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子育て講座『親子の絆を深める絵本~読み聞かせのはぐくむもの~』

おおきなかぶ

令和3年6月29日(火曜日)NPO法人「絵本で子育てセンター」絵本講師の山本いづみさんをお迎えして、子育て講座『親子の絆を深める絵本~読み聞かせのはぐくむもの~』を開催しました。

最初に、お母さんたちが小さいころから読み継がれている絵本、松谷みよこさんの『いないいない ばあ/童心社』を読んでいただきました。「ばあ!のページできつねのしっぽが反対側に向いていること、くまの足が開いているのに気づいていましたか・・?大人は字が読めるので文字を見ますが、子どもは絵のページをじっと見て絵本を読みます。ぜひ、その意識を覚えていてください。」と絵本の楽しみ方をお話してくださりました。いい絵本とは?絵本には「想像性あふれる絵」「豊かな言葉」大きく二つの要素があります。『いたずらきかんしゃちゅうちゅう/福音館書店』の黒一色の絵は、ちゅうちゅうの力強さを表しています。『くだもの/福音館書店』の果物の絵には子どもたちが手を伸ばし食べるしぐさをします。2年かけて心を込めてスケッチされたという作り手のエネルギーが詰まっていて読み手をひきつけます。子どもたちが言葉を獲得していく時には感動や情景と言葉のニュアンスを共に取り込むという説明もしてくださりました。『おおきなかぶ/福音館書店』の中に出てくる“とてつもなく”という普段はあまり使わない言葉を、あるお子さんが使いだしお母さんが驚いたというエピソードを交えて、絵本は言葉を教えるために読むのではなく柔らかな頭の中で豊かな言葉を取り込んでいくのだと話してくださりました。

また、絵本には「主食の絵本」と「おやつの絵本」があるという面白いお話がありました。同じ『ももたろう』の2冊の絵本を例にして、福音館書店出版の方が「主食の絵本」、学研から出版されている方が「おやつの絵本」です。「主食の絵本」の桃太郎誕生シーンでは桃を自分で割って生まれてくる力強さが伝わり、服装なども時代に合ったリアルな絵になっています。一方「おやつの絵本」では包丁で切ろうとしたら桃太郎が生まれます。服装も飽きずに楽しませるためにかわいらしく作ってあり、移動の時に持っていく便利な小さな絵本になります。3食のご飯ばかりだと息が詰まり、おやつばかりだと体が不健康になり豊かさが育たないので両方の絵本をうまく利用するバランスが必要と聞き、なるほどとたくさんの保護者の方が納得されていました。

最後に、読み聞かせは大人が自分のためだけに向き合ってくれる時間で、大きくなってからも“この絵本知ってるー”と記憶していることに気づいた時にお母さんやお父さん、おばあちゃんたちに愛されていたんだと感じます。賢くなってもらおうと読むのではなく、あなたを大切に思っていることを伝えてあげることが大切だと教えていただきました。

【読み聞かせポイント】

  1. 質問しない→子どもたちの想像を邪魔しない
  2. 絵の説明をしない→大人が勝手に言葉を挟まない
  3. 繰り返しを拒まない→その子にとって絵本は親友。その時大好きな絵本、時期をを逃さずに何度も読んであげてください
  4. あきらめない→集中できるのは3歳以上、それまでは絵本はおもちゃ、最後まで読めなくても良い
  5. 義務にしない→無理な時は歌でも良い。自分のために時間を作ってくれていることが子どもは嬉しい

今日のお話を参考にこれからも親子でたくさんの絵本時間を楽しんでみてください。子育て総合支援センターではいろいろな内容の子育て講座、親子講座を開催しています。ぜひ、ホームページをチェックしてみてくださいね。

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