現在の位置

第2回高槻市自転車利用環境検討委員会

日時

平成26年8月5日13時00分~15時30分

会場

高槻市役所本館 2階 全員協議会室

委員一覧

山中 英生  委員長(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部教授)  出席

吉田 長裕  副委員長(大阪市立大学大学院工学研究科准教授)       出席

矢野 円郁  委員(神戸女学院大学人間科学部准教授)           出席

たか井 伊知子 委員(奥坂小学校校長)                   欠席

川上 真樹子 委員(冠中学校校長)                    出席

山本 稔   委員(大冠高等学校校長)                  欠席

服部 淳一  委員(大阪府高槻警察署交通課長)              出席

竹田 佳宏  委員(近畿地方整備局大阪国道事務所交通対策課長)      出席

森口 治   委員(大阪府茨木土木事務所参事兼維持管理課長)       出席

根来 勝利  委員(高槻市交通指導員協議会)               出席

萬谷 由美  委員(高槻市PTA協議会)                  出席

久保 光広  委員(高槻市障害児者団体連絡協議会)            出席

岡本 淳一  委員(高槻・島本自転車組合)                出席

植木 繁夫  委員(たかつき環境市民会議)                出席

こう麗 敏行  委員(たかつき交通まちづくり研究会)            出席

勝山 重遠  委員(公募市民)                      出席

北東 麻里  委員(公募市民)                      出席

三浦 宏樹  委員(高槻市交通部企画運輸課長)              出席

事務局

都市創造部管理課・道路課

傍聴者

13名

議事

(1)(仮)高槻市自転車利用環境基本計画の概要

(2)第1回高槻市自転車利用環境検討委員会での主な意見と対応

(3)自転車利用の現状と課題

(4)自転車利用環境に関する基本方針(素案)

(5)(仮)高槻市自転車安全利用条例の概要

配布資料

資料1 委員名簿(PDF:86KB)

資料2 委員会資料(PDF:4MB)

資料3 市民アンケート調査票(PDF:419.3KB)

資料4 アンケート調査結果(速報版)(PDF:460.4KB)

資料5 第1回自転車利用環境検討委員会会議録(PDF:198.8KB)

資料6 附属機関設置条例(PDF:59.3KB)

資料7 委員会規則(PDF:38.9KB)

資料8 委員会の会議の公開に関する要綱(PDF:48.6KB)

資料9 委員会傍聴要領(PDF:48.6KB)

議事概要

○各委員、●事務局

■開会

 

■委員長あいさつ

〇委員長

これより第2回高槻市自転車利用環境検討委員会を開催する。

事務局で自転車利用に関するアンケート調査を行っていただき、アンケートの回収率が非常に高かったと聞いている。それだけ、自転車に対する高槻市民の関心が高かったと思われる。本日は、13名の傍聴人の方がご参加いただいている。

委員の皆様には、奇譚のないご意見をお願いしたい。

 

■吉田副委員長(大阪市立大学大学院 准教授)講演

〇副委員長

「国内の自転車施策の事例紹介」についてご講演

〇委員

説明の中にあった堺市の自転車利用推進委員とは具体に何しているのか。また、どの程度の規模で行われているのか。

〇副委員長

学校や企業の代表者が、市により実施される講座を受講し、自転車利用推進委員の認定を受け、各企業・学校単位で自転車の安全利用に関する指導をしてもらうものである。

〇委員

自転車利用推進委員を認定した効果はどの程度あるのか。

〇副委員長

堺市では、今年から取組を始めたので効果はまだわからない。

〇委員

高槻市には交通指導員が800名おり、主にPTAのお母さんなどが警察で講習を受けて通学時の指導をしている。それに近い形か。

○副委員長

ご指摘の例は小学生の通学に特化した指導だと思うが、中高生への展開なども考えられる。

〇委員

ただし、指導を行ったとしても、高校生はいうことを効かないというのが実態である。

〇副委員長

金沢市等では、自転車の交通違反者に対して警察がイエローカードを交付している。継続的にイエローカードが交付していくことで、交付枚数が減少し、事故が減っていくという効果も期待できる。

〇委員長

高校生の指導は、どこの地区でも問題となっているが、高校生等は一度ルールを理解し、守り始めるとしっかり守ってもらえるようになり、地域のリーダーともなり得る。

〇委員

自転車専用通行帯を逆走する自転車があると説明にあったが、どのような意図で自転車は逆走しているのか。

〇副委員長

画像実験により研究した結果であるが、歩道に歩行者がたくさんいる場合に自転車は歩道から車道に降り、車道を逆走しているようである。また、自転車の交通ルールを知っている人より、ルールを知らない人の方が車道を逆走する傾向があるようである。車が前から来た方が、自転車から車がよく見えるため安全と誤解している方も多いようである。

 

■議事

●事務局

【資料の説明】

資料2 前半(PDF:1.7MB)

〇委員

古曽部天神線の自転車走行指導帯が整備された路線は、歩道が広く、自転車の空間が整備されていることをあまり気にしなかったが、現状どの程度利用されているのか。

●事務局

整備後に実施した交通量調査では、車道を逆走する自転車が減少したという結果が出ている。ただし、大阪府下では、法定外表示による自転車通行空間の整備が初めてであったため、なかなか利用者に周知が進んでいないのが現状であり、時間帯によって自転車走行指導帯を通行している割合はまちまちである。

〇委員

もともと西国街道が狭い中で、安満の方から走ってくる利用者などは安全を感じているのではないか。

〇委員

今回の基本計画は問題点に対する対処策というイメージがあるが、もっと理念的なところとして、高槻市として「自転車を活用したまち」「クルマよりも自転車を優先したまち」を目指す、など強いメッセージを計画の中に入れられないか。

●事務局

現在、高槻市の総合交通戦略を検討中であるため、その計画とも整合を図りながら検討していきたい。

〇委員長

上位計画も含めて考えていく必要があるが、高槻市においても、基本的には、自転車の利用率を維持していくという方針かと思う。自転車利用が全国的に見て大変多いということを課題と見ることも出来るし、逆にそれを活かしていくという視点もある。

〇委員

たかつき環境市民会議でのタウンミーティングにおいて、自動車の利用を抑え、自転車の利用を促進しようという方針となった。しかし、実際のところ自転車は怖いという議論もされ、自転車の危ない面を減らしていく取組をすすめている。ルールを守ってもらうための施策が必要と感じている。

〇委員長

まずは、自転車が安全に走れる場所を明確にすることが重要である。自転車が縦横無尽に走るような実態になっているが、今一度左側通行を徹底させることが必要である。

〇委員

本計画は、今後6年間の計画期間である。自転車を考えるときにハードとソフト面のかみ合わせが重要と感じているが、現実問題、ハードの整備を目指したとしても、高槻の道路事情を考えるとほとんど整備ができないと感じている。ソフトの問題はお金がかからないため、ソフト面の対策で有効な方法がないか考えていただきたい。

〇委員長

ソフト面の対策は安全教育としてこれまで色々されてきたが、教育段階では理解が進んだとしても、いざ現場となるとバラバラに走っているのが実態である。近年、全国でも、地道に現場で指導していく取組が行われている。金沢は実際にそれを実践していて、2ヶ月ほど続けていくと徐々に守られていくようになっていく。その上で、マークや路面表示などを必要なところにつけていくとハードと一体となった整備が行える。現場での指導をどれだけやるかが成果につながる。

○委員長

古曽部天神線の整備のように、連続して自転車空間の幅員を確保していくことは難しいが、矢印やマークを一定の間隔を置いて整備していくだけでもかなり効果がある。一方で、歩道の道路標識と路面の両方に自転車マークがあることが、自転車利用者が混乱する原因になっているとも言われているため、車道上に自転車マークと矢印を入れることで車道へ誘導していくことが考えられる。

〇委員長

金沢の事例では、自動車が一方通行の細街路でも矢印とマークを設置しており、歩行者の位置も示している。街頭指導をしばらく行い、だいたいの人が守りだすと、左側通行の方が走りやすくなり、自然と守られるようになってくる。自転車関連事故割合も大きく下がっているようであり、かなり効果があったようである。

○委員

総合交通戦略の話があったが、シニアカーのような軽自動車以下のようなものは、本計画の中で考慮するのか。

 

●事務局

本計画では普通自転車を対象としており、シニアカー等は対象としていない。

〇委員長

シニアカー等は、ルール上は歩行者になり歩道を通行することになる。電動アシストの三輪自転車やリヤカー付の自転車が通行する空間をどのようにするのかは問題として出ている。

〇委員

歩行者にとって自転車が怖い存在となっているため、どのようにして自転車にルールを守ってもらうかが問題である。街頭に立って指導を行うのが効果的だが、警察との権限の問題もあり今後調整が必要である。

また、一時停止の標識は自転車と関係ないと思っている人が多く、それを守らない方から、自転車を一時停止させる交通規制は悪法であると言われたこともある。その他にも、歩行者専用の空間でも、ほとんどの人が自転車に乗ったまま通行しており、どのように指導していくかが問題である。

〇委員長

そのような場所は限定的であるため、そのルートに代わる走りやすいルートを提供してあげることも重要である。ただし、自転車を長距離押して歩くことは現実的ではないため、できるだけ押し歩きする距離が短くなるような、迂回路を作ることを考えていかなければならない。

〇委員

たかだか数十mの距離を押して歩かないのが現状である。松坂屋と駐輪場の間などの指導をしていかなければならない。

●事務局

【資料の説明】

資料2 後半(PDF:557.6KB)

〇委員

今後、アンケート調査結果のクロス集計を進めることと思うが、車道通行の原則を保護者が守っていないとの回答が7割となっているため、なぜ守っていないのかを分析してほしい。また、保険の加入状況については、保険会社などに確認し、実際の加入状況と比較してほしい。

ルールとマナーの表現は区別すべきである。全国版の自転車ガイドラインでは、マナーという言葉は使われていないため、ルールを遵守するに表現を統一した方がよいのではないか。

〇委員

自動車の自賠責のように、強制的に自転車保険に加入させることができるのか調べてほしい。

●事務局

条例において保険を強制的に加入してもらうことは難しいと考えている。

 

〇委員

保険に加入していないのであれば、自転車に乗る資格がないと考えている。

〇副委員長

車両点検時に付帯する保険もあるが、それらが十分に周知されていないこともあるため、今後、販売店に周知してもらうようにすることも考えられる。学校などでは、通学時などの事故保険などに入っている場合もあるため、どのような保険に加入しているかを考慮してデザインしていくことが重要である。

〇委員

TSマークは任意で加入するものである。

〇副委員長

条例に位置づけることで、TSマークへの加入を推奨していくことは可能である。

〇委員長

義務化できるかどうかについては整理しておく必要がある。基本的な方針として、保険の加入を示していただきたい。もう一点、ルールとマナーについてであるが、多くの部分はルールであるため、ルールの徹底でもよいと考えるが、今後検討いただきたい。

アンケート結果では、結構車道を走っているように感じた。この中には、車道を走ったり歩道を走ったりしている自転車も含まれている可能性がある。どちらかを走るというよりも走りやすい場所を走っていると感じる。

○委員

保護者の立場では、中学生は遠方にも自転車で行くようになり、上牧から柱本まで長い距離も自転車で走っている。車が来たら車道から歩道に移って走るとも聞いている。やはり、車道に自転車マークがないと歩道と車道を行ったり来たりしてしまうため、自転車マークがあるのとないのでは大きく違うと感じる。

また、親と子の交通安全教室は各小学校で、5年に1回実施されているが、在学の6年間の内に、1回受ける人も2回受ける人もおり、また受ける学年によっても受け取り方が違うと思う。大変だとは思うが、もう少し頻度を上げていただくことや、各学校単位で小規模に行っていいただくことも考えてほしい。大人の自転車運転中のスマホ操作も危険であり、大人が教育を受ける機会も増やしていければよい。

〇委員

親と子の交通安全教室が各小学校で、5年に1回実施されるようにしており、毎年春に4校、秋に4校で実施している。警察も精一杯頑張っている状況であるため、難しいかと思う。

〇委員長

どのような体制を組むかが重要であるが、交通安全指導委員の方に正しい自転車ルールを講習し、指導を行っていただくことも重要と考える。

〇委員

ハードの整備ということであれば、標識の整備も行っていただきたい。現在の交通規制の見直しや見えにくい標識の改善を進めていただきたい。

〇委員長

自転車には標識が見えないこともあり、路面表示を設置しているという状況である。

○委員

アンケート調査の結果で、自転車の交通ルールを知っている人が多いことに驚いた。ルールを知っていても守らない人がいる一方で、ルールを知らない人もいる。ソフト面では、この両方考えていかなければならないと思う。テレビのCM等でもっとルールをPRしていくことはできないか。また、自転車を購入するときにルールブックを配布することも考えられる。教育をしたいけれどフィールドがないという研究者もいるため、交通心理学会などに問い合わせていただけると協力できるかもしれない。

○委員

自転車の安全安心なまちづくりを進めていくという、意識を高めていくことが重要と考えている。パンフレットなどで自転車のルールを周知していることができれば、学校に頼らずに保護者が子供に教育することができる。子供たちが自分たちの安全について、自ら考えることが重要である。

○委員

条例が制定されても、しっかり読まれる方は少ない。可能であれば、自転車の駐輪場や自転車のお店等、すぐに目に付くところに自転車の交通ルールを掲示することで、歩行者や自転車にも意識として浸透していくと感じる。

○委員

広報活動は重要で、警察でもいろいろとやっているが、分厚いものを配っても読まない。駐輪場のような場所に貼る方法はわかりやすい。先月末の概数ではあるが、高槻市の自転車関連事故は去年に比べ少しマイナスになっている状況である。中でも高齢者の自転車関連事故は、軽い接触でも死傷事故になる例もあり問題となっていることから、高齢者用のエルダーヘルメットの利用を促進している。

〇委員長

宇都宮では、トラック協会がヘルメットを配っているようであるが、無料で配ると使われないため、無料では配らない方がよいかもしれない。

○委員

国道171号は歩行者も自転車も非常に多く通行しているため、今回の議論は非常に有意義であったと感じている。自転車走行指導帯のような整備だけでなく、看板を設置しルールを理解していただくことも重要と感じた。

○委員

学校関係では、主にソフトの部分をしっかり取り組まなければと改めて感じた。自転車の交通ルールを周知することと、ルールを守るという意識を持ってもらうという2点が必要だと思う。実際にルールを守ってもらうことは大変であるが、守らなければどのような危険があるのかを知らせることが重要であり、交通安全教育コンテンツとしてのDVDには非常に期待している。

自転車の利用状況を見たときに、通勤・通学の方は、自宅から目的地が決まっているため、重点規制区域などを指定し、短期間指導を実施することも考えられる。いったんルールが守られれば、その後もルールが守られていくのではないか。

〇委員長

重点的な場所を指定して、施策を行っていただきたい。

〇委員

今後ネットワークなどを整備していく中で、ソフト面とハード面を組み合わせていくことが重要と感じている。一方で、用地買収などを伴うハード整備は難しい面があるため、補足的なハードとして路面表示や看板の設置などにより、現在進められているソフトを有効に活かしていくことは重要と感じている。府道においても、いろいろと整備をしていく必要があると感じているため、協力できるところは協力していきたいと考えている。

○委員

市営バスの運営者としての意見であるが、路線バスの運行路線と重複する区間の自転車通行空間の整備は、自転車の安全確保につながると感じる。自転車の信号無視や逆走、急な進路変更等、自転車の乗り方によってバスはかなり影響を受けてしまうため、バスの運転手は、自転車と車内乗客の両方の安全を確保しなければならない状況である。自転車が走りやすい道路環境を整備していき、合わせてルールが遵守されてくると、バス事業者としてもありがたく、結果として双方が安全になると感じる。

〇副委員長

条例の責務として「~しなければならない」という文言が多いが、条例の中に、例えば「教育を受けることができる」等とも記載することもできるため、各委員がそれぞれの立場で感じているアイデアとしていただきたい。

〇委員長

このような議論になると、自転車が悪者になるが、ほとんどの方が善良な方であり、ほとんどの方はルール違反を意識していないという状況もあるため、これらを解きほぐしてお互い理解していくことが重要と感じている。今後、条例について委員会で、より良いことを提案し、条例でそれぞれの立場での権利を持つことができるようにすることも重要と考える。

いくつかご意見をいただいたため、それらをつなげていくことが重要と感じている。

■今後の予定

〇委員長

次回は10月の6日朝10時から、市役所3階で行う予定である。それまでにご意見がありましたら、事務局までご連絡いただきたい。

以上

お問い合わせ先
高槻市 都市創造部 道路課
高槻市役所 本館5階
電話番号:072-674-7534
ファクス番号:072-674-3125
お問い合わせフォーム(パソコン・スマートフォン用
※内容によっては回答までに日数をいただく場合があります。

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