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日時 | 令和元年12月23日(月曜日) 午前10時から午前11時まで |
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場所 | 高槻市役所 総合センター6階 C601会議室 |
参加者 | 安満人倶楽部 |
行政側出席者 | 市長・総合戦略部長・街にぎわい部長・市民生活環境部長ほか |
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テーマ |
全体テーマ 「市民参画で育てよう!安満遺跡公園」 |
(発言者)市長 開会挨拶
安満人倶楽部の皆様におかれましては、平素より本市の各般に渡りまして、ご理解とご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。また、本市の新たなシンボルとして平成31年3月に一次開園しまして、令和3年の全面開園に向けて、整備に取り組んでいます安満遺跡公園におきまして、本市と協力して様々な活動やイベントに積極的に取り組んでいただいておりますことに感謝を申し上げる次第でございます。
本日は、「市民参画で育てよう!安満遺跡公園」をテーマに皆様から直接、日頃の活動についてのお話やご意見を聞かせてもらえることを、大変楽しみにしています。
本日はどうぞ最後までよろしくお願い申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。
(発言者)司会
続きまして、本日の出席者を代表しまして、安満人倶楽部会長からご挨拶をお願いします。
(発言者)会長挨拶
本日はタウンミーティングに参加させていただきまして、ありがとうございます。安満人倶楽部は、発足してから2年9ヶ月、前身の市民活動プロジェクト3年を加えますと、活動実績は、5年と9ヶ月になります。今年は3月に安満遺跡公園が一次開園いたしまして、私たちのイベント活動も、本舞台である安満遺跡公園でご披露するということになりました。今までの公園計画地での試行錯誤とは違いまして、これまでつちかってきた成果を発揮できたと思っています。さらに「マルシェ」や「観月会」を行い地元高槻を再発見するとか、地域交流を目指していく大きい新たなイベントに挑戦いたしまして、成功裏に終えることができました。
本日のテーマであります「市民参画で育てよう!安満遺跡公園」、これは公園コンセプトを実践していこうとする私たちの目指すところでもあります。これからも市民の皆様に親しまれ愛される、また市民の皆様と育て続ける安満遺跡公園を目指して頑張っていきたいと思います。これからもご指導ご鞭撻を賜りますようお願いいたします。
(発言者)司会
それでは、このあとの進行は、濱田市長にお願いいたします。
(発言者)市長
それでは、活動報告ということで、会長からよろしくお願いいたします。
(発言者)会長 活動報告
安満人倶楽部の安満人という名称ですが、商いをする人を商人(あきんど)と言い、これを模しております。安満遺跡公園のコンセプトであります「市民とともに育てつづける公園」を受けまして、魅力ある公園づくりを目指す仲間たちを指す造語として、安満人倶楽部という名称としています。東京の六本木の方に喫茶とスイーツの店でアマンドという店もありますが、決してそれを真似たわけではありません。
活動方針は2点あります。私たちは「市民とともに育てつづける公園」というコンセプトのもと、市民が気楽に参加でき、楽しめるイベントやプログラムを企画・実践し、どうすれば魅力的な公園になるのか、みんなで考えて市民共有の公園づくりを目指します。
もう一点は、私たちは環境変化に対応し、持続的成長を図るため、今までの活動を発展・深化させるとともに、新たなグループの誕生・グループの再編による柔軟な組織運営を目指します。組織の硬直化を避けるため、時代の変化に応じて新しいグループが生まれることも良い、陳腐化すれば、グループを解体することも良い、そのような形で臨んでおります。
現在の会員数は、12月1日現在113名で、男性と女性の割合は6対4、平均年齢が57歳ということで、都市公園で市民活動をしている団体としては、比較的若い層で活動しています。また、現在も働いている方が会員になっています。
組織図ですけれども、現在9つのグループがあります。歴史・防災・自然・あまプレーパークの会・健康・広報・古代米・ペット・あまマルシェの9つのグループで活動しています。上から6つのグループ、広報グループまでが、市民活動の時から存在していたグループで、安満人倶楽部になってから新たに古代米とペットとあまマルシェの3つのグループが増えました。日頃の管理運営につきましては、幹事会で審議して決めていますけれども、規約改正や年度予算に関しては、年に一回の総会で審議しています。ここに示している人数としては、複数のグループで活動する方もおりますので、合計すると113名より多くなっています。
グループの活動紹介につきましては、グループ名から活動の内容も推測していただけると思いますが、このあと各グループの活動を写真で紹介しますので、あらためてご理解いただければと思っています。
2019年度の開催イベントの種類としては、私たち各グループが企画・実施するグループイベントが、2019年度、これから3月末までで23回になります。コラボイベントは、複数のグループがコラボして企画・実施をしており、9グループありますから安満遺跡公園ならではの新しいイベントを企画・展開させることができるだろうと、今後も期待しておりますが、現在のところは「泥んこ遊び」「イネの花観察会と案山子作り」「秋のふれあい祭り」と年に3回実施しています。
それから大きなイベントに関しては、会員に参加を呼びかけ、実行委員会形式で取り組んでおります。4月と11月にあまマルシェの「高槻のパン再発見」、9月に「あま弥生の観月会」、そして来年(令和2年)の3月に開園の一周年記念イベントとして「あまんどFreeDAY」と、年度内に4回実施します。これらのイベントを合計しますと30回ほどになりますので、今まで公園計画地で実施していた回数よりも少し上回ります。
続きまして、イベントの実施例の写真を見ながらご紹介させていただきます。4月、5月に関しましては、4月28日に「あまマルシェ」を開催しました。コンセプトは、リ・ディスカバー高槻という形で、マルシェを通じて高槻を再発見しようというものです。現在のところは、高槻は意外とパン屋さんが多く、名店もありますのでパンを再発見していこうとパン屋さんを紹介しています。またゴールデンウィーク中に、6千人超える方が来場し、予測もしない状況で、一時間で売切れてしまい、慌ててまた作ってもらった状態でした。それから、ゴールデンウィーク期間中も市民活動拠点の南側のスペースを利用しようと倶楽部紹介をしております。約10日間の期間中に約700名の方に来場していただいて、ご紹介させていただきました。
それから6月、7月につきましては、6月2日に「泥んこ遊び」、これは、まだ工事中のエリアに生産地の中に水田を三面ほど作っていただき、新たな水田で子どもたちが遊ぶというあまプレーパークの会と古代米グループのコラボイベントです。日ごろは、服を汚すと子どもたちは親に怒られますが、この日ばかりは、泥んこになって遊んでいました。これも昔から田んぼの土を捏ねるということで土を柔らかくする効果もありますので、それを兼ねて子どもたちに遊んでもらいました。
そのあと、一週間後の9日に「田植え」を行いました。これは古代米グループが行っています。線を引いて並んで後ろに下がっていくという、いつもはやらない動作に戸惑いながら、皆さん泥の感触を楽しんでいました。これは共催として高槻青年会議所さんにご協力願いました。
また同じ日に「あまプレーパーク」を開催しています。旧京大農場本館の前にけやき広場があって遊び場として最適なのですが、全面開園までの間、2年間は使用できないということで、けやき広場では最後の開催ですが大盛況でした。コンセプトは子どもたちが自分の責任で、自由な発想で自由に思いっきり遊ぶことができる冒険の遊び場で、子どもたちの自主性と創造性を育てていく考え方で、与えられた遊具で遊ぶのではなく、発育を含めた考え方で取り組んでいます。平安女学院の先生もメンバーに入っていただき、楽しい1日を過ごしました。
7月に入りまして、「樹木の高さと幹周りを測ってみよう」ということで、自然グループが行っています。樹木の高さを測る方法を考えてもらい、道具を自分たちで作り、実際に屋外に出て樹木の高さを測ってみることと、併せて測った樹木の特徴について、解析して学んでもらうということをしました。ただ、事前のPR不足で参加した小学生が6人と、寂しいイベントでしたが、後日9月に真上小学校の夏休みの作品展を見に行きました時に、小学校の4年生がこのレポート報告を掲示しており、非常に有難く感じました。それから、夏休み期間中の8月4日に歴史グループが「親子体験コースター作り」を行いました。これは、手作りでダンボール織機を私たちが作り、それを使って、カラフルな毛糸でコースターを作ってもらいました。11日には防災グループが関西大学の学生団体KUMCの皆さんにご協力いただいて「親子で学ぶ防災事業」として啓蒙活動を行っています。
9月に入りまして、「イネの花観察会と案山子づくり」ですけれども、例年この時期になりますと、カラフルなノギが色鮮やかに見えまして、田んぼアートなんかは、赤とか黒とか色彩が見られます。どうも今年は、旧京大農場本館北側の水田跡地の耕作土を持ち込んでもらったおかげで栄養が良かったようで、葉の成長が旺盛でして、カラフルなノギが隠れてしまいましたが、イネの花そのものは、虫メガネで観察して不思議な世界を楽しんでいただきました。あわせて、案山子作りをしていますので、この光景を見ていただくと遠景に安満山が見えると、手前に京大農場跡地の本館が見え、左側の真ん中あたりにまだ盛り土が残っておりますが今はなくなっています。6面の棚田式の水田がここで蘇ると、景色も写真撮影も良い様な場所に再生されるかなと、期待しております。
9月14日に初めて夜のイベント、「あま弥生の観月会」を実行委員会形式で行いました。構成をどうするか悩みましたが、第1部は子どもさん向けに紙芝居を中心に安満の歴史を含めてお話をしました。第2部として、「あまムラ誕生秘話」を今城塚古代歴史館の森田特別館長に来ていただき、邦楽演奏では関西大学文化会邦楽部、吟詠と舞では高槻市吟剣詩舞道連盟に協力していただきました。このときは屋根付き広場で開催しましたが、舞台装置が完備していませんので、照明器具も持ち込みとかですね、手作りの舞台でしましたが、それでも皆さんには楽しんでいただけたかなと思っています。同時に天体観測も行いました。当日は天気に恵まれ、満月だけでなく、土星や金星も天体望遠鏡で見ていただくなど、約600名の方にご参加いただき、夜のイベントは成功裏に終わりました。
次に10月に入って、「古代米 稲刈りとハサカケ(天日干し)体験」を行いました。古代米の稲刈りに関しましては、鎌でただ単に刈るのではなくて、昔、石包丁による穂摘みをしていたことを体験学習していただいております。そのあと、最近では珍しい天日干し「ハサカケ」なんかも子どもたちがわらを束ねて上にかけて体験してもらいました。このように米作りというものが、田植えから始まりまして、大変な作業だということがわかっていただいたかなと、考えています。
それから10月13日の「あまプレーパーク」ですが、けやき広場では巨木があるので、ツリーハウスなどを作って、木登りなどをして楽しみましたが、一次開園の芝生広場では何もないので、メンバーの皆さんが考えられて、成合の方からヒノキの木をいただいて、櫓を作り、ジャングルジムみたいな遊びを楽しんでいただきました。14日には、「保護犬・猫の譲渡会」をペットグループが開催しました。これは11の関係団体の方が賛同して集まって、里親として新しい飼い主さんを探す活動にたくさんの方に来ていただきました。
それから「ハロウィン鬼ごっこ」いうことで、健康グループが鬼ごっこをしました。子どもたちが広場で思いっきりかけっこして遊ぶという自由奔放の姿は微笑ましい光景で、汗をかきながら楽しんでいました。
次は、11月10日の「あまマルシェ」です。コンセプトは、「高槻再発見」ですが、目的としては3つあげています。高槻の魅力を再発見しようと、今回はパンマルシェに取り組みましたが、将来的にはいろいろなものを考えていこうと思います。パンマルシェですが、地元のパン屋さんがここに出店すると、来られたお客さんがここの地域にこんなパン屋さんがある、また行こうという形でつながりますので、交流を通じて地域の活性化を図るというのが目的であります。そしてマルシェを通じて多くの方に公園に来ていただきますので、賑わい創出にも貢献しています。参加者は、秋の場合は5千人超でしたが、春の1回目が混雑したため、反省として、ゆとりのあるレイアウトを考え、皆さんがゆっくりと楽しんでもらえるように一歩一歩考えながら仕上げています。
それから11月に入って「秋のふれあい祭り」です。古代米と歴史と自然の3グループのコラボイベントで、秋の味覚、素材に因んだ体験イベントを実施しました。今年公園で初めてイベントを実施し、共催として高槻青年会議所さんにブースを出してもらい、協力としては高槻市青少年指導員協議会にバルーンアートの催しで参加していただきました。古代米グループはお粥を振るまい、自然グループでは大変好評でしたクリスマスリース作り、それから歴史グループでは古代織りを体験していただくイベントを実施しました。バルーンアートでは、パフォーマーの集客力を改めて感じました。こういうプロの方が演じられると、屋根付き広場にいた子どもたちが、全部集まってくるような集客力でした。今後も参考にしていく必要があると思いました。
12月に入りまして、ペットグループの「わんこと一緒にクリーンキャンペーン」です。飼い主さんのマナー向上や犬同士の触合いを通じて犬の社会性を身につけるという活動をしています。ペットグループには、トリマーとかトレーナーという仕事の経験者や、獣医さんもおられ、グループの中の人材を生かして活動を展開しています。また、「あまプレーパーク」も櫓を組んで活動しました。
それから、来年1月30日に東京で「公園管理運営フォーラム」がありまして、そこで「市民参画で育てよう-新たなイベント活動に挑戦-」というタイトルで私が発表します。ここでは、「あまマルシェ」とか「観月会」の事例紹介になりますけども、地域に密着したイベントを企画して実践したということ、地域との交流や公園の活性化に貢献していることを、この場でリレー紹介させてもらいます。
また、来年3月22日に開園1周年イベントとして「あまんどFreeDAY」を行います。コンセプトは、市民が安満遺跡公園を「遊ぶ・知る・つながる・育てる」ことを目的に、自由に発信し、つながることのできる場とします。内容については、市民参加によるフリーステージ、これは事前に公募して、内容等を選考してから参加してもらうという新たな取組を企画しています。それから、安満人倶楽部による体験ブース、もう一つは安満遺跡の歴史展示を調整中ですが、これも「楽しく学ぼう弥生の暮らし」ということで、歴史グループと古代米のグループでいろんなレプリカも作っています。今回はレプリカで、触って、遊んでもらう、体験して学ぶような形で、親しみのある展示を考えています。あと、飲食ブースも出します。
その他のイベントですが、公民館に稲穂塾というボランティア団体があり、この方々が安満遺跡を知りたいということで、6月、10月、11月の3回、歴史講座と見学会に来ています。
今後のイベントになりますが、2月23日に初めての試みとして、「あま歴史講演会」を「稲作農耕文化と安満遺跡」という内容で古代米グループが実施します。やはり安満遺跡では、古代米というのは歴史的にも意義がありますので、このような活動を通じて広く知ってもらえるよう展開していきたいと思います。
最後に、今後の課題と目標ですが、1点目は活動資金という問題があります。これは、安定した活動資金の確保を長期的に考えていこうということで、まず市民活動支援費があります。従来は市の方で受け持っていただいたものが、現在は指定管理者から一定額、市民活動支援費が確保されていますので、通常の活動における印刷代や消耗品は、申請して対応していただいております。また、イベント参加費として原材料費だけは参加者に負担していただく、この時にプラスアルファという形で余剰分は活動費に充てます。さらに、民間市民活動支援金を3社からいただいております。それから、民間活動助成金を大阪府がボランティアで社員が働いている場合に、社員を通じて大阪府コミュニティギフトという形で、支援金を2017年と2019年にいただいております。ホットなニュースでは、福祉財団で助成金として21万円の耕運機を申請したところ、3年目になって採択されました。これも粘り強くグループ活動をホームページに掲載したりしたことが実ってきたのではと思っています。
2点目に、倶楽部活動の発展・深化という課題です。今の活動もバージョンアップしていかないといけないのと、社会変化と市民のニーズに対応していかないとと考えています。
3つ目の課題は、他の市民活動団体との連携です。2021年に全面開園すると、広大な敷地になるので、安満人倶楽部だけではまかないきれないので、当然他の市民団体とも連携をどうしていくかを今後詰めていきます。
以上が活動報告ですが、今回のテーマである「市民参画で育てよう!安満遺跡公園」ということで、遊び心を持ってボランティア活動を楽しんで行きたいと考えております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(発言者)市長
どうもありがとうございました。活発に活動していただいてありがとうございます。
私は、基本的に遺跡とかが好きで、わりといろんな所に出向きますが、遺跡公園自体があまり都市部になくて、地方のほうに行くわけですが、ほとんどの所は人が少なく、静かな所です。この安満遺跡公園については、静的か動的で言えば動的な公園であり、まさに安満人倶楽部の皆さんが活動していることで、動的な公園になっているのかなと思います。
確か最初に安満人倶楽部を結成されるときに、市長室に来られて、「これ良い名前ですね、誰が考えましたか」と、お話をさせていただいた記憶がございまして、まさに今活発に活動していただいて、非常に喜んでいるところです。
会員数が113名ということですが、活動の状況はどうですか。皆さん来られますか。
(発言者)会長
各グループによって状況が違いますが、例としまして、2、3年前の「安満人フェスティバル」の出席率が高くて、7割くらいの方がイベントに参加しています。今、マルシェではサポートの要員含めて30名くらいの方が、参加しています。
(発言者)市長
イベントをする時にそれぞれのグループが主体になって、準備とかはグループがするのですか。それとも全体でするのですか。
(発言者)会長
基本的には、実行委員会のメンバーで企画運営をして最終的には全体によびかけます。
(発言者)市長
あまマルシェでしたら、来客者が5千人来られるので、あまマルシェグループが22人ですし大変なのでは。
(発言者)あまマルシェ代表
会場整理だけでも10人くらい必要ですが、倶楽部の中でメーリングリストがありますので、当日は30人くらいお手伝いにきてもらい、なんとか当日まわせたかなと思います。
(発言者)市長
今のところはパンですか。
(発言者)あまマルシェ代表
そうですね、次回4月もパンを予定しています。リピーターの方が多くて、出品者もまたお客さんもパンでイメージが定着してしまったかなと思います。期待に応えてもう少し続けてから広げていきたいなと思っています。
(発言者)市長
もともとあまマルシェグループというのは、文化や名店・逸品を紹介してとなっていますね。
(発言者)あまマルシェ代表
もともとコンセプトを立てたときは、高槻再発見ということで高槻の良いところを探して、500くらい挙げて集約していこうとしましたが、なかなかまとめきれず、うまくいくか不安もありましたので、集客力とか知名度を優先して、一番キャッチーなパンを考え、また知名度が上がればいろんなことに手を出していこうかなと考えています。
(発言者)市長
そういえば、この前、12月8日に景観賞の表彰式でお会いしましたよね。大きな犬が歩いてきまして、「何という犬ですか」と尋ねると、秋田犬と言われましたが、秋田犬にしては毛が長くてわからなかったです。そのときに犬のマナーキャンペーンをしていたのですか。
(発言者)ペットグループ代表
はい、マナーの向上とか、あと社会性ができなくて、結局、手に負えなくて保健所に連れていき殺処分になってしまう犬がいるので、できたら防ぎたいですし、飼い主の皆さんに来ていただいて、触れあってお話しして励ますような取組をしています。
(発言者)市長
どうですか。安満遺跡公園は、犬のフンの始末の状況はどんな感じですか。
(発言者)ペットグループ代表
安満遺跡公園は芝生内へのペットの立ち入り禁止なので犬のフンはあまりないです。私たちも「芝生内に入らないで下さい」などの声かけをしています。
(発言者)市長
ありがとうございます。
広報グループというのは、全体的な広報ですか。
(発言者)広報グループ代表
おもにフェイスブックでイベントの告知とか、あとは拠点のところでグループの紹介などの活動をしています。
(発言者) 市長
あとは、防災グループですが。そうですね、安満遺跡公園は、遺跡公園と防災公園として整備していますからね。
(発言者)防災グループ会代表
実は私もですが、新たに加わったメンバーが多数いまして、やはり昨年の震災から非常に危機感とか意識が高まって、防災グループがあるのだったら、そこに入って何かしようと集まってきて、メンバーが今20名弱います。「あまんどFreeDAY」のときには、揺れを体験する起震車をお願いしていまして、市民の防災意識を高めていくことを考えています。
(発言者)市長
ありがとうございます。
古代米グループ、古代米ですよね。あの赤い稲穂ですか。
(発言者)古代米グループ代表
あの赤米とか黒米がイコール古代米ではありませんけれども、古代米は色があります。
(発言者)市長
味は美味しいですか。
(発言者)古代米グループ代表
もち米みたいな感じで、粘っこいですけれども非常に美味しいですね。古代米の試食会もありますので、私たちもだんだん味付けがうまくなってきておりまして、楽しんでいます。
(発言者)市長
近畿最古の田んぼの跡が出たというのが、安満遺跡公園ですね。
(発言者)古代米グループ代表
イベントをこれからも重ねて、小学生から体験していただいて学習してもらうことを進めていきます。
(発言者)市長
自然グループの園内に生息する植物観察、これは植物だけですか。
(発言者)自然グループ代表
植物だけではなく、動物も昆虫もいろいろカバーしています。まだ一次開園したところで、開園エリアの中で植生とか何ができるか模索するのがこの一年になってしまいましが、来年からは観察会も始めていきたいし、植物ですとか、あと田んぼのなかの生き物探しとかもやりたいですね。どんな生き物がいるかもこの夏に調べまして、いることがわかりました。
芥川のあくあぴあにご協力いただきまして、遺跡公園におもしろい生き物がいることがわかりました。昔から水田として利用してきた土地なので、よそにはない昔ながらの生物がいると、そういうことを子どもたち伝えていきたいです。最近見つかったのがカヤネズミ、小さい可愛いネズミです。
(発言者)市長
はい、テレビで見たことがあります。
(発言者)自然グループ代表
そうです。黄土色のネズミですけども、それが絶滅危惧種になっており、保護していけたらなあと思います。
(発言者)市長
どこにいるのですか。
(発言者)自然グループ代表
古代米の水田のところに、ずっと昔からそこにいると思います。
(発言者)市長
いるのですか。2,500年前から。
(発言者)自然グループ代表
はい、いたと思います。まわりが宅地になっていきましたが、もともとはあちこちにいたと思います。宅地になっても京大農場の田んぼのところに生き残っていたのだと思います。ただ、この公園開発でどうなるのかなと危惧しています。また今後も生き残っていけるような環境を作っていきたいです。
(発言者)会長
実は、去年カヤネズミに気付いて、これは水田がだめになると大騒ぎで確認したところ、稲作には影響ない、それに近所の農家の水田にも見られるとわかりました。
(発言者)自然グループ代表
18個くらい巣が見つかりまして、実際カヤネズミの赤ちゃんが見つかりまして、あくあぴあに相談して、巣に戻したりもしました。
(発言者)市長
ありがとうございます。
あまプレーパークの会ですね。
(発言者)あまプレーパークの会代表
コンセプトは、自然の中で木登りしたり、泥んこ遊びしたりとか、大人が作った室外遊具ではなくてありのままで遊ぶということです。
(発言者)市長
事故とかの対応はどうですか。最近は安全が重視されていますので。
(発言者)あまプレーパークの会代表
そのとおりで、そこが一番の課題です。過去2年半ぐらいプレーパークをしてきて、幸いにも大けがには至らなかったものの、1回だけ事故がありました。だから親が一緒に来て自己責任で遊んでもらっています。
(発言者)市長
自分の責任ですね。
(発言者)あまプレーパークの会代表
受付で説明して、看板にも書いています。
(発言者)市長
そうですね、なかなかそういう機会がなくなりましたね。私たちが子どもの頃は、自分で基地作ったりして遊びましたが、今は遊ぶところがないからこういうのは喜びますね。
(発言者)あまプレーパークの会代表
今は家でゲームして遊ぶことが多く、外に出る機会が無くなってきましたので。
(発言者)市長
ありがとうございます。
歴史グループですね。
(発言者)歴史グループ代表
弥生時代から古い遺跡が発掘されていますので、歴史グループとしてどんな活動ができるかを、みんなで考えて、弥生時代の暮らしを再現し、みんなに体験していただこうということで、弥生時代の古代の勉強会を毎月しています。あと、子どもたち向けの火おこし体験も行っています。また子どもたちに安満村を紹介したいということで、弥生時代の紙芝居を作りました。それと弥生時代の衣食住の衣について、古代織りを再現していこうと取り組んでいます。子どもはコースターを作っていましたが、大人は、弥生の時に作っていた腰機(こしばた)の織物で弥生織りを再現できるように、「下之郷史跡公園」で行われている弥生織り講座に一昨年からメンバー4人で参加しています。今度「あまんどFreeDAY」の時には、弥生織りの再現を体験したいと考えています。服については、弥生の時代は貫頭衣(かんとうい)ですね、それをメンバー全員が着れるように十何着作り、子どもたち用にも作っています。女王の卑弥呼風の衣服なんかも、6か月以上かかって作っています。ですから今までの弥生織りの歴史の体験ができればいいと思います。
(発言者)市長
ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。
(発言者)司会
予定されておりました内容はすべて終わりました。貴重なご意見をいただきまして、どうもありがとうございました。
それでは、閉会にあたりまして、濱田市長よりご挨拶を申し上げます。
(発言者)市長
本日はありがとうございました。まさに安満遺跡公園は、高槻のこれからのランドマークになる公園でありまして、中核となる公園を盛り上げていただける安満人倶楽部の皆さまから活動報告やご意見をいただきまして、勉強になりましてありがとうございました。私もいろいろお世話になりますので、声をかけていただいて、楽しく交流して楽しい公園にしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。