しています。また、昨年度実施の5年生に比べ、無回答率が大きく減少しています。国語科を中心に他教科の学習の中でも、自分の力でまとめる場面を取り入れながら、授業改善を行ってきたからだと思われます。
引き続き、条件にしたがって文章を書いたり、登場人物の心情や文章の内容を的確に読み取ったりと、「読むこと」についても取り組んでいく必要があります。
5年生算数では、全国の平均値と比べて、すべての項目が上回り、昨年度よりも特に「図形」の領域の理解が深まり、活用力も合わせて身についてきたことがわかります。昨年度に比べ、最小公倍数・最大公約数、合同などの基本的な知識・技能の習得がより確かなものになっています。しかし、「量と測定」の領域では、問題文を読み取り、図形をイメージするなどに課題が見られます。
6年生算数では、全国の平均値と比べて、すべての項目で上回りました。その中でも、昨年度の5年生の結果と比較し活用する力に大きな伸びが見られます。長い問題文を読み取り、複数のステップで回答する問題にもあきらめずに取り組む姿勢が感じられます。基礎・基本を活用する授業づくりが進んできた成果が見られます。また、速さ・時間・道のりを求めたり、単位換算したりする数量の知識理解や、面積や体積の求め方など正確に計算する技能も身についていることがわかります。
今年度の実施に関しましては、日程を一部変更しております。昨年度まで、5・6年生ともに1月に実施していた本テストを、今年度は5年生のみ4月に実施します。5年生のスタート時点での実態を把握し、課題を明確にした上で、授業づくりの取組に活かすことが目的です。6年生は、従来通り1月に実施し、卒業時の学力分析を行い、中学校に引き継ぐものとします。
市教育委員会では、各学校が調査結果を効果的に分析、活用できるように、実施後に調査活用研修を行います。今年度は、5年生は6月、6年生は2月に実施いたします。各学校が調査結果を踏まえ、「学力向上分析シート」を作成し、学力向上に関する継続的な検証サイクルを確立することができるようにしております。
本テストの結果から、各学校が授業改善のポイントを明確にし、取り組んでいくこと、また、本市の課題であります家庭学習の習慣化、自学自習力の育成をすすめ、よりよい学習習慣を全児童生徒が身につけていけるよう教育施策の充実に努めてまいります。
以上簡単ではございますが、平成29年度高槻市学力テストの概要及び結果について説明させていただきました。
深堀基子委員長
ただいま、報告が終わりましたが、委員の皆さん何かご意見ご質問はございませんでしょうか。
中村公美子委員
このテストの結果というのは、児童生徒一人ひとりにはどういった内容が返されているのでしょうか。
教育指導課長(青野淳)
結果の返却につきましては、1月11日に実施後、返却は2月13日に各学校に業者から送付されております。それにつきましては、各学力・学習状況調査と同じ個人票という形で各教科の正答率、そして自分の正答率に対して目標値はどうだったか、そういったことも踏まえて、各個人が後に自分の成績、そういった結果を振り返られるような個人シートを各児童生徒に返却しています。
中村公美子委員
6年生は6年生で、また個人シートが返ってくると思うのですが、そのときに前年度の結果、5年生のときの自分の結果、というのも一緒に見ることができるのですか。
教育指導課長(青野淳)
29年度に実施したこの返却に関しては、昨年度のデータと比較してという形では返却されておりません、今年度の分だけです。
中村公美子委員
もう1点、部長説明にもあったのですが、義務教育9年間の中期というのを重点に位置づけていくと。この時期は先ほどの説明のとおり、取扱う学習内容が増加して学習で躓く児童が増加する状況だということです。そうすると、この中期の最終段階である中学校1年生にも非常に当てはまると思うのですけれども、この中学校1年生は現段階では実施していないのですが、そのあたりはどのように考えているのでしょうか。
教育指導課長(青野淳)
中学校1年生につきましては、1月に府のチャレンジテストを実施しておりますので、そういった結果も含めて個人に返していきたいと思っております。
中村公美子委員
もちろんテスト数が多ければいいというものでもないですし、少ないにこしたことはないとは思うのですが、結果を返却された個人が5年生6年生中学1年生、自分がどこの部分で躓いてどこが足りないのかというのを、個人がわかるようにしていかないと、家庭学習の充実にもつながっていかないのではないのかなというふうに考えるので、その辺うまくリンクさせて、経年、自分自身の課題がしっかり見えるような形を作っていってほしいと思います。
一瀬武委員
今、中村先生が言われたように、私もその点は非常に大切だと思いますし、小学校5・6年生に向けてこの学力テストを実施しているというのは非常に大きな意味があると思います。部長の提案については重要だなと思っています。
もう1点、テストを3つもやっているところがあるわけですから、これについては教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する、こういうように言われているわけです。ぜひその検証改善サイクルを確立していただきたいなという、部長提案の中では賛同するところです。
課長の説明にありましたところで、これもまた数字がこういう数字ですから、これが確かなのか、どういう意味があるのか、というのはよくわかっていないところがあるのですが、まず、対目標値というものがありますね。この対目標値について、小学校の算数の活用以外は全部クリアしている。このことについては学習指導要領の指導からいっても、高槻市の中でそれをクリアしていることは非常に大きいことだと思っています。そういう意味でいうと、算数は学習指導要領の趣旨、その問題があっておるのであれば、これは大きい課題だろうと思います。
もう1つ、ここには全国差というものがありますね。全国差というものが何かというと、得点でいろいろ全国と比べてどうかということではなくて、授業の面で見たときに、高槻の授業と全国の授業を見たときにここに出てきているのではないかなと思うのです。例えば算数については、小学校5年生6年生の基礎については、対目標値についてクリアしているけれども、あんまり全国差がないのですよ。クリアしているけれど、さらに努力する必要があると思います。小学校5・6年生の活用について、対目標値と比較して厳しいと思うのです。全国差が非常に厳しい状況であって、特に5年生は目標値に対して算数は-2.6ポイントあるわけですから、これは課題であるということです。だから、この対目標値をクリアするのだけれども、授業のことを考えたときに、これをもっと大きくクリアしないといけないのではないかな、とそういうことが読み取れるのではないかと思います。
それからもう1つ、国語については、基礎は小学校6年生の対目標差が+6なので、非常に大きくクリアしているように見えるのです。ところが、全国平均に届いていない。もう1つ、活用の小学校6年生の対目標値は+6.8あるけれども、全国と差がない。ここで対目標差と全国差とを比較して見えてくるのは、全国では、例えば国語は授業の改善が本市よりはるかに進んでいるのではないか、ということが見える。だからこういう市町村が多数あるということからいうと、本市の中での研修も必要だけれども、出かけていって、そういう進んだところを取り入れていくという作業をもっともっとしていかないと、遅れをとっているのではないかと思う。
こういう2つから見えてくるのは、対目標値をもっと大きくクリアすると、そういうことが必要になるだろうと思いますので、一層この授業内容を改善工夫する必要があるのではないかなと、そういうことが私には見えるのです。
教育指導課長(青野淳)
ただいま教育長からお話がありました、対目標値と対全国との差につきましても、市として授業改善に取り組んでいたことについては今後も継続してやっていくとともに、先駆的に取り組んでいる市町村についても視察を行いながら、高槻の教育施策に活かしていきたいと考えます。
美濃律委員
目標値というのは、どこで、どういう根拠で決められるのか。これは毎年変わるわけですか。教育長が仰ったように対目標値との差とか見ますと、目標値が低すぎるということは考えられないのかなと思いまして。ほとんどがクリアしているわけですよね。目標値自体の設定に何かあるのでしょうか。
教育指導課長(青野淳)
この目標値につきましては、今回このテスト自体に9万人の児童が参加しております。こういった業者が過去のテストを活用した児童のデータを元に学習指導要領に示された内容について、設問ごとに正答できることを期待した児童の割合を示しておるというふうに認識しております。
深堀基子委員長
学力テストの結果は学校別の公表を行わないということになっていると思うのですけれども、学力の高い学校と低い学校というのはどれくらい差があるのか、答えられる範囲で結構なのですけれども、差はあるのですか。
教育指導課長(青野淳)
今、手持ちに詳細なデータがございませんので、また後ほど説明させていただきます。
一瀬武委員
学力差があるというのは当然でしょう。学校によって学力差がないということは絶対ないですから。それははっきりしているところです。具体的な比較・対照はしませんけど、これだけはいえると思います。
もう1つですけれども、5年生の国語科のところで「全国平均を50とした場合の本市のスコア」ですが、ここの中で、「書くこと」「書く能力」や「国語への関心・意欲・態度」が低いのですね。これは6年生になって少し改善されていますが、「書くこと」、「書く能力」、「国語への関心・意欲・態度」こういうのが低いのです。この3つが表から見るとへこんでいる。これらの書く能力が低いというのが、大きく国語力をつけるのに阻害している要因ではないかなと思うのですけれども、国語というのは読むと書くということを、もっともっと力を入れなければいけないのではないか、これも見えるのではないかと思います。
算数でいうと、確かに「算数への関心・意欲・態度」は全国よりも少ししかクリアはしていないですけれども、「数量や図形についての知識・理解」とか「活用」とかそういうのをみると、大きくクリアしている。やはり算数のほうが授業改善というのが進んでいるのかなと思うのです。
本市の大きな課題というのは、国語の授業というのは改善が進んでいないというのが従前からの課題です。なかなか一筋縄ではいかないという大きな課題なのですけれども、これを何とかしていかなければならない。特に「書くこと」や「意欲・関心」が低いことが問題だと思うのです。
教育指導課長(青野淳)
平成29年度の結果についても、国語については昨年度同様、課題がございます。こういうことについて「書く力」を育むために平成29年度作成の大阪府の「言葉の力」という教材を各学校に紹介しております。子どもたちに低学年から高学年まで系統的に書く・話す・聞く・読む力をつける教材となっております。例えば、今日学んだことを教えようという中学年対象の教材は、はじめ・なか・おわりという文章構成や、接続語を使った文章の書き方を学べるようになっています。こういった教材を今後1年生から活用することで力を育てることにつながっていくというふうに考えております。
一瀬武委員
書くこと、それから国語に対する意欲とかこういうことを高めていくということが、おそらく大きな課題かなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
深堀基子委員長
他に何かございませんでしょうか。
それでは、本件は報告案件でございますので、これをもって終了いたします。
続きまして、日程第3、報告第5号、「全国学力・学習状況調査における小学校調査と中学校調査の調査結果の連携について」を議題といたします。報告を求めます。
教育指導部長(横山寛)(報告)
ただいま上程されました、日程第3、報告第5号、全国学力・学習状況調査における「小学校調査と中学校調査の調査結果の連携について」、提案理由をご説明申し上げます。
資料2ページをご覧ください。
「小学校調査と中学校調査の調査結果の連携について」文部科学省初等中等教育局参事官付学力調査室より示されたものです。各学校の設置管理者の判断の上、いずれかの方法で、小学校調査の結果等について学校間での情報共有を図り、成果と課題を継続的に把握・検証し、教育の改善・充実に取り組むことができることが示されました。
これを受けまして、平成29年1月19日に開催されました平成29年第1回高槻市教育委員会定例会会議において「全国学力・学習状況調査の実施について」、「参加する」という議決をいただいた際、「小学校調査と中学校調査の調査結果の連携について」も併せてご審議いただき、負担の少ない手続きで進めることになりました。
しかし、平成29年12月20日付文部科学省初等中等教育局参事官付学力調査室より「小学校調査と中学校調査の調査結果の連携について」が再度示されました。
資料1ページをご覧ください。
上から3項目目に、平成31年度から調査区分、A区分・B区分の在り方が変更されるため、調査結果を連携し分析する内容が、限定的になると考えられる事が示されています。
さらに、上から4項目目をご覧ください。国は平成29年度小学校調査と平成32年度中学校調査の分析結果の提供は行うが、それ以降については、各学校や自治体で連携し調査の分析・活用を行ってほしいと書かれています。
このことから、得られる効果が限定的になることと、本市においては、平成28年度より連携型小中一貫教育を実施しているため、既に調査結果を校区で共有し、校区で授業改善等を進めていることを踏まえ、国の制度を利用した小学校調査と中学校調査の結果の連携を行う必要はないと考えます。
以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくお願い申し上げます。
深堀基子委員長
ただいま、報告が終わりましたが、委員の皆さん何かご意見ご質問はございませんでしょうか。
一瀬武委員
その方向でいいと思っています。ただ、言えるのは「本市においては平成28年度より連携型小中一貫教育を実施しているため、既に調査結果を校区で共有し、校区で授業改善等を進めていることを踏まえ、」とこれが前提になりますね。だから、これを高槻では確実にやっていますよ、ということが前提になると思うので、その辺を自信を持って言えるように、よろしくお願いしたいと思います。
中村公美子委員
私も少し似たような中身になるのですけれども、今仰られていたように、高槻市の場合は連携型小中一貫教育の実施で既に調査結果を校区で共有している。そして校区で授業改善を進めている。だから国の制度を利用した小学校調査と中学校調査の結果の連携を行う必要はない、ということだと思うのですが、小学校調査と中学校調査の連携が必要だという目的、これは資料の2ページの最後の段落にも書いてあります。個々の児童生徒の課題に対応した教育指導の充実というふうにあります。この個々の児童生徒の課題に対応した教育指導の充実というのは、先ほど高槻市学力テストのところで申しました意見と重なってくるのですが、自分の課題がしっかり見えてくると、高槻市の課題ともいえる家庭学習の充実にもつながるのではないかと思います。その中で、もちろん校区で授業改善というのはとても大切な中身で、さらに充実させていくべき中身だと思うのですが、個々の生徒の課題に対応するという点をどういうふうに考えているのか。どう対応していくのかというのを少し詳しく聞かせていただけますか。
教育指導課長(青野淳)
先ほどの高槻市の学力テストのところについても同様のことは言えると思うのですが、高槻市の学力テストについても小学校6年生の個々の結果についての個票の写しをそれぞれの進学先の中学校に送付し、先ほど中村委員から仰っていただいたとおり、個々の児童生徒の課題に対応した教育指導、そういったことについても十分踏まえながら、中学校での指導に活かしていきたいと考えております。
深堀基子委員長
他に何かございませんでしょうか。
それでは、本件は報告案件でございますので、これをもって終了いたします。
続きまして、日程第4、承認第1号、「高槻市教育委員会人事異動の承認について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
教育管理部長(平野徹)(提案理由説明)
ただいま上程されました、日程第4 承認第1号 高槻市教育委員会人事異動の承認について、提案理由のご説明を申し上げます。
本件につきましては、「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規定により、教育長が臨時代理いたしましたので、これについて承認をお願いするものでございます。
今回の人事異動につきましては、市全体で総数404名の発令がございました。主な内容としましては、平成30年度の主要施策や市政施行75周年に伴う周年事業などの着実な実施に向けて、執行体制の整備を行うとともに、退職等による職員構成の変化に対応できる組織管理体制を構築するため、次世代を担う職員の積極的な管理職登用などを行なっております。
それでは、教育委員会における人事異動についてご説明申し上げます。
まず、事務局の新規採用者は大阪府教育委員会からの割愛を含めて8名、定年後の新規再任用職員が4名の計12名でございます。事務局管理職の異動としましては、再任用及び割愛職員を含めまして、部長代理級1名、課長級6名、副主幹級10名、主査級8名の合計25名でございます。事務局一般職につきましては、再任用を含めまして、12名でございます。また、他部局への出向が管理職一般職あわせまして、6名でございます。
次に、学校関係の異動でございますが、校務員2名、任期付教育職員20名の計22名を新規採用し、給食調理員22名、任期付教育職員4名の配置換えを行っております。
幼稚園関係の異動につきましては、幼稚園長2名、幼稚園教諭2名の新規再任用を行い、保育教諭として新規採用された任期付1名を含めた5名を幼稚園教諭として任命しております。
管理職として園長及び副園長の異動が4名で、うち昇格が1名、一般職の異動につきましては、17名でございます。また、併任を含めまして、市長部局への出向が6名となっております。
なお、平成30年3月末付けで、20名の退職がございましたので併せてご報告いたします。
それぞれの人事異動の詳細につきましては、議案書のとおりです。
以上、誠に簡単な説明でございますが、よろしくご審議のうえ、ご承認いただきますようお願い申し上げます。
深堀基子委員長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。
深堀基子委員長
それでは、無いようですので、採決に入ります。承認第1号、「高槻市教育委員会人事異動の承認について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。
(異議なし)
深堀基子委員長
ご異議が無いようですので、本件は原案どおり承認されました。
続きまして、日程第5、承認第2号、「高槻市立小・中学校教職員人事内申の承認について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
教育指導部長(横山寛)(提案理由説明)
ただいま上程されました、日程第5、承認第2号「高槻市立小・中学校教職員人事内申の承認について」の提案説明をさせていただきます。
本件は、平成29年度末・平成30年度当初の高槻市立小・中学校教職員一般職の人事異動につきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第38条の規定に基づき、平成30年3月7日に議案書のとおり大阪府教育委員会に対しまして内申をいたしましたので、これについて承認をお願いするものでございます。
内申にあたりましては、高槻市教育委員会規則第5号「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規定に基づき、教育長が臨時代理として決裁をいたしたところでございます。
なお、平成30年度の人事異動の概略につきましては、「転出入一覧」のとおりでございます。
以上、誠に簡単ではございますが、「高槻市立小・中学校教職員人事内申」につきまして提案説明とさせていただきます。ご承認いただきますようよろしくお願いいたします。
深堀基子委員長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。
深堀基子委員長
それでは、無いようですので、採決に入ります。承認第2号、「高槻市立小・中学校教職員人事内申の承認について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。
(異議なし)
深堀基子委員長
ご異議が無いようですので、本件は原案どおり承認されました。
続きまして、日程第6、承認第3号、「高槻市教育委員会表彰被表彰者決定の承認について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
教育管理部長(平野徹)(提案理由説明)
ただいま上程されました、日程第6 承認第3号、高槻市教育委員会表彰被表彰者決定の承認につきまして、提案理由をご説明申し上げます。
本件につきましては、「高槻市立の学校に在籍する教職員の表彰に関する規程」に基づく表彰でございまして、「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規程により、教育長が臨時代理いたしましたので、これについて承認をお願いするものでございます。
今回の表彰につきましては、本市の市立の学校に在籍し、平成29年度に退職されました教職員の方々に対する表彰でございまして、20年以上の長きにわたり職務に精励され、教職員の表彰に関する規程第5条に基づく「永年勤続表彰」に該当する方々でございます。
平成29年度の表彰対象者は、校長で退職された方が13名、教頭で退職された方が1名、首席で退職された方が2名、指導教諭で退職された方が8名、教諭で退職された方が19名、養護教諭で退職された方が1名、栄養教諭で退職された方が2名、主査で退職された方が2名の、計48名の方々でございます。
なお、氏名等につきましては、議案書のとおりです。
以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくご審議の上ご承認いただきますようお願い申し上げます。
深堀基子委員長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。
深堀基子委員長
それでは、無いようですので、採決に入ります。承認第3号、「高槻市教育委員会表彰被表彰者決定の承認について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。
(異議なし)
深堀基子委員長
ご異議が無いようですので、本件は原案どおり承認されました。
続きまして、日程第7、承認第4号、「高槻市教育委員会事務決裁規則中一部改正について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
教育管理部長(平野徹)(提案理由説明)
ただいま上程されました、日程第7、承認第4号「高槻市教育委員会事務決裁規則中一部改正」について、提案理由のご説明を申し上げます。
本件につきましては、後援名義の使用の承認に関する事務について、高槻市事務決裁規程の一部が改正されたことに合わせ、平成30年4月1日付けで本規則の改正を行いました。これについては、「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規程により、教育長が臨時代理いたしましたので、承認をお願いするものでございます。
今回の改正内容は、別表第1の1の庶務に関する事項中に、新たに、第22号として『後援名義又は共催名義の使用を承認すること。』を加え、当該事務については、それぞれ、重要なものを部長の専決事項、軽易なものを課長の専決事項とするものでございます。
以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくご審議の上、ご承認いただきますよう、お願い申し上げます。
深堀基子委員長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。
深堀基子委員長
それでは、無いようですので、採決に入ります。承認第4号、「高槻市教育委員会事務決裁規則中一部改正について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。
(異議なし)
深堀基子委員長
ご異議が無いようですので、本件は原案どおり承認されました。
続きまして、日程第8、承認第5号、「高槻市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担額を定める条例中一部改正について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
子ども未来部長(万井勝徳)(提案理由説明)
ただいま上程されました、日程第8、承認第5号「高槻市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担額を定める条例中一部改正につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
本件は、子ども・子育て支援法施行令の一部を改正する政令が平成30年3月31日に公布、翌4月1日から施行されましたことから、本市におきましても、4月分の利用者負担額から適用するため、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、高槻市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担額を定める条例の一部を4月2日付けで専決処分により改正しました。これについては、「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規程により、教育長が臨時代理いたしましたので、承認をお願いするものでございます。
改正の内容といたしましては、世帯の年収が360万円未満相当世帯につきまして、保護者の負担軽減措置を更に拡充するもので、利用者負担額を国が定める額である10,100円に軽減するものでございます。
施行日につきましては公布の日からとし、本年4月分の利用者負担額から適用しているところでございます。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくご審議の上、ご承認いただきますよう、お願い申し上げます。
深堀基子委員長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。
深堀基子委員長
それでは、無いようですので、採決に入ります。承認第5号、「高槻市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担額を定める条例中一部改正について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。
(異議なし)
深堀基子委員長
ご異議が無いようですので、本件は原案どおり承認されました。
続きまして、日程第9、議案第16号、「高槻市文化財保護審議会委員の委嘱について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
教育管理部長(平野徹)(提案理由説明)
ただいま上程されました、日程第9 議案第16号、高槻市文化財保護審議会委員の委嘱についてご説明申し上げます。
別紙名簿記載の現委員におかれましては、本年5月7日をもちまして委員全員の任期が満了となります。各委員それぞれの分野において高槻の文化財に関する深い造詣をお持ちですので、引き続き文化財保護審議会委員として委嘱しようとするものです。委嘱期間は、平成30年5月8日から平成32年5月7日までの2年間です。
各委員の専門分野についてですが、井藤委員は、大阪府教育委員会にお勤めのころより高槻の文化財とかかわりが深く高槻の文化財の様々な分野に精通されています。一瀬委員は、史跡整備指導検討会にも委員としてご協力いただいており、高槻の埋蔵文化財について詳細をご存知です。井上委員は、ご専門は美術工芸で特に仏像への造詣が深く、本市の指定文化財の仏像に関する調査をいただいております。小藤委員は、民俗文化がご専門で、高槻では特に民具に関するご意見をいただいております。高橋委員のご専門は建造物で、旧笹井家住宅を市指定文化財として指定したときに調査に携わっていただきました。
なお、脇田委員におかれましては平成30年3月7日にご逝去されたため解嘱となりましたので、あわせてご報告いたします。後任委員の選出につきましては、決定次第、委嘱議案の提案を行いたいと考えております。
以上、まことに簡単な説明ではございますが、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
深堀基子委員長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。
深堀基子委員長
それでは、無いようですので、採決に入ります。議案第16号、「高槻市文化財保護審議会委員の委嘱について」を原案どおり可決してご異議ございませんか。
(異議なし)
深堀基子委員長
ご異議が無いようですので、議案第16号は、原案どおり可決されました。
以上で、本日の日程がすべて終了いたしましたので、閉会といたします。
( 午後4時11分閉会 )