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平成30年度第3回高槻市自殺対策連絡協議会
日時:平成31年2月13日(水曜日)10時から10時35分まで
場所:高槻市保健所 講堂
公開の可否:可
事務局(担当課):健康福祉部 保健所 保健予防課
傍聴者数:1名
出席委員:大西会長、池原委員、恩田委員、小畑委員、清水委員、鈴木委員、砂野委員、鳥山委員、名越委員、吉井委員
以上、10名
議題1 「高槻市自殺対策計画」(素案)に対するパブリックコメントの結果について
議題2 平成30年度自殺対策事業実績について
議題3 その他
事務局:
定刻となりましたので、ただ今から平成30年度第3回高槻市自殺対策連絡協議会を開催いたします。
委員の皆様方におかれましては、大変お忙しい中、ご参集を賜りまして、誠にありがとうございます。
議事に入るまでの間、事務局の方で議事を進行させていただきます。よろしくお願い申し上げます。
只今、ご出席いただいております委員の方は、17名中10名でございます。高槻市自殺対策連絡協議会規則第3条第2項の規定に基づき、出席委員数過半数を超えておりますので、本会議は成立しておりますことをご報告申し上げます。
<資料確認>
それでは、以降の進行は大西会長にお任せいたします。会長、よろしくお願いいたします。
会長:
議題に入ります前に、審議会等の会議の公開に関する指針及び高槻市自殺対策連絡協議会の会議の公開に関する要綱に基づき、ただいまから傍聴を許可することといたします。
傍聴希望の方の人数を、事務局からご報告お願いします。
事務局:
ただいまの傍聴希望者数は1名となっております。
会長:
それでは、傍聴希望の方をお席までご案内してください。
<傍聴者、着席>
会長:
それでは、議事に移らせていただきます。
議題1 「高槻市自殺対策計画」(素案)に対するパブリックコメントの結果について、事務局から説明をお願いします。
<事務局より説明>
会長:
事務局からのご報告につきまして、ご意見・ご質問等ございませんでしょうか。
<意見等なし>
次の議題に移ります。
議題2 平成30年度自殺対策事業実績について、事務局からご報告をお願いします。
<事務局より説明>
会長:
ありがとうございました。事務局からのご報告につきまして、ご意見・ご質問等ございませんでしょうか。
委員:
意見ですが、自殺未遂者相談支援事業について80%が支援終了との報告でした。自殺の動機としては、「健康問題」が多いですが、様々な要因が背景にあることを十分配慮し、支援終了の判断においては、慎重に検討いただきたいです。
事務局:
ご意見ありがとうございます。自殺未遂者相談支援事業の説明の補足をさせていただきます。支援終了の中で、「問題解決」となっている内訳としては、他機関との調整の中で他機関につないだケースや、自殺未遂者相談支援事業としての支援は終了し、一般のこころの健康相談事業に移行して引き続き支援しているケースもこの中に含まれております。
会長:
よろしいでしょうか。他にご意見等ございませんでしょうか。
委員
ゲートキーパー養成研修を受けられた方が受講後どのような活動をされているかわかるでしょうか?
会長:
ゲートキーパーの活動内容について、事務局からお願いします。
事務局:
研修を修了された方の修了後の活動につきましては、把握しておらず、そのことについては課題と認識しています。ただ、過去の自殺未遂者の相談を振り返ってみますと、「身近に気になる方がいたので、保健所を紹介しました」というケースもあり、ゲートキーパー研修という草の根活動が広がっているという実感はあります。
会長:
よろしいでしょうか。
委員:
ありがとうございました。
事務局:
少し補足をさせていただきますと、ゲートキーパー研修につきましては、「地域の中核となる活動をしていく人材の育成」という大きな目標をもって実施していくことへの検討が、今後必要となっていくと考えられます。ただ、まずは身近な人のSOSのサインに気づいて貰い、気づいた時にどのような所につなげば良いのか、幅広く知っていただくということが大切だと考えています。受講された方が、身近な家族、友人、職場の同僚、などの変化に気づいた時に、自分にもできることを感じていただけるようになることを、まずは目指しております。
事務局としましては、本協議会におきまして、今後進むべき方向性について継続的にご意見を頂ければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
会長:
よろしいでしょうか。他にご意見等ございませんでしょうか。
委員:
自殺未遂者相談支援事業の支援状況についてですが、29年度と30年度を比較すると、数が減っていることもあるのですが、支援の終了理由として問題解決した割合が多くなっています。問題解決に寄与した取組や、良かった点等、具体的にあれば教えていただきたいです。
また、ゲートキーパーについて、啓発や知識の普及というような位置づけになっているように思うのですが、受講後、もう少し深く関わってみたいという方の位置づけやそれに応えるような段階があれば、さらに良いのではないかと思いました。
会長:
事務局からお願いします。
事務局:
よかった点については、相談希望なしの数を見てみると非常に少なくなっているということから、相談に結び付いた人が多かったと言えます。その中で、こころの健康相談で引き続きフォローする方もいれば、ここで終了になった方、関係機関につないだ方などがいます。このように、「相談につながった」ということが大きかったと思います。
事務局:
ゲートキーパーに関するご意見をいただきましたが、自殺のリスクが高い方というのは、おそらく医療従事者や介護従事者が関わっている方が多いと思います。その方たちに対して、自殺のリスクについて発信していかなければならないと思っています。しかし、ゲートキーパーについては、日常生活を普通に過ごす中で、身近に危険信号を出されている方がいることを知っていただきます。例えば大学の中でも一定の割合で、自殺を企図する方がいます。友人がゲートキーパーを知っていれば保健所へ連絡する等、相談機関を紹介していただけると思いますので、我々としてはゲートキーパー研修については広く実施していく予定です。若い方の自殺を防ぐために学生を対象に実施したり、地域でたくさんの方とつながりのある民生委員児童委員の方々や、三師会の先生方にご協力いただきながら、研修を実施してきたところでございます。
会長:
ありがとうございます。他にご意見等ございませんでしょうか。
委員:
自殺者が減っているというのは、素晴らしいことだと思います。自殺未遂者相談支援事業では、実際に相談につながったことが成果の主たる理由とのご説明でしたが、40から59歳の方の自殺者数の大幅な減少についても、同様の理由と言えるのでしょうか。
事務局:
40から59歳の自殺者の減少についてですが、高槻市の取組としては、生活困窮者への就労支援について、力を入れて行ってきたことが影響しているのではないかと関係者の間では考えています。40から59歳の方の中には、仕事ができないことで、社会的な存在意義を感じられずに自殺に至る方も一定数おられると思います。そうした方が就労できると、生きがいを感じて自殺しないということが考えられます。社会全体でもここ数年景気が良くなり、雇用状況もよくなっています。それに加え、高槻市の取組も合わさって自殺者が減少しているものと考えています。
委員:
そうしたことも、どこかに明記されたらいいかと思います。
事務局:
ありがとうございます。ただ、データに基づいてのものではないので、そのあたりの記載は難しいかと思います。
会長:
その他、ご意見等ございませんでしょうか。
無いようでしたら、次の議題に移らせていただきます。
議題3 その他について、事務局からお願いします。
<本計画の周知時期、本会議の次年度予定、3月の街頭啓発キャンペーンについて説明>
会長:
ありがとうございました。本日、予定しておりました議題は以上でございます。その他、ご意見等ございませんでしょうか。
委員:
自殺未遂者の状況について、お話しします。
12月31日までに14名が搬送されてきました。そのうち5名の方は外来診療、うち事業説明は3名、結果的に保健所につながせていただいた方が1名です。残りの2名がどうなったかと言うと、元々保健所で接触のあった方が1名、もう1名は夜入院して翌朝退院され、かかりつけ医がいるということで、そちらに行かれたという方でした。
保健所につないだ方は、転院先で、入院中に精神科のコンサルテーションを受けられました。外来診療ではなく、生存されている方は、元々精神科入院中で高所から転落された方等々含めまして、皆さん、何らかの形で、精神科のかかりつけ医がおられました。以上報告です。
会長:
ありがとうございました。ご報告の件で確認したいことはございませんでしょうか。
無いようでしたら、事務局からは、何かございますか。
<部長挨拶>
会長:
それでは、本日の第3回高槻市自殺対策連絡協議会を終わらせていただきたいと思います。
本日は、ご多忙の中、ご出席いただき、ありがとうございました。
<閉会>