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令和2年度第1回高槻市文化財保護審議会

ページID:004662 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

1 会議の名称

高槻市文化財保護審議会

2 会議の開催状況

日時:令和2年7月28日(火曜日)  午前10時から
場所:高槻市総合センター 6階 C604会議室
出席委員:3人(井上一稔委員、一瀬和夫委員、井藤徹委員)

3 議題

  1. 役員の選出について
  2. 高槻市指定文化財の指定について(答申)
  3. 令和元年度事業報告について
  4. 令和2年度事業計画の変更について
  5. 文化財保存活用地域計画について
  6. 報告
  7. その他

4 審議内容

開会に先立ち、部長から挨拶。委員6名中3名出席につき、高槻市文化財保護審議会規則第3条第2項の規定により、本審議会が成立していることを報告。また傍聴希望者が1名いることを確認報告。出席された委員、並びに事務局の紹介。

案件1

役員選出まで事務局で議事進行を行う。高槻市文化財保護審議会規則第2条の規定に基づき、委員の互選により会長に井上一稔委員、副会長に一瀬和夫委員が選出された。以降の議事は委員長により進行。

案件2

高槻市指定文化財の指定について、事務局より説明。出席委員全員の同意を得て、審議会から高槻市長へ「指定することは至当」との答申書を手交。

案件3

令和元年度事業報告について事務局より説明。以下の質疑応答後、了承された。

他自治体との連携は珍しい、ぜひ続けてほしい。
→10年ほど前から西国街道沿いの自治体等で構成されている歴史街道推進協議会、民間も含めた北大阪ミュージアムネットワークなどに参加し、講演会ワークショップ等を開催している。またコロナ禍で中止となったが福岡県八女市とも連携の予定がある。

案件4

令和2年度事業計画の変更について事務局より説明、以下の質疑応答後、了承された。

しろあと歴史館の安満遺跡公園全面開園記念企画展では、何を展示するのか?また今城塚古代歴史館の秋冬企画展では、埴輪も展示するのか?
→しろあと歴史館では地元に残る文化財や民俗行事などを通じて、地域の歴史・文化を紹介する地域展を行う予定である。今城塚古代歴史館では、北河内のハニワも紹介する計画である。

案件5

文化財保存活用地域計画の作成について事務局より説明。以下の質疑応答後、了承された。

  • 本来なら3年はかかる地域計画を2年で作成するとの事だが、悉皆調査や資料調査を行うには時間が足りないのではないか。
    →過去の調査からリストアップし、できていないエリアや文化財をまとめていく。すべての悉皆調査を終える必要はなく、10年かけて調査を行い、文化庁とも相談しながら素案の中に問題点を埋め込む形になる。
  • 市民意識調査での質問では、地元にどれだけ資料が残っているのか、経年変化を残せればよいと思う。また所有者意識の変化もわかるし、文化財を紛失していないかの確認にもなる。
    →市民意識調査は、遺跡の認知度や活用に関する内容が主となる。委員のご意見は、展示などで地域に入る際に確認していきたい。
  • 文化財を守っていくための根幹にかかわるのが、市民の文化財への意識となる。これは日本ではあまり認識されていない。ぜひ幅広い文化財への意識調査を行って、これを高めていかないと、文化財の保護保存はできない。文化財の活用にばかり予算を増やしても仕方がなく、保存の予算こそ増やすべきである。事業も一過性の物ではなく、十年単位の物を計画的に行ってほしい。

案件6

安満遺跡公園、芥川山城跡、闘鶏山古墳について報告。以下の意見や質疑応答があった。

安満遺跡公園について

屋外の遺跡解説サインの設置場所は、安満山が見えるのであれば安満宮山古墳もサインに明示すればどうか。また環濠レプリカについては、体感できる仕様にするのはどうか。
→樹木によって安満宮山古墳を直接見ることは、難しいかと思われる。また濠はかなり立ち上がり角度がきついので、安全面での課題がある。2件とも検討してみる。

芥川山城跡について

芥川山城跡の地形図の縮尺は?
→石垣などは反映していない大まかな縄張り図は二千分の一で作成しており、今回の取り組みをもとに修正をかけていく。またこの秋冬に発掘調査を予定しているので、成果を披露したい。

闘鶏山古墳について

  • 石槨上部の被覆粘土層は、トップで10センチか?裏込め石まで達していないのか?
    →資料3-1のとおりである。試掘のトレンチや調査項目を考えいく。順次下げていくのが調査の基本だが、改めて内部を3次元計測するほか、被覆の状況を考慮していく。
  • 湿度は95%で安定しているのか?粘土層もひびわれているのか?
    →湿度は常に95%を超えており、どこかが結露している。被覆粘土層はひび割れ無し、粘土棺床は滴下した水で浸食されたらしく傷んでいる。
  • 闘鶏山古墳の調査は、難しい問題である。歴史的価値と将来性があるので、ぜひ保存活用してほしい。

案件7

次回審議会の日程調整は、12月に行う。

5 資料名

令和2年度第1回高槻市文化財保護審議会 資料