ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 医療・健康 > 精神保健 > 審議会 > 健康・医療・福祉 > 高槻市自殺対策連絡協議会 > 高槻市自殺対策連絡協議会会議録(平成30年9月18日)
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > 計画・審議会 > 審議会 > 健康・医療・福祉 > 高槻市自殺対策連絡協議会 > 高槻市自殺対策連絡協議会会議録(平成30年9月18日)

本文

高槻市自殺対策連絡協議会会議録(平成30年9月18日)

ページID:002967 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

1.会議の名称

平成30年度第1回高槻市自殺対策連絡協議会

2.会議の開催状況

日時:平成30年9月18日(火曜日)14時から15時15分まで

場所:高槻市役所本館3階 第2委員会室

公開の可否:可

事務局(担当課):健康福祉部保健所 保健予防課

傍聴者数:0名

出席委員:大西会長、稲田副会長、池原委員、大西委員、小澤委員、恩田委員、小畑委員、鈴木委員、砂野委員、鳥山委員、名越委員、野口委員、原委員、東口委員、松村委員、吉井委員

以上、16名

3.議題

  1.  会長・副会長の選任について
  2.  議題
    (1)「(仮称)高槻市自殺対策計画」の策定について
    (2)その他

4.配布資料

  • 平成30年度 第1回高槻市自殺対策連絡協議会 次第
  • 高槻市自殺対策連絡協議会 委員一覧及び配席図
  • 資料1-1 「(仮称)高槻市自殺対策計画」策定の概要
  • 資料1-2 「(仮称)高槻市自殺対策計画」策定スケジュール
  • 資料2 高槻市 自殺対策計画に盛り込む内容について
  • 資料3 「(仮称)高槻市自殺対策計画」素案
  • 資料4 「重点対象(案)」
  • 資料5 高槻市 地域自殺実態プロファイル(※当日配布回収)
  • 参考資料1 高槻市自殺対策連絡協議会規則
  • 参考資料2 高槻市自殺対策連絡協議会の会議の公開に関する要綱
  • 参考資料3 自殺総合対策大綱(概要)

5.審議等の内容

事務局:

定刻となりましたので、ただ今から平成30年度第1回高槻市自殺対策連絡協議会を開催いたします。

委員の皆様方におかれましては、大変お忙しい中、ご参集を賜りまして、誠にありがとうございます。

只今、ご出席いただいております委員の方は、17名中14名でございます。高槻市自殺対策連絡協議会規則第3条第2項の規定に基づき、過半数を超えておりますので、本会議は成立しておりますことをご報告いたします。

それでは、お手元の資料の確認をお願いいたします。

<資料確認>

<部長挨拶>

<委員自己紹介>

事務局:

議題に入ります前に、会長・副会長の選任を行いたいと思います。高槻市自殺対策連絡協議会規則により会長および副会長は互選により選任することとなっております。どなたか推薦はございませんでしょうか。

無いようでしたら、事務局より提案させていただきたいと思います。会長を社会福祉協議会の大西委員、副会長を高槻市医師会の稲田委員にお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

<異議なし>

事務局:

それでは、大西委員、稲田委員、それぞれ会長席・副会長席に移動をお願いいたします。

会長:

ただ今ご指名いただきました、高槻市社会福祉協議会の大西でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

副会長:

副会長に選任いただきました稲田でございます。よろしくお願いいたします。

事務局:

それでは、以降の進行を大西会長にお願いしたいと思います。大西会長よろしくお願いいたします。

会長:

議題に入ります前に、高槻市自殺対策連絡協議会の会議の公開に関する要綱に基づきまして、ただ今から傍聴を許可することとします。

傍聴を希望する方の人数を事務局からご報告をお願いします。

事務局:

傍聴希望の方は、現在のところおられません。

会長:

わかりました。それでは早々に会議を進めてまいりたいと思います。

議題1「(仮称)高槻市自殺対策計画」策定について、事務局からお願いします。

<資料1-1、資料1-2、資料2について事務局より説明>

会長:

ただ今の事務局からの説明に何かご意見・ご質問はございますでしょうか。

会長:

ご質問等がございませんでしたら、引き続き資料3、4、5のご説明を事務局からお願いします。

<資料3、資料4、資料5について事務局より説明>

会長:

ただ今の説明に対して、ご意見・ご質問等ございませんでしょうか。

また、事務局から計画の基本理念・数値目標・基本施策・重点施策以上4点について確認がございました。ご意見・ご質問等いかがでしょうか。ございませんか。

それでは、先ほどの説明の23ページ第4章、自殺対策の取組の2、重点施策で「世代の特徴に応じた取組の充実」が取り上げられておりますが、この点、なにかご質問等ございませんでしょうか。

(1)子ども・若者に対しての取組の充実が必要とされておりますが、教育の立場からご意見ございませんでしょうか。

委員:

(1)と(2)に関してですが、先ほどの報告の高槻市では、女性の30代で自殺死亡率が高いということを考えますと、SNSを通じた相談事業が取組として新しいものになるのではないかと思います。3月に実施された厚生労働省のSNSによる相談事業ですが、その中でも1ヶ月間で約1万件の相談があったということで、相談者の9割近くが女性で8割が30代未満であったということなどを踏まえて、子ども・若者に対する有効な手段ではないかと思います。

会長:

ありがとうございます。続いて、ご発言をお願いいたします。

委員:

20代前半である学生は、進路や色々な家庭の問題、プライベートな問題等、悩みを抱えていることが多い。経験上、信頼できる友人や周りの人に聞いてもらうだけでも気が楽になる、ということを実感しているので、人の話を聞けるような資質を教育できるような機会があればいいなと常々思っているところです。

会長:

ありがとうございます。続いて、ご発言をお願いいたします。

委員:

子どもたちに対する自殺対策の充実ということにつきましては、府立学校でも重点において現在取組を進めているところです。例えばクラスの生徒のことを担任がいち早く気がつくというような、個別の先生方の研修も重要ですが、学校全体としてすべての生徒に対して平等に支援ができ、適切な気付きがなされるように、今、府全体として進めていることは、校内の体制を整備すること、また関係機関との連携を行っていくことです。校内組織活動の活性化を校長のリーダーシップの基に進めるとともに、具体的に子どもたちの観察を、担任、教科担当や、生徒と近い存在である部活動の顧問などの関係者できめ細かく行っていく。いじめによる自殺であるとか、将来も見据えれば長期欠席からひきこもり等につながっていくような事例の早期解決をめざしたいと考えます。

また、背景にうつ等の疾患があることもございますので、長期欠席への対応など生徒の状況を学校組織全体で的確に把握して取り組んでいく必要があると考えており、実際に取り組んでいるところです。相談活動という意味では府立学校では、常駐ではないけれどスクールカウンセラーがいます。あるいは、精神科医につないだ方が良い事例もございますので、そのあたりもきっちりと行っています。

また、学校では長期の休業あけに自ら命を絶つということが多く発生することも分かっているので、学期ごとの集会や終業式、始業式等に相談窓口を子どもたちに周知していくような取組も行っています。

具体的に、子どもたちの現状について相談できる機会を持たせていくという意味で、現在年間3回の記名式のアンケートを行っています。ひとつは「安全安心な学校生活をすごすために」というタイトルで年間2回、これは、いじめ・体罰・セクシャルハラスメント等の人権侵害全般について書けるような形のアンケートです。

それから、いじめに特化したものを年間1回、これも府立学校全体で取り組んでいるところです。年間を通して、人権侵害を絶対許さないということを教育していくとともに、そうしたことが相談できる環境づくりを行っています。

この自殺対策の重点施策 子ども・若者に対する取組という意味でも、こうした取組が必要なのかなと考えています。

また、子どもへの支援ということでは保護者との連携が欠かせないと考えており、保護者が学校に相談しやすいような体制作りという意味では、例えば、本校では年間2回は懇談の機会を持って、できるだけ全員の保護者と懇談をするということをやっています。そういった機会で家庭での子どもたちの様子を確認していく。欠席した子どもについては長期欠席に至らないようにその都度欠席理由を確認していく。いじめなど悩みがあるために休んでいる生徒について、早期に対応していく形で保護者とも連携を欠かさないようにする必要があると思っています。

大阪府の教育センターで去年試行し、今年度から本格的に実施していることとして、文部科学省の補助事業でもございますが、SNS等を活用した相談体制の構築をしておりまして、具体的にはLINEでございます。これまでは電話やメール相談を行ってきましたが、電話は子どもが少なく、保護者が多い生徒の立場から言うとLINEによる相談は有効であることが去年の試行で分かったことで、今年は全員にLINE相談ができることを周知して実施しています。どれくらいの相談が入っているかは集計中で分からないのですが、大阪府として実施していて、有効ではないか、と聞いていますので、高槻市においても可能であれば実施していただいたら良いのではないかと考えます。

会長:

ありがとうございます。続きまして、ご発言をお願いいたします。

委員:

小学校もそうだと思いますが、中学校現場では、命の教育とか命を大切にするという教育について道徳を中心に行っているところです。今、高校からの話がありましたが、子どもたちへのアンケートとか懇談等での教育相談も行っています。いじめが今クローズアップされていますが、いじめの未然防止とかで子どもたちのサインを見逃さないようにしているところです。中学校には週1回スクールカウンセラーに来てもらったり、市の教育委員会ではスクールソーシャルワーカーの配置もされていたり、そうした方々も活用しながらフォローしているところです。

ただ、自殺を考えるということに至っている場合、深刻な問題もあって家庭に入り込めないことがあります。そうした際のサインをどう拾っていくかが課題となっています。

会長:

ありがとうございました。

時代の流れとともに、ITや携帯電話の時代になってきているのかなという印象を持ちました。

次に、(2)働く世代に対する取組の充実について いかがでしょうか。

委員:

月報いばらきという資料をご覧ください。

前年同月比の比率について、3 ワークサポートたかつき(JR高槻駅前に相談室がある)での、黒三角が目立っています。雇用失業情勢が改善されている中で、求職者の数は減っています。月報いばらきの1 一般職業紹介取扱状況でみますと茨木所全体の高年齢者の紹介件数は昨年度より3.6%上回っています。大阪府下全域が同じ傾向。労働人口が減少していく中で、年齢にかかわりなく意欲と能力に関わりなく、さまざまな再就職支援を行っているところです。定年になって家に篭ってしまうと、就労意欲が無くなったり、元の仕事(現場)に戻るのが大変になったりすることから、継続して現役でいていただけるような支援をしているところです。

ハローワーク茨木が取り組んでいる事業として、生活困窮者、生活保護受給者、児童扶養手当受給者への就労支援があります。

昨年度支援対象者は271名。内就職210名という実績を揚げることができました。高槻市については、市役所内に支援専門の窓口を設置し、市の担当者との連携を深めて事業を進めています。生活困窮者の方が生活保護を受ける手前でハローワークの事業に乗せていただいて、少しでも再就職の役に立てればと考えております。

ハローワークに来る方は、就労意欲が高い方で、就職できる方がこられるので、自殺との関連は薄いものと考えています。しかし、中には精神的に不安を抱えている人や、コミュニケーションを苦手としている方もおられます。

ハローワークの中で精神保健福祉士による相談、こころのサポーター相談コーナーがございます。求職活動をする際に、精神的不安を抱えている人が対象です。不安の解消や課題の整理のための相談コーナーを毎週水曜日10時から午後5時まで行ってきたが、雇用情勢が良くなっているときに、この相談については増加傾向にあるので、今年9月から毎週金曜日の午前中に2コマ増やして実施しているところでございます。

また、ハローワークに来ない方に、ホームページを通じてセミナーや面接会や、この4月から人材確保対策コーナーとして福祉人材を中心に支援していくコーナーを作っている。介護施設の見学会等のイベントを行っています。ホームページを開いていただいたらハローワークはいつも何かをやっているなということを知っていただいて、抱えている問題が大きくならないうちに、ハローワークに相談していただいたらという方向で発信していけたらと思います。

会長:

ありがとうございます。続きまして、ご発言をお願いいたします。

委員:

商工会議所の取り組みについてですが、中小企業の経営支援を行わせていただいています。商工会議所も各種相談を行っています。自営業者が業績不振であったり、資金繰りであったりとかの経営課題が悩みで、うつ病になって自殺につながるということになりかねないので、その予防策として商工会議所で経営課題を抱えている特に小規模事業所の方に対して課題解決に向けた各種相談会を行っています。経営で悩んでいる方がおられましたら商工会議所をご紹介いただけたらと思います。

また、昨年度創立70周年を迎えたのを機に、「健幸経営宣言」を実施しました。健幸経営宣言の取り組みがちょうど「働く世代に対する取組の充実」につながるのですが、企業の健全性を高めまして、経営者や従業員とその家族の方に幸福な気持ちが芽生えることは、ひいては経営者や従業員の自殺予防につながるのではないかと考えておりまして、商工会議所では市内事業所の健全な経営と企業の従業員の幸福な生活の実現を目指して次の2本柱で事業を推進することといたしました。

まずは、協会けんぽ大阪支部の「健康宣言」や経済産業省が中心となり、特に優良な健康経営を実施している大企業や中小企業等の法人を顕彰する健幸経営優良法人の認定を目指す事業者を支援したいと考えています。今年、11月頃に高槻市商工会議所自らが健幸経営優良法人2019の申請を行い、認定を受けることによって市内事業所に啓発したいと思っています。もうひとつは、セミナーや情報発信等健幸経営に関する商工会議所独自事業の実施を計画しています。

詳しい事業内容が決まれば、次回会議の折にでもご報告させていただきます。

会長:

ありがとうございます。

次に、(3)高齢者に対する取組の充実につきまして、高齢者対策ということにつきまして私ども社会福祉協議会の事業を簡単に説明させていただきたいと思います。

高齢者地域支えあい事業につきまして、1人暮らし高齢者や高齢者夫婦が住み慣れた地域で安心して暮らしていくために、福祉委員会が中心となって近隣の人たちによる見守り、声かけ訪問活動を行っております。

また、これに類似して福祉委員会は市内37区に分かれており、民生委員児童協議会は市内41の区域に分かれており、各地域のことは各地域の方が一番良く把握されておられます。民生委員が友愛訪問といって、お年寄りの方の家に訪問し身体的・精神的なことの話し合いとか、地域の交流の場である「ふれあい喫茶」という事業の中で、お茶を飲みながら隣り合わせた人と自然な情報交換や悩みを共有できる仲間を作るという触れ合いの場を月1回程度催しされているところもございます。今回の大阪府北部地震の関係でも、地域において福祉委員会また地域の民生委員児童委員の皆様方のお力をお借りして、地域での安否確認にもご尽力いただいたところです。

高齢者への対応につきましては、社会福祉協議会の活動を簡単ではございますがご紹介させていただきました。

続きまして、重点施策2では、自殺未遂者支援があがっておりますが、すでに連携しておられる関係機関の状況はいかがでしょうか。

委員:

消防本部といたしましては、警察庁の統計等とは異なり、消防本部が認知し、救急車が出動した事案の自損件数につきまして、平成29年中の出動件数は145件でございました。この中で、死亡されていた方が32名。うち22名が男性。女性が10名。この32名について詳細に分析しますと、年齢区分別で65歳以上の方が9名。成人、18歳から64歳までの方が21名。少年につきましては0でございます。不明が2名で、不明の理由につきましては、列車事故等により詳細不明のものでございます。発生場所についてですが、住宅が21件。その他が11件です。

自殺未遂者支援の取組ですが、救急隊が自殺の現場に要請されて向かいますと、状況により、動揺の強い方等については、相談窓口の紹介が難しいケースも多いのが現状です。また、平成25年は200件出動しており、平成29年は145件ですので、減少傾向にあるといえます。

会長:

続きまして、ご発言をお願いします。

委員:

救命センターにいらっしゃる方の中には、精神科救急の事案があります。精神科救急の方が依頼されたけれど受け入れが出来ず、翌日飛び降りたという方がございます。精神科救急も色々とご尽力いただいていますが、受け入れが不十分でないかと強く感じております。特に救命センターにいらっしゃって身体の損傷を整形外科的に治して、その後どうするのかということ。そうした方は繰り返し来られることがありますので、そこのところ、今後の課題にしていただきたいと思います。

会長:

次に、健康問題について、自殺者の原因・動機では全年齢層において健康問題、特にうつ病が上位を占めているということでした。

日頃の診療を通じてご感想などお聞かせ願えますでしょうか。

委員:

全体を通してですが、自殺者数が減っているということは、こうした取組が表に出てきていると言うようなことがあるのかもしれませんが、ハイリスク群の方が実は減ってきているということがありますので、自然減ということが否めないのではないかと思っています。

重点施策として働く世代に対する取組について言いますと、ハローワークの提供の資料にあります求人求職数を上回っているところ、これは何を示しているかというと、仕事をしている人達は人手が足りなくて仕事量が増えているということが見て取れるわけです。これに対して、働き方改革ということで、国の方は色々と時間外のこととか、就業関係のことはストレスチェック等で対策を打っておられるところがあります。パワハラとか言うことでも、労災事案等が発生する等、業務上の案件であれば労災で対応ということもあります。自殺の案件も増えています。

また、子ども・若者に対する取組として、児童生徒に対してのいじめと言うことは、要因としてよくあげられるのですけれども、もうひとつ注意していただきたいのは、指導死というものです。いじめに対する過度の指導ということで、失われなくてもいい命が失われるということを、最近聞き及んでいますので、ぜひご理解いただきたいと思います。

救急センターの方からのお話について、精神科救急につきまして、10月5日に三島医療圏域で行う、精神医療懇話会で、精神科医療のことを話題に、診療所・精神科病院と行政とで対策について考えたいと思っています。いずれにしても次のハイリスク群を作らないような取組をしていただきたいと思います。

会長:

ありがとうございました。

今回より、新しく参加されました委員、なにかご意見等ございますでしょうか。

委員:

日頃鉄道運営にご協力いただきありがとうございます。特に、高槻駅につきましては、高槻市様に多大なるご協力をいただき、ホーム柵に関しましてご協力いただきありがとうございます。まもなく完成いたす予定でございます。本日、ご提示いただきました計画案に関しましても、本社といたしましても積極的に協力させていただきたいと思っております。鉄道事故大変多くございますので、私どもといたしましても自殺が減少するように取り組んでいきたいと思っております。

弊社の取組をご紹介させていただきますと、福知山線の列車事故以降、重大な事故を起こさないといった意味で本年度は、安全高度計画2022を策定いたしまして、安全を追求する取組を推進しております。ハード面の取組といたしまして、踏み切り、車両、ホームの安全といったところの安全対策を進めてまいりたいと思っております。ホームの柵につきましては、10万人以上の駅で整備を進めていくという計画にしております。

今、導入を進めておりますのが遠隔セキュリティカメラと申しまして、ホームで長い間座っておられる方や、ふらついておられる方などをカメラが追いまして、お客様にお声かけをするという取組を進めているところでございます。

また、摂津富田に青色の照明が設置されております。これは、西日本360か所に青色の照明をつけております。さらには社員の見守りですとか、昨年の11月から人身事故という文言を使わないようにしております。人身事故というと、飛び込みをイメージするという統計が出ておりますので、お客様が列車と接触されたという表現に改めました。加えて、いのちの電話と共同制作したポスターを掲示するなど自殺の防止に取り組んでおります。摂津富田駅に青色の照明を設置していると申し上げましたが、2年前までは人身事故が多くございまして、2016年だけでも4件ございました。以降、2017年、2018年とも発生しておりません。

見守りにつきましては、先般新聞でも紹介されましたが、踏切が上がったにもかかわらず、渡ろうとされないお客様がおられ、それを見つけた車掌が指令所に連絡し、指令所から連絡を受けた駅係員が声かけをした。また、6日後に同じ場所に同じ女性を運転士が発見し、指令所に連絡し、駅員が再度お声かけをした。お声かけの効果があったのかその後は、その方の姿を見なくなった。ハード面の整備も大事だが、人の声かけなど重要であると思いますので、今後引き続き行ってまいりたいと思っております。

今後も、引き続き高槻市様と協力してお客様の命を守る取組を行ってまいりたいと思っております。

会長:

皆様のご発言、ご意見ありがとうございました。

それでは、ご意見も出尽くしたようですので、議題1につきましてまとめに入りたいと思います。

本計画の基本理念、数値目標、基本施策、重点施策、以上4点につきまして事務局案でよろしいでしょうか。

<異議なし>

ありがとうございます。

それでは、事務局案どおりにさせていただきます。

会長:

それでは、次の議案に移りたいと思います。

議題2「その他」につきまして事務局から説明をお願いします。

<次回、本会議日程について、事務局より説明>

会長:

これで、本日の議題はすべて終了いたしました。

今年度は、自殺対策計画を素案から計画に作り上げていく重要な時期となっております。

委員の皆様におかれましては、第2回の本会議におきましてもご協力よろしくお願いいたします。

それでは、平成30年度第1回高槻市自殺対策連絡協議会を閉会とさせていただきます。

本日は、ご多忙の中熱心なご議論をいただきありがとうございました。

<閉会>