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令和2年度第2回高槻市文化振興審議会会議録

ページID:004526 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

1 会議の名称

令和2年度第2回高槻市文化振興審議会

2 会議の開催状況

日時:令和2年8月31日(月曜日) 午後2時から午後4時まで

場所:市役所本館3階 第2委員会室

出席委員:9名

3 議題

  1. 開会
  2. 案件
    (1)次期高槻市文化ビジョン素案について
    (2)高槻城跡公園 芸術文化劇場に係る地域再生計画の評価について
    (3)その他

4 主な審議内容

1 開会

- 会議成立確認 -

出席委員数9名、委員総数10名のため、会議成立を確認。

- 傍聴許可 -

傍聴希望者5名、全員の傍聴を許可。

2 案件

(1)次期高槻市文化ビジョン素案について

- 資料に基づき事務局説明 -

委員

本ビジョンにおける文化の範囲が、「文化芸術基本法の第8条から第14条に示されているもの」となっています。条文を確認したところ、第15条には「国際交流等の推進」があり、第2条第7項には「文化芸術に係る国際的な交流及び貢献の推進が図られなければならない。」と書かれています。オリンピックや万博の開催、インバウンドや外国人技能実習生が増加しているという状況や、市としても海外の姉妹都市と交流をしている中で、ビジョンが対象とする文化の範囲としては、「国際交流等の推進」も必要と考えます。

事務局

国の言う文化の定義は幅広いものですので、本市で分野別の行政計画を策定するにあたり、一定、範囲は作らないといけないと考えており、第1期のビジョンにならい、範囲を絞っています。国際交流をしないという訳ではなく、交流活動は行っており、基本方針の中にも「あらゆる人が」という言葉が出てきます。ビジョンを推進していく上で、多様な文化を背景に持つ方を含めて連携してまいります。

会長

国際交流の概念と、基本法で言う文学から民俗芸能までの概念は、必ずしも並列的に並べられるものではなく、それぞれの分野において、国際交流もベースにあるということだと思いますが、それをどのように記載するか難しいところです。

委員

市のこういったビジョンを見ると、すべての要素が一通り揃っていて良いと思う一方で、特徴はどこにあるのだろうと思います。
一つは、ベッドタウン、ニュータウンとして発展してきたことが特徴で、農村地帯も残っていますが、古くから開発されてきた地区の高齢化が進んでいます。一見マイナスの要素ですが、個性でもあります。
今後を考えると、大学や就職で一旦離れたとしても出産・子育ての時期に帰ってきたくなるまちであることが大事になります。また、高槻はここに住んで通勤・通学ができる便利なまちですが、市に魅力がないと若い人は京都や大阪に引っ越してしまいます。その世代をどう高槻に留めるかを考える必要があります。
高齢者に手厚くする、子育て・子どもに手厚くするということは示されていますが、中・高校生といった、土地に対する愛着や、まちに対する愛着が生まれるような世代への働きかけを強める必要があると思います。

委員

学生がニュータウンの研究をしていますが、外国人や経済レベルの異なる人などが疎外感を感じているという特徴があります。
異文化や異なる価値観を持った人を受け入れるような有り様が次の世代を引き込む魅力となると思います。
学生に話を聞くと、愛着を持って故郷に帰りたいという学生と、同じような価値観の人ばかりで息苦しいという学生と、両方がいます。同じ価値観や、ニュータウンとしての有り様を保ちつつ、異文化とも交流する寛容性を取り込むような施策がとれると良いと思います。

委員

以前の審議会でも出ていたように、「あらゆる人」との中には、「障がいを持った方」「高齢者」「子ども」「青少年」だけでなく、もっといろんなことがあると思います。

会長

文化団体協議会の歴史は昭和25年(1950年)から始まっています。様々な文化団体が、一つの協議会に属して長い間活動を展開しているということは高槻の文化のベースになると思いますがいかがでしょうか。

副会長

新たに整備される芸術文化劇場と公園を上手く利用して、文化を高めていくのもひとつだと思います。
安満遺跡公園ができて、来年には莫大な敷地が解放されます。これも含めて文化振興ビジョンを考える必要があるのではないでしょうか。そこに野外音楽堂ができれば、色々なことを広めることができるのではないでしょうか。もし、安満遺跡公園にそういったものが整備できれば、素晴らしい文化活動が発達すると思います。そういったものを含めて文化振興ビジョンは考えていかなければいけないと思います。

事務局

16ページの基本方針2の2.の最後の段落に、「安満遺跡公園や城跡公園などの屋外施設も市民の文化芸術活動の「場」として活用していきます。」と謳っていますが、野外音楽堂までは考えてはいません。

委員

高槻の特徴を聞かれることがありますが、特徴として答えられるものがありません。このビジョンからも、それと同じ印象を受けます。確かにこのとおりで納得はできますが、目玉になるようなことが書かれていません。最近、箕面市が「左手のピアノ国際コンクール」を開催し、そういったものがテレビで放映されるのを見て、高槻でないとできないような、みんながわかるようなものが一つあると良いと思いました。
これからの文化を支える人を育てることが重要だと思います。「子ども」「青少年」は、改正された文化芸術基本法の中にもしっかり謳われており、この本文にも出てきています。文化を通して子どもを育てることを考えた場合、子どもたちが身近に文化芸術を見たり聴いたりすることができるよう、安価な値段にできる方法を考えていただきたいと思います。
具体的でなくてもよいので、青少年を対象とした内容など、もう少しポイントになるものがビジョンの中にあると良いと思います。

事務局

そのあたりは実施計画の中で具体化していく予定です。

委員

衣食文化や居住文化などをもっと取り込む必要があると思います。弥生時代にここに住んだ人たちが、ここで稲作をして暮らしていたというようなことを、高槻の売りとしてはどうでしょうか。
コロナ対策の支援で、高校生に市から高槻産のお米10kgを送ったら、他市からはそんなに地元産のお米があるのかと驚かれました。給食をやめていたからということもありますが、それだけの田んぼがあります。
また、地元では寒天を作っておりドラマにもなっています。衣食文化とか、居住文化、稲作や弥生時代についてもここで書ければ、先ほどの高槻の売りにもつながるのではないでしょうか。
安満遺跡で整備される施設は、有機的なもので周辺と馴染む整備がされると良いと思います。

委員

過去との交流というイメージで文言の中に組み込んではどうでしょうか。遺跡には私たちとは違う価値観で暮らしていた人たちがおり、食生活も今とは当然違う暮らしがあります。外国の人と単純に並べることはできませんが、私たちが当たり前だと思っている以外の生活をしている人たちや、違うものとして遠ざけがちなものについて、例えば、基本方針2「地域・関連分野との連携・支援」の中などに、過去の人たちや異文化と交流するというような形で、異なる価値観との交流などのようなものを入れると、発想が変わってくるのではないでしょうか。

会長

「過去との交流」という言葉は面白いです。違う地域、違う年代との交流、違う歴史との交流といった視点を入れると良いと思います。

委員

宇津木秀甫さんの「高槻物語」という民話をまとめられたものの中に、豊かな歴史遺産があります。色んな意味で高槻市の特徴があるし、歴史に絡めた特徴あることが発掘・紹介できるとよいと思います。

委員

歴史あるまちなので、それを形にしていくことが必要で大事にすべきなのはそういうことではないでしょうか。

委員

もう廃盤になってしまったかもしれませんが以前「高槻かるた」というものもありました。スポット、古い歴史がたくさんあり、点々とエピソードはあるのですが、まとまっていません。

委員

15ページの基本方針1の1.のところに海外から来ている人たちとの交流をいれてはどうでしょうか。高槻は都市交流協会があります。それも文化の一部だと思います。
「交流」について、高槻に来ている外国の人たちにも高槻の文化を知って欲しいと思いますので、そういったことを、基本方針1の1.の「あらゆる人」のところに入れたらよいのではないでしょうか。「働く世代、子育て世代など」とありますが2.で「障がい者・高齢者」、3.で「子どもや青少年」とありすべて同じ事なので、1.のところに文章を入れればよいのではないでしょうか。2.の1行目にも、また「あらゆる」と出てきますがこれは変なのでとったほうがいいと思います。これがあると重複的で、上の「あらゆる」がよくわからなくなります。
2.に記載されているアウトリーチ活動については良いと思います。病院などに公演に行くような合唱団もあり、取組は行っています。その「アウトリーチ」について一つ気になります。17ページ基本方針3の1.にも「アウトリーチなどの事業を展開していきます。」とあり、これは芸術文化劇場、つまり指定管理者の仕事としてのアウトリーチで、基本方針1の2.のアウトリーチとは別でしょうか、それとも同じものでしょうか。

事務局

同じものです。

委員

老人ホームなどの福祉施設へのアウトリーチは、楽しみを提供するためであることが多いと思います。しかし学校へのアウトリーチは質の問題があり、子どもたちに良いものを鑑賞してもらわなければいけません。場合によっては逆効果になりうると思います。対象を考えて中身を吟味することが、特に小中学生へのプログラムについては必要だと思います。
11ページ「文化芸術にふれるきっかけづくり」で「あらゆる人が文化芸術を身近に感じ、ふれることができる環境整備が必要です。」とあります。もう一箇所環境整備に関する記載がありますが、高齢者や障がい者にとっては、今の現代劇場は、行きやすい場所ではありません。新たにできる芸術文化劇場についても、そこまでの行き方が課題だと思います。阪急・JRから劇場への利便性が確保でき、行きやすい環境整備ができればよいと思っています。

事務局

催しの内容に応じて、主催者にバスでのピストン輸送等ができないかという働きかけをしたいと考えています。また、アクセスルートを明示・整備を行う方向です。歩いていただくことでまちの活性化にも繋げたいという部分もあるので検討していきたいと思います。

委員

新たにできるホールは北摂の中心になるべきだと思っています。兵庫県立芸術文化センターとびわ湖ホールとの間、京都、大阪もありますがそれに匹敵する宣伝効果が必要だと思います。催しも、質の高い文化芸術を提供しているというイメージをつくることが必要で、その時に、駅に大きな看板や、方向を示す矢印もほしいですし、主催者がピストン輸送等をできるとも限らないので、市が取り組むことも必要だと思います。そうでなければ多くの人を集めることはできません。

事務局

ご指摘の点は認識しており、新しい劇場を建てるにあたっては、アクセスルートの設定や、ルートの周知方法、歴史の景観を加味してどのように歩道をしつらえていくかなどを並行して検討しています。開館と合わせて歩道整備やルート明示なども実施したいと考えています。
交通部からは道路形状的に路線バスとしては難しいと聞いており、それもあって、シャトルバスの運行が可能となるように劇場内にバスの駐停車場をつくるように計画しています。

委員

高槻は「歴史のまち」であると思います。また、教育では人権に力を入れてきていますので、「人権のまち」でもあります。特色はそういったところだと思います。
安満遺跡公園や城跡公園、今城塚古墳公園などがあり、またキャラクターの「はにたん」が子どもたちに浸透しています。遺跡や歴史的なものがあるところは高槻の特徴であると思います。
市民会館で学校の文化祭をさせていただくなど、市の施設と教育現場が近いとも思っています。
人権の話では、みんな違ってみんな良いということで、多文化共生や障がい者への理解、高齢者福祉などを、小中学校で勉強しています。その中で今の親世代で大学・就職などで外へ出て戻られた方にも、住みよいまちだと思ってもらっています。
特に、障がいを持った子どものいる親御さんからは、高槻は、特別支援教室に分けられるのではなく、原クラスがあってそこから抽出して学習室という形になっており、地域で生きていくということを考えたときに、両親が亡くなった後でも、地域で困っていたら友達が声をかけてくれるようなところで、安心できると聞いています。文化的なところでは、バリアフリーコンサートは、小さい子どものいる親御さんや、支援の必要がある子どもたちも、気を遣わずに鑑賞できて良いと喜ばれています。
高槻の特色としては、人権、歴史のまちを前面に押し出してはどうでしょうか。

事務局

多文化共生や、歴史遺産、食文化の推進といった内容は、もちろん意識していますが、本市においては、他で実施計画がある分野ですので、16ページ基本方針2の3.「産業・観光分野との連携」という部分で連携をベースとして整理したいと考えています。

委員

基本方針1「文化芸術に親しむ機会の創出」について、この表現はすごく良いですが、市民が受け身になる印象があります。「親しみ何々する」という書き方にすると良いのではないでしょうか。「親しみ、交流する」とか「親しみ価値を広げる」という形で、能動的な人を作るのだという人づくりの意識、人との交流、歴史との交流を含めて、1番に書くべきではないかと思えてきました。
基本方針2「地域・関連分野との連携・支援」は、産業や部署間の交流に近いものがこちらにあり、人々の意識を変えていくということは、基本方針1に、「鑑賞の機会がある」「こんなサービスがある」ということではなく、もう少し「能動的な市民になっていきます」という文言が入ると良いと思います。

委員

基本方針1の2.の内容で「文化施設に足を運ぶことが困難な人に対して」という文章が対象者を限定しているように思えます。
国の「障がい者による文化芸術活動の推進に関する法律イメージ」では、「障がいの有無にかかわらず、文化芸術を鑑賞・参加・創造することができるよう、障がい者による文化芸術活動を幅広く促進」とあります。劇場に足を運べない人に対してアウトリーチで何か提供するだけの話のように見え、「親しむ」という言葉が曖昧でイメージが湧きません。
法律の中に「鑑賞の機会の拡大」ということも書かれていますが、それだけでなく「交流の促進」「発表の機会の確保」「創造の機会の拡大」などもあるので、もっと具体的に、「こういった事をする人を応援する」とか「こういう事をします」ということが書けると良いのではないでしょうか。
文化芸術振興基本法の改正では、「年齢、障がいの有無または経済的な状況」にかかわらずということが書かれていて、この「経済的な状況」というのが先ほど、言われた異なる価値観との交流というところになると思いますが、「価値観」や「経済的な」という点を、もう少しここの1番のどこかへ入れることができないかと考えています。
また、子どもたちの教育と同時に、教育や活動をしようと思ったら、人材の育成が必要だと思いますのでそのこともどこかに書けないでしょうか。人材を育成する、確保するということはビジョンとして訴えるべきことだと思います。

委員

「文化芸術を活力とする機会」とすると良いかもしれません。上の「市民の活力を高める文化」というところに返してやらなければいけない気がします。

会長

これだけのことをしようとすると、コーディネーターなどの人材を育成・確保することが必須になりますので、認識として書いておく必要があります。それなしに、借り物で成り立たせることはできないと思います。

委員

鑑賞に重点が置かれているように思われます。サービス業のようで、ものを調達して与えればよいように見えますが、もう少し手間暇をかけて、創造とかプロジェクト的なものにかかわっていく必要があるのではないでしょうか。

委員

14ページの4つの基本方針の中で、基本方針2「地域・関連分野との連携・支援」で「1.本市の魅力を高める活力あるイベント等への支援」とありますが、「イベント」という言葉が、祭りなどのイメージに限定させてしまうので、「活動」などとして幅広い意味を持たせて、例えば、学校にアーティストを派遣して、ワークショップをするといったときに、そのアーティストを育成したり、支援したりするという感じで、絡めることはできないでしょうか。

事務局

本日、ご欠席委員のご意見として、文化でいうところのアーティストを育成することは行政の仕事ではないということをおっしゃっていて、幅広く底上げする、親しむ機会を作るということが、行政の一義的な仕事であるということをおっしゃっていました。みなさんがおっしゃってくださっているのは、超一流のアーティストというよりは、文化を支える側の方々の育成、囲い込みが必要ということでしょうか。

会長

そうです。マネジメントができるということも大事なのではないかということです。

事務局

そういうことであれば、本市には文化振興事業団という組織があり、そこで担っていただける部分であると思っています。

委員

マネジメントできるプロの団体があり、連携し、協働しながら取り組むというように、そこに市民も入れていただけると良いと思います。

事務局

第1期のビジョンには「文化・芸術をささえる方々」というような項目もありましたので、そういった要素を15ページの1.の辺りに足せないか検討します。

委員

国の「文化芸術推進基本計画」の中に、「文化芸術を支える専門的人材」という欄があります。そこに「地域の文化芸術に熟知しマネジメント力を備えた人材、多様で高いスキルを有する専門的人材を必要としており、こうした人材の育成・確保が我が国の文化芸術の持続的な発展において重要である。」ということが書かれています。その辺りを参考としていただけると良いと思います。

委員

寄付文化の醸成が文化振興の中で必要ではないかということと、実施計画でも良いのかもしれませんが、著作権に対する教育の考え方が必要ではないでしょうか。
ビジョンの推進のところにイメージ図がありますが、ここでプラットフォームとして事業団が中間支援的な役割を担い、各主体を繋ぐようなことができないでしょうか。今のイメージ図はそれぞれの立ち位置だけが描かれているのでその点をブラッシュアップしてほしいと思っています。

委員

このコロナの状況で芸術文化関係の人は非常に苦労しており、それに対して各自治体で様々な支援策を打ち出しています。その調査を学生たちと行っており、次のような中間支援団体がありました。
京都では京都芸術センターやHAPS(東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス実行委員会)が非常に現場の実情をわかっており、京都市はそれにどうにか資金を集めてくるということで、そのマッチングで特色のある素早い支援ができています。横浜ではすでにあった中間支援の団体が、コロナを機に、ネット配信の著作権の問題、税金をどのように収めるかといった問題など、事業としてアーティスト・文化関係者が生きていくための相談窓口を作っています。
現場と密接に連携できている中間支援団体がある自治体は、的確な動きができているという実感があります。大変だとは思いますがこの文化振興事業団が事業をする団体でもありつつ、市の中の情報網のプラットフォームとして機能していくのではないかと期待していきたいと思います。

委員

歌手や劇団、文化を発信している人たちの中には、コロナを受けて、自分が経済活動しているということをやっと意識し始めた人たちもいます。芸術家が趣味の延長ではなく、補償してもらえるような経済の担い手であるという認識を持つべきだと思っています。今まではプロダクションなどがそういったことを代行していました。コロナの影響で、個人のアーティストがそういった意識を持つように変わることを期待しています。

(2)高槻城跡公園 芸術文化劇場に係る地域再生計画の評価について

資料に基づき事務局説明

会長

企業版ふるさと寄付金の対象事業としてこれがふさわしいということを、この審議会で認めるということでしょうか。

事務局

対象としてふさわしいということは、すでに内閣府から認定を受けています。認定を受ける前提として、目標値に向けての進捗状況について、有識者の方々の評価を受ける必要があります。

会長

では、これは毎年この審議会で、今年は実績が何人で、目標を達成できたのか、できなかったのか、ということを確認していくということですか。

事務局

目標を達成できているのか、できていないのか、その要因は何なのか、ということをここで分析していただきます。令和4年度の最終の年度でどうなるかという目標値ですので、これを維持・向上させていくことが大切だと考えています。

委員

令和4年度が目標となっていますがどういうことでしょうか。施設が建つのが4年度なのでもう1年くらい遅らせないといけないのではないでしょうか。

事務局

計画上、4年度には建っている予定でしたが、入札の不調などにより遅れが生じ、ずれが出ております。しかしながら、地域再生計画上は当初の予定通り4年度になっています。おっしゃるとおり、事後の評価は必要になると考えています。

(3)その他

資料に基づき事務局説明

委員

コロナの影響から、無観客ライブが行われており、これが定着していきそうです。観客が入っていても良いですが、同時にネットでも配信するということが2年後にはアマチュアでも定着すると思われ、そうなると権利関係が問題になってくると思われます。
劇場としてどのような仕組みで、権利関係をどのようにするか、あらかじめ検討されると良いと思います。

委員

ロームシアターで先日、子ども向けのオンライン上のイベントを行いましたが、内部メンバーのみでは対応できず、配信のための技術スタッフチームを作って実施しました。
事業団がこれからどうされていくかということもありますが、今後そういった舞台芸術監督だけではできないことが必要になると考えられ、様々な劇場で検討されています。

委員

ネット上での生配信をするための職業もできてくるので、その辺を含めた運用を今のうちに検討しておいた方が良いと思います。

事務局

ご指摘の点について、設備としては対応できるものとなっていますので、権利関係や専用スタッフについては今から検討していきたいと思います。

委員

以前に、事業団のレポートを送っていただきました。レポートの内容にもうひと手間加えればいいものができますので、動画などを研究しながらホームページにアップすればいいものになると思います。

委員

市民の方はこれから自分が見たいものだけでなく、どのようなことがされて、どんな反応があったかについても興味があると思います。

事務局

今日頂いた意見をまとめさせていただいて、次回、提示させていただきたいと思います。

3 閉会

5 資料

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