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令和2年度第2回高槻市文化財保護審議会

ページID:029448 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

1 会議の名称

高槻市文化財保護審議会

2 会議の開催状況

日時:令和3年2月18日(木曜日) 午後2時から3時40分
場所:高槻市総合センター 6階 C601会議室
出席委員:3人(一瀬和夫委員、井藤徹委員、登谷伸宏委員)

3 議題

  1. 令和3年度事業方針について
  2. 文化財保存活用地域計画について
  3. 報告
  4. その他

4 審議内容

委員6名中3名出席につき、高槻市文化財保護審議会規則第3条第2項の規定により、本審議会が成立していることを報告。また傍聴希望者がないことを確認報告。出席された委員、並びに事務局の紹介。

案件1

令和3年度事業方針について事務局より説明。以下の質疑応答後、了承された。

  • 今城塚古墳出土の埴輪の整理や報告書の完成見通しは?
    →現在、接合検討と併行して図化を行っている。2、3年を目途にまとめたい。
  • 安満遺跡公園から安満宮山古墳の間や、安満遺跡公園からしろあと歴史館、今城塚古代歴史館間などにバスを走らせたり、歴史ウォーキング用のマップを作製するなどの計画はあるのか。
    →イベントごとに案内したいと考えている。
  • 史跡嶋上郡衙跡の買い上げの予定や、現在の公有化率は?公有化を阻む要件があるのか?
    →公有化率は40%、小学校や営農中の田畑が多くあり、公有化によってどのように地域に還元するのかが課題である。

案件2

文化財保存活用地域計画について事務局より説明、以下の質疑応答後、了承された。

  • アンケート結果で教材や映像など学習ツールの充実が求められているが、具体的にはどのように考えているのか?
    →例えば安満遺跡公園の歴史拠点展示館には、学芸員がいないので史跡を案内するパンフやワークシートの作成を考えている。
  • 関連文化財群については市内の文化財でストーリーを作成しているが、関連する市外の文化財も入れ他地域との連携を考えては。
    →連携は今後の課題とし、まずは文化財リストに記載していきたい。例えば樫田地域はもともと丹波国で亀岡市と関係が深い。こうした事案について継続して検討していきたい。
  • 文化財の保存と調査について、大学との連携も計画にいれていっては。
    →大学とも連携して調査にあたり、本編の中で位置づけていきたい。
  • 関連文化財群のイメージで、富田と三十石船が浮いている。入れ込んだ方が良い。

案件3

芥川山城跡、安満遺跡公園、闘鶏山古墳について報告。以下の意見や質疑応答があった。

芥川山城跡について

山上で政務を執るということは生活空間も山上にあったのか、また土蔵は2・3階建ての可能性があるのではないか。
→山麓に居館比定地がなく、遺構・遺物と文献記録双方の面から山上で生活していたと考えられる。土蔵(塼列建物)は山麓からの視覚を意識した櫓として2階建てにしていた可能性はある。

安満遺跡公園について

居住域を取り囲む環濠設備の仕様はどのような状況になったか。
→環濠には水は張らずに白色石を平面に敷設して表現した。夜間には照明を点灯させるが、白色石に反射して環濠が煌々と浮かびあがる。

闘鶏山古墳について

石槨の調査は最短でも令和5年度となるのか。また埋文センターに設置している石槨模型の規模・材質等は古墳の遺構実物と同等なのか。
→最短では令和5年度予定だが、実施する上で様々な課題を検討中で延引する可能性もある。石槨模型については、材質は少し異なるが使用石材個別の法量は同じ。石槨の規模は近似するものに仕上げているが、令和3年度予定の内部撮影で正確な数値を得る見込みである。将来的には石槨模型を展示で利用したい。

案件4

次回審議会は、令和3年7月ごろの予定である。

5 資料名

令和2年度第2回高槻市文化財保護審議会 資料