現在の位置

平成29年度第1回高槻市緑地環境保全等審議会会議録

1.会議の名称

平成29年度第1回高槻市緑地環境保全等審議会

2.会議の開催状況

日時

平成29年7月3日(月曜日) 10時00分~12時00分

 

場所

高槻市役所 本館3階第2委員会室

 

出席委員

9人

 

傍聴者

1人

3.議題 

1 保護樹木の指定について

2 その他

4.資料名

資料1   保護樹木の指定について

資料2   樹木位置周辺図

資料3   保護樹木指定候補木調査書

資料4-1 保護樹木指定候補木の調査結果について

資料4-2 樹木診断カルテ

資料4-3 地上部の衰退度判定表

資料5   保護樹木指定同意書

資料6   高槻市緑地環境の保全及び緑化の推進に関する条例抜粋

資料7   保護樹木一覧表   

5.担当課名

産業環境部 環境緑政課

審議等の内容

1.開会

  • 審議会の成立を確認(委員総数10名中過半数を超える9名出席)
  • 傍聴者の有無を確認(傍聴者なし)
  • 資料の確認
     

2.案件

(1)保護樹木の指定について

(事務局)

・案件説明【保護樹木の指定について】

(会長)

事務局からの説明について意見や質問はあるか。

(委員)

保護樹木の指定に対して異論はない。樹齢も古く、台風等の影響で倒木する可能性もあるということで、枝の伐採などもあり、指定数が減少し、現在28本と聞いている。みどりの基本計画44ページでは、自然や歴史文化遺産の保全の取組として、新たな指定を進めると記載している。より積極的に指定候補の樹木を調査する必要があると思うが、市として今後、具体的にどんな取組をして増やしていくのか。

(事務局)

 まず、市民や関係団体に保護樹木の制度についてホームページ等で周知をしていきたい。また、保護樹木になりうる、地域に親しまれている大木や珍しい木は市内にたくさんあるかと考えられるが、市の職員でそれらを探しまわるのは難しい。ホームページや広報を通じて市民に公募するなどして、新たな手法を取り入れながら保護樹木の指定を進めて、緑の保全に努めていきたい。

(委員)

保護樹木を通じて、その地域のシンボリックな印象を受けることを考えると、もっと増やしていくことが重要だと思う。緑を増やすということがいかに難しいことかと考えさせられる事例もあり、けやき通りのけやきにムクドリが群れを成すため強剪定をしたり、また、ある時、近隣に緑が無いから木を植えて欲しいとの相談を受けることもあれば、一方、木を植えたら、虫がつくから何とかして欲しいとの相談を受けることもある。その時に、みどりを増やすことは重要だと思うが、非常に難しさも感じた。都会にある緑は新鮮でいいと思う。難しいなかではあるが、今後、緑を増やしていく考えを持って進めていただきたい。

(事務局)

みどりの基本計画の44ページを参照いただくと、保護樹木の指定について記載している。また、同じページに、高槻らしさ、地域の特徴を表現する樹木の配置・保全を市民協働で進めると記載している。保護樹木については、古くからある樹木を保全するため保護指定していく。一方、シンボルツリーは、古い木だけではなく、今後新たに地域のシンボルとなる木を植えていくという考えも持っている。シンボルツリーは古くからある木だけでなく、新たにシンボルとなる木を市民協働で植えて育てていくという考えもあることを区別して進めていきたい。

(委員)

保護樹木を指定するのはいいが、資料15ページを見ると、個人宅に生えている木もあり、それに対して、市として例えば、年一回は樹木医を派遣して診断を行うことや、剪定にかかる補助として補助金を出すなどの指定後のケアについて考えを聞きたい。

(事務局)

保護樹木の指定後のケアについては、今までの審議会でも色々な意見をいただいたが、現在、市では樹木医の派遣を行っている。不定期で派遣をしているが、所有者の方が木の日常的な維持管理を行っていただいているので、例えば、そこで虫がついて、葉が枯れているなどの状況があった場合は、連絡をいただき、樹木医を派遣して、現在どういう状況であるか、対策の助言、指導を含めてアドバイスを行っている。それ以外の樹木を管理する薬代、剪定代については、所有者の費用負担としている。剪定費用などは、1~2万円ではできないのは認識しているが、現状では所有者の方にお願いしている。今後は、他市の状況等を踏まえて、新たな形で支援ができないか検討していきたいと考えている。また、現行制度では、管理の謝礼として、保護樹木1本につき5千円支払っている。

(委員)

保護樹木は市内に何本あるのか。

(事務局)

市内に28本ある。

(委員)

定期的に診断はできないのか。200~300本あるなら大変だが、100本越えていないなら、持ち主に管理をしてもらうと、切ってしまうなど、そういう状況になってしまう可能性もあるので、市の方で何本か管理をし、あとは持ち主にお願いするなどの方法がよいと思う。

一般市民には、持ち主でないと木の成長具合は分からないと思う。ただ、一般市民は葉が多く落ちているなどの、管理している所有者は毎日見ているという点ではいいと思う。

(事務局)

木を見ていくという点では必要である。毎年、職員が必ず一度は木の状態を見に行っているが、樹木医と共には見ていない。保護樹木もここ2~3年の間に、解除になった木も3~4本ある。その際に、委員からも管理の仕方について様々な意見をいただいて、今は樹木医の派遣で支援をさせてもらっている。現在は不定期であるが、長いスパンで定期的に巡回し、樹木診断をしていきたい。

(会長)

補足すると、この審議会で解除審議をした時に、今後どのように保護、保全していくかという議論になった。その際は、事務局から年に1回は職員が見回って、危惧を感じた場合は、樹木医を派遣する。何よりも、この樹木が保護樹木だということを、所有者の人に知っておいてもらうことが非常に大切だという発言があったと記憶している。

(委員)

指定について、資料8ページで処置の必要性があると書かれているが、長期に要観察が必要である、その他腐朽部の防の文字のあとが消えているが、それはどう書かれているか。恐らく、根元を守るという意味だと思われるが。

(事務局)

腐朽部を守っていく、腐っている部分に薬を塗って守っていくという趣旨が書かれていると考える。

(委員)

所有されている方には、なかなか専門性がない方もいるので、ぜひ支援をいただきたい。それと、樹木の防護について、防護が行き過ぎて樹木に近づけなくなって、樹木に親しめなくなるのが、本末転倒になってしまうと思う。防護と親しめる点の両立できる手立てを取っていただきたいと思うが、その点はどうか。

(事務局)

守っていくこと、後世に伝えていくことが必要になる。身近に感じることをできるように考えたい。しかし、木も人が根を踏むと根が弱ってしまうこともある。あまり近づきすぎると木も弱ってくるので、樹木医と話を進めながら、必要な対処を取っていきたいと考えている。

(委員)

両立できるように知恵を絞っていただきたいと思う。その点について要望しておきます。

(委員)

樹木の防護については、樹木の存在する場所の状況によって変わってくると思う。私有地にある木は、なかなか親しむという点に関して、直接木に触れるということはできないかもしれない。特に、先ほどご指摘のあった例は、公有地・共有地にあるようなものだと思う。一番大切なことは木を保全していくことだと思う。木の育成に影響のある利用方法があるなら排除しなければならない。

先ほど、会長からご指摘があったように、保護樹木であることのきちんとした周知をすることによって、木を楽しんでもらう方にも樹木が指定されている、守られている重要な木だということを知ってもらう対策をすることが必要だと思う。

そして、逆に質問で、なぜこれほどの木が今まで出てこなかったのか。もっと進めていくという上においては、受身の姿勢ではなく、今回、みどりの基本計画が改訂された平成29年3月から新しい改訂版の計画を進めると言っているので、その中で市内の貴重な樹木の点検活動を行ってもいいと思う。

植樹をすることの難しさの指摘があったが、植樹をしていく前に、現にあるものをきちんと保全していくことの方が有用でもあり大切だと思う。もう一度、漏れはないのか点検してほしい。

先ほど、ホームページで周知する話があったが、ホームページは市民がアクセスしないと見ないので、緑化の関係の団体もいるので、そういうルートを通じて、一度近くにこういう樹木が残っていないか、保全していく上では、市の方からサポートがあるということを周知した上で、もう一度、条件に該当しながら指定されていない樹木の顕在化をするという取組を、今回のみどりの基本計画の改訂を機にやっていく時期なのではないかと考える。

(委員)

市内に眠っている保護すべき樹木の情報については、古くから住んでいる地元の方々の話や様々なデータや資料を積極的に活用していくことが必要である。樹木は私たち人間より長生きしている。もちろん私達人間も長生きしているが、ただ長生きするだけでなく、若い世代のために緑地環境や地球環境を大切にしなければならない。樹木の保全を行政に押し付け、枯れ葉がたくさん落ちてくるなどの苦情を言うだけでなく、私たちは過去の先祖たちが大切にしてきた樹木を守り、これからもずっとそれら樹木を共有できるように伝えていかなければならない。

(会長)

高槻市にも、古くから住んでいる方々がおられるので、そういった方々の声を聞きながら、まだ保護樹木に相応しい木が地域に埋もれているのではないかとの意見であったが、積極的な掘り起こしと保護樹木の指定推進について事務局の意見はどうか。

(事務局)

この保護樹木の制度自体は、昭和62年から始まり、資料にも指定番号や年月日が記載されている。昭和62年から平成2年までの樹木が大半を占めており、平成18年以降は4本しかない。最近については、保護樹木は、ほぼ指定をしていない。みどりの基本計画に保護樹木の指定を進めると方針を定めている。一つは、市民、関係団体、緑花推進連絡会、環境市民会議の方々など、市民でも日頃から緑に触れている方々は多くいるので、そういった方々から、貴重な情報提供をいただけるようにアプローチをしていきたい。

一方で、市民の方には広報誌の方で保護樹木はないかとの投げかけを行うなど、色々な方法で掘り起こしを図っていきたい。

(委員)

高槻市では、このような制度で緑を増やそうと頑張っておられる。大阪府では、みどりの大阪推進計画を作り、府内全域で緑を増やしていこうとしているが、都市の中の緑を増やすのはなかなか難しい。

新たに緑化をする場所がないという問題点もある。今後、そういうところにどうアプローチしていくかという面で、都市の中でも神社はスポット的に緑を増やせるのではないかと思う。それらの場所を樹林保護地区として指定していくことで、きっちりとその緑を守っていくことは大切だと考える。

一点教えていただきたいのが、現在、保護樹木が28本あり、今回1本申請があったが、みどりの基本計画の中では、数値目標を定めて、緑被率や緑視率などもきっちりと数字で表されているが、今後、保護樹木を何本まで増やすといった目標を立てているのか、それとも計画の数値目標を達成するための一つの手法として取り組まれているのかどちらなのか。

(事務局)

保護樹木の数、樹林保護地区の数は目標には定めていない。みどりの基本計画において、目標設定をしているのは、緑被率、緑視率、その他市民の緑化活動率などを定めている。それらの目標を達成するべく、方針の一つとして保護樹木、樹林保護地区の制度がある。これらの制度をきちんと活発にしていくことが、計画の目標達成に向うと位置づけている。

(会長)

大木の管理については、先ほど、古枝の落下などで危険が生じる可能性ある場合でも、木を切ってしまうのではなく、枝を切るなど最小限の措置にしたらいいと意見があったが、森林組合でそういった相談を受けることはないか。

(委員)

相談は多くなっている。多くなっている実状としては、木は当然成長していくものであり、これ以上手に負えないというパターンもある。先ほど意見にもあった、落葉の処理も大変な状況にある。

所有者本人でも、先祖代々引き継がれてきた木が、自分の代になって手入れが大変だと、思い入れの違いで検討をされる方も多い。今回も保護樹木の指定で、樹木が敷地の割と端にあるので、隣接がどうなのか気になったが、地元の方の要望があったので安心はした。いずれにしても大きくなった木をどう対応するか、非常に心配される人は増えている。

最近では、我々も機械が入らない場所でも、ロープで登って必要最小限の作業を行うこともするようになっている。現場の状況に応じて、必要最小限、最適な方法でやれるようにしている。

いずれにしても、色々な技術があるので、対応していかなければならないと思う。

所有者も世代交代をするので、指定に関しても、指定する時は了承するが、月日が経過した際に、よく知らない状況にもなるので、代が変わった際にも、制度を理解してもらうことが必要だと思う。

樹林保護地区の制度もあるが、どの辺が指定になっているのか、どう守るべき存在なのか、支障があった場合にどこに相談にいけばいいのか、市民一人ひとりが分かっていたほうが良い。

引き続きそれらの周知が必要だと思う。

(会長)

今は、技術も非常に進歩しており、危険だから切るのではなく、必要最小限度の危険な枝だけ切る対応もできる。保護樹木を積極的に守っていくことが重要だと思う。

(委員)

今回のことで、明らかになったことは、周知がなかなか図られていないことだと思う。周知というのは、制度の周知、この木が現場で保護樹木ということの明示であると思う。先ほど、ご指摘があった、保存することによって、かえって利用者がアクセスできなくならないようにしてほしいとの意見があったが、結局、その木が保護樹木ということを市民が知っていれば、色々な事が起こった場合にみんなで議論することが生まれると思う。それがないと、所有者と行政だけの話になってしまう懸念がある。

制度のもう一度の周知、対象木の拾い出し、これまで指定されたもの、これから指定されるものの現場でのきちんとした周知が必要。きちんとした看板をつけて、その樹木、樹林の大切さが所有者だけでなく、周りの人、その木を引き継いでいく人にもその価値がきちんと理解してもらえるような表示をすることによって、色々な人の意見、調整が今後やりやすくなるのではないか。

(会長)

議論もつきたようなので、本案件を保護樹木に指定してもよいか。

(各委員)

異議なし。

(会長)

全員意義が無かったので了解したとするのでよろしくお願いする。

議題の「その他」について、事務局説明お願いする。

(事務局)

その他の案件については、特にない。

(会長)

それでは、案件がないとの事だが、本日配布いただいている、みどりの基本計画(改訂版)について事務局より何かあるか。

(事務局)

みどりの基本計画については、各委員には、昨年度4回審議会を開催した。色々とご審議をいただき、大変ご協力をいただいたことを、まずお礼申し上げたい。

みどりの基本計画については、平成29年度から5年の計画となっている。この5年計画ということで、これから進めていく中で、みどりの基本計画の進捗につきましては、今まで審議会で報告をさせていただく機会がなかったので、今年度からみどりの基本計画について、庁内の進捗状況を把握し、目標設定や目標数値を立てている数値についても、委員の皆さまの方に進捗をお示しし、今後どういう形で進めていくのか、ご意見をいただきたいと考えている。

今年度、もう一回開催を予定しているので、何卒ご協力をいただきたい。

(会長)

今年度、もう一度開催ということだが、どのくらいの時期を想定しているのか。

(事務局)

第2回は年明け以降の1~2月で予定している。具体的な日程については、会長と相談の上、後日委員の皆さまにも連絡させてもらう予定である。

(会長)

次回は年明けということで、これで、次第にある全ての案件が終了したので、本日は閉会とする。

お問い合わせ先
高槻市 街にぎわい部 農林緑政課
高槻市役所 総合センター 9階 
電話番号:072-674-7402
ファクス番号:072-675-3133
お問い合わせフォーム(パソコン・スマートフォン用
※内容によっては回答までに日数をいただく場合があります。

ページの先頭へもどる