平成29年度第2回高槻市産業振興審議会
日時:平成30年3月20日(火)13時30分から14時30分まで
場所:市役所本館3階 第2委員会室
出席委員:12名
傍聴者:1名
(1)企業立地促進制度について
(2)その他
資料1 企業立地促進制度について
資料2 ホテル誘致の経過
資料3 中心市街地活性化基本計画の変更について
資料4 高槻市観光情報コーナーがオープン
産業振興課
1.開 会
-土井部長挨拶-
2.審 議
(1)企業立地促進制度について
-事務局説明-
委 員 22ページで述べているように、用地が少ない中で効率的に誘致するために研究施設や研究開発型企業の誘致を積極的に行っていくとのことであるが、4ページの奨励金の実績についてみると、「研究設備等投資奨励金」についてはまだ実績がない。今後重点的に誘致を行おうというポイントにおいて、過去の実績がないという点をどのように分析しているのか。
事務局 本制度は、本市において大規模な工場を誘致できる用地がないという中、比較的広大な敷地を要しない研究施設を誘致していきたいということで平成27年に創設している。これまでもPRに努めているが、比較的新しい制度ということもありまだまだ認知されていないのが実情である。このあたりも特に強調してPRを進めていきたいと考えている。
委 員 実績がないということについて、事業者からこの制度が使いにくい等の声は聞いたりしているか。
事務局 市内企業を対象に実施したアンケートにおいては、そのような声は出ていない。
委 員 候補になった対象事業者はあったのか。具体的に働きかけたが来てもらえなかった、あるいは他市に行ってしまったといった事例はあるのか。
事務局 具体的な案件はない。
委 員 4ページの「雇用奨励金」について、実績はまだ1件となっている。なぜ少ないのか、この実績を受けて今後どのように考えているのか聴きたい。
事務局 現行制度の要件が厳しいことが考えられる。雇用奨励金の対象は新増設した部分において正社員として雇用を行った場合のみが対象であり、例えば増設で、旧の建物と新しい建物に両方勤務するような勤務体系は対象外となっており、なかなか要件に合う方がなかった。より使いやすい制度になるよう制度改正等を検討していきたいと考えている。
委 員 私の知る限りでは、製造業の実態として、大企業は欲しい技術を保有する企業をM&Aで傘下に収めて自社の技術にしているということが1点。もう1点は情報関連の技術者の需要が多いが、どこの企業も先手を打って大学と連携して人材を囲い込みするという方向に動いていると思われる。それに対してはどうか。
事務局 市内の企業からは、近隣の大学と連携して基礎研究の知識を得ているほか、人材確保に関しても働きかけをしていると聴いている。
委 員 IoTの問題は大企業だけではなく、中小企業にも大変重要な問題であり、この分野を積極的に強化すべきである。また、高槻市内でも現在増設を検討している企業もあり、そこには単なる増設ではなく新たな雇用を産み出すというところも大きな目的の1つであると考えている。また高槻は利便性がよく、市外からもたくさんの方に来てもらえるような産業観光という観点も視野に入れているようである。これらの計画は高槻に企業誘致に対する優遇があるという前提で検討していると思うので、引き続き進めてもらいたい。技術に関する分野は1つの大きな原点になると思われる。
委 員 議会でも企業誘致に対しては様々な議論が出ている。高槻から出て行く企業はなぜ出て行くのか、課題を整理しなければならない。また、企業誘致に関する奨励金だけで果たして来てもらえるのかということも大きな問題である。各企業にどのような課題を解決すれば高槻に来てもらえるのか、情報をしっかり収集することが重要である。現在IC周辺を整備しているところではあるが、そのような場所を活用できるような施策を検討してもらいたい。奨励金を出せば来てもらえるようなものではなく、市外へ出て行った企業もある。企業が出て行くには、移転先の土地が安い、税金が安い等の要因はあると思うが、逆にどのような条件なら来てもらえるのかを今後調査し、教えていただきたい。
委 員 本市の企業数、従業者数はどのように推移しているのか、
事務局 製造業については、平成5年では事業者数は217件、従業者数は22,494人。平成25年の事業者数は418件、従業者数は10,718人となっている。
委 員 この20年で事業者数、従業者数とも半減しており、ここ数年でも微減していると聞いている。社会情勢の影響もあるかと思うが、市内の既存企業に高槻に留まってもらう、流出を防ぐという取組についても、誘致活動と両輪でしっかり取り組んでもらいたい。
(2)その他
■ホテル誘致の経過
■中心市街地活性化基本計画の変更について
-事務局説明-
委 員 ホテル誘致を公募するにあたっては、応募に至らなかった企業もいると聞いている。国からの支援が受けられるという情報を行政側がいち早く察知してお伝えしていれば、応募した企業もいるかもしれない。次回からは早めに情報を取得し、いち早く民間に提供することによって、1つでも多くの企業に手をあげてもらえる手法を考えてもらいたい。
■高槻市観光情報コーナーのオープン
-事務局説明-
委 員 日曜日や祝日は開設しないのか。
事務局 現在観光協会の体制の強化が図られており、それに合わせて日曜・祝日の開設についても検討していきたいと考えている。
委 員 たかつき土産、観光大使、そして観光情報を発信する場所と、観光推進のためのツールが揃ってきた。できるだけ早く日曜・祝日に開設できるよう努力していきたい。
-土井部長挨拶-
会 長 本日の会議録に関しては、事務局にて取りまとめ、各委員に送付する。
-各委員承認-
3.閉会
以 上