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令和2年度第1回高槻市芥川山城跡調査委員会
1 会議の名称
高槻市芥川山城跡調査委員会
2 会議の開催状況
日時:令和2年11月26日(木曜日) 午後4時から午後5時15分
場所:高槻市立しろあと歴史館 2階 体験学習室
出席委員:2人(中井均委員長、網伸也委員)
3 議題
- 調査の進捗について
- その他
4 審議内容
開会に先立ち、街にぎわい部長が挨拶。
委員3名中2名出席につき、本委員会規則第3条第2項により本審議会成立を報告。また傍聴希望者が0名であることを確認、報告。
出席された委員、並びに事務局の紹介。
案件1
事務局より、芥川山城の調査の進捗について、今回実施した確認調査(発掘調査)及び石垣の分布調査の進捗状況を説明したのち、以下の質疑応答があった。
確認調査(発掘調査)
- 委員より、短い調査期間ではあるが、できる限り発掘範囲を広げて、建物跡の規模を明らかにしてほしいとの意見が述べられた。
- 委員より、調査終了後の埋め戻しについて、どのように処置されるかとの質問がなされた。事務局からは、土を掘り起こす猪などにも対応するため、遺構に十分な盛り土を行うと回答した。
- 委員より、市民への広報について、どのような方法で行うかとの質問がなされた。事務局からは、調査成果がまとまった段階で、報道機関への情報提供と、速報展示を行うと回答した。
- 委員より、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、現場説明会は開催できないと思うが、説明会に代わるコンテンツ(ドローン映像など)を用意したほうが良いのではないかとの意見がなされた。事務局からは、調査現場のドローン映像を撮影できるか検討すると回答した。
石垣の分布調査
- 委員より、大手の石垣は、崩落しないように保存することが重要であると意見がなされた。事務局からは、今後の保存活用計画のなかで、保存手法などを検討していきたいと回答した。
- 委員より、今回の石垣の分布調査は、各石垣のカルテのようなリストであるが、この中で、明確に戦国期の石垣と識別できるかとの質問がなされた。事務局からは、大手の道沿いに点在するものは戦国期と考えられるが、判断が難しいものが多いと回答した。委員より、大手の石垣の積み方が、その後の飯盛城前身的な石垣と位置付けることができたら意義深いと意見がなされた。
案件2
事務局より、その他について、今後のスケジュールの確認を行った。
- 委員より、調査報告書の作成は、委員も執筆するのかとの質問がなされた。事務局より、報告書は事務局で作成し、委員からはご指導・ご助言をいただきたいと回答した。
- 最後に、オブザーバーの大阪府からは、旧摂津国地域の城館分布調査も同時に進めている旨の報告がなされた。
5 資料名
令和2年度第1回高槻市芥川山城跡調査委員会 資料