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本市は、従前から様々なスポーツが地域で盛んに行われており、昭和63年12月の健康都市宣言の中でも運動を栄養、休養と合わせて健康づくりの基本要素と位置づけ、積極的にスポーツ振興に取り組んできました。
さらに、平成9年10月に開催された「なみはや国体」をひとつの契機として、市民のスポーツに対する関心が高まる中で、21世紀に向けたスポーツ振興対策及び施設整備についての基本方策の必要性が意識され、担当部局を中心に一定の調査研究を行うなどの論議を進めてきていました。
しかしながら、スポーツ振興の課題はまちづくりの一環としても位置付けられるものであり、社会資本としての都市基盤や都市空間の整備、生涯学習、少子・高齢化、情報化、国際化などとも関係付け、教育改革、生涯福祉、国際交流等、様々な行政課題とも密接関連するとの認識に立って、 全庁的な視点から新しいスポーツ振興方策のあり方についてさらに検討を行うため、庁内の関係9部12課からなる「スポーツ振興対策及び施設整備に関する基本方策検討委員会」を設置し、平成11年7月に実施した「高槻市スポーツに関する市民意識調査」の結果なども参考にしながら、 国、府の動向を踏まえ鋭意検討協議を進め、平成12年3月31日報告書としてとりまとめられました。
本基本方策は、検討委員会報告が出された後、平成12年9月13日スポーツ振興法第4条に基づく「スポーツ振興基本計画」が発表されたのを受け、検討委員会報告に基づき、国の基本計画との整合性を図りながら、21世紀初頭に向けたスポーツ振興策の指針とするものです。