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子育て講座『心の通い合う親子のコミュニケーションとは?』を開催しました

令和元年7月18日(木)関西大学大学院心理学研究科教授 岡田弘司さんをお迎えして子育て講座『心の通い合う親子のコミュニケーションとは?』を開催しました。

「自立って何?」というところから話が始まり、「自立」と「自律」の違い、大人は子育ての目標を自立とし、どのように子育てしていくことが自立に繋がるのかという内容で話が進んでいきました。子どもの自立にとって「子どもの甘えを早めにたちきる」か「子どもが甘えなくなるまで甘えさせる」かという考え方では、一般的にどちらが有効かということを色んな角度から考察していきながら話が進んでいきました。前者の場合、心の安全基地(情緒的なつながり、心の拠り所、信頼関係)は一応形成されるが少しの不安、心残りを抱き、親との分離不安が見られることがあるということです。後者の場合、心の安全基地が形成されるまでには時間はかかるが、一度できあがると分離不安はなくなるということです。それは何かあっても心の安全基地に戻れば大丈夫という安心感があるからだということでした。子どもの性格によって一概には言えないこともあるけれど一般的には、甘えが満たされ安心感が得られると自分の足で前へ進んでいけるということです。

このことから「子どもが甘えなくなるまで甘えさせる」ことのほうが、子どもは大人に甘えられると無条件に受け容れられていると実感し、安心感、安全感を持ちます。自分には身近に、全面的に甘えられ、受け容れてくれる大人がいるということ、甘えられる経験をたくさん積むことで人への信頼感が生まれ、大人との関係性が心の安全基地となり、自立に繋がるということでした。

では、甘えさせることと過保護はどのように違うのでしょうか?甘えさせるというのは子どもが親に対してこうしてほしいとリクエストすることに対して答えることであり、過保護というのは親がそうしたいと思い子どもにすることで、方向性としては別のことであるということです。親はどうしても転ばぬ先の杖で子どもが失敗しないように手を出しすぎてしまうことがあります。それは結局のところ、親の手抜きであって、子どもが自分でしようとすることを見守るほうがエネルギーのかかることであり、待つということが大切であるということでした。

日々の子育ては大変で時間に追われ、なかなかゆとりを持てないことが多いかと思います。でも、過ぎてしまえば、子どもの時期はあっという間です。大人は子どもを育てると同時に、子どもに育てられます。子どもの成長は大人の成長にも繋がり、大人の成長は子どもの成長に繋がります。一日一日、成長の瞬間を大切に子育てを楽しんでいってもらえればと思います。

カンガルーの森では色々な内容の子育て講座を開催していますので、ホームページをチェックしてみてくださいね。

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