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子育て講座『元気な子どもに育てましょう~生活習慣って大切~』を開催しました

元気な子ども

令和2年10月13日(火曜日)愛仁会看護助産専門学校から増本綾子氏をお迎えして、子育て講座『元気な子どもに育てましょう~生活習慣って大切~』を開催しました。

最初に、増本先生が助産師を目指した理由、自分の子育てについて、助産師として出会った親子のことなどのお話から始まりました。参加者の皆さんは自分たちが出産を経験し、子育て真最中の方ばかりだったこともあり、身近な話から始まったことで親近感を持ち、話に耳を傾けていました。本題に入ると基本的なことを具体的なエピソードを交え、丁寧にわかりやすくお話していただきました。

まず、乳児期は「基本的信頼感」を獲得する重要な時期であり、“自分は守られている”“自分は愛され、受け入れられている”ということを実感することで人が生きていく上で土台となる「生きる力」を育てることに繋がり、それが今後の成長過程で思春期の不安定さを乗り切る力や困難を乗り越えていく力となっていくというお話でした。では、基本的信頼感を育てるにはどうしたら良いのでしょうか?赤ちゃんは泣くことでしか自分の気持ちを表現できません。不安な気持ち、不快な気持ちを必死で泣いて表現しています。それに寄り添ってくれる大人がいることで、心地よさ、安心感、信頼感を覚えます。気持ちを表現すれば応えてくれる人がいるということを繰り返し経験していくことで基本的信頼感は育っていくということでした。

次に「どんな子どもに育てたいですか」「子育ての最大の目標は何ですか」。親には人それぞれ色々な思いがあると思います。ただ、共通して言えることは「将来幸せに過ごしてほしい」ということではないでしょうか。もし、将来幸せに過ごすということが社会人の役割と責任を果たし、自律的に協力的に社会生活ができる人間に育つということならば、「基本的生活習慣」と「人として生きていく力」を育てていくことが大切だとお話されていました。基本的生活習慣は一朝一夕で身に付くものではありません。早く寝ると早く目が覚め、しっかりご飯を食べられます。しっかり食べると体が目を覚まし、活動しやすくなり、しっかり遊べます。しっかり遊ぶと早く眠ることができます。これを毎日繰り返し身に付けていくのです。ただ、子ども自身が生活習慣を整えていくことはできません。これは大人の役割です。子どもたちが生きるための権利「食べること」「寝ること」「遊ぶこと」「愛されること」を大人が保障する義務があります。また、食べることは何を食べるかだけではなく、どのように食べるかも大切です。食卓の雰囲気、家族との会話、マナーなどさまざまなことを学びます。人と楽しく付き合える心を育てることはここから始まるのです。愛されることで情緒が安定し、家族という小さなコミュニティからコミュニケーションを学び、安心できる場所があるから外の世界に飛び出していけるのです。そして、遊びを通して、他の人との関わり方を身に付け、コミュニケーション能力が育っていくというお話でした。

「食べる」「寝る」などひとつひとつは難しいことではないですがそれを整え、続けていくことは案外難しいですね。忙しい毎日の中で完璧にはできないかもしれません。しかも今日の成果が明日出るというものでもありません。でも今から生活習慣や他人との関わり方をコツコツ積み重ねていくことが将来の子どもの幸せに繋がっていくと心に留め、できることから少しずつ始めていくことが大切なのではないかと思います。

子育て総合支援センターでは色々な内容の子育て講座、親子講座を開催しています。ぜひ、ホームページをチェックしてみてくださいね。