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市民の皆さんは、道路管理者の心強い助っ人です

【平成29年10月30日掲載】

こんにちは、都市創造部長の梅本です。

2週続けての台風で週末の予定に影響のあった方は多いと思いますが、次の週末こそ、この時期にふさわしい秋晴れを期待したいものです。

行楽地にお出かけされる場合、車を利用される方も多いと思いますが、皆さんが何気なく通行している道路の維持管理がどのように行われているか、ご存知の方は少ないと思います。

そこで今回のこちら部長室では、道路を安全に通行していただくために本市が取り組んでいる道路の維持管理について、ご紹介したいと思います。

道路の構造について

道路の構造図

道路の維持管理についてご紹介する前に、基本的な道路の構造について説明します。

日常的に何気なく通っている道路は、右図のように成り立っており、目に見えている表面のアスファルトの下は路盤や路床、路体からなっていて、道路表面からの力に対してしっかり支えてくれる構造になっています。この中でも舗装といわれる部分は、アスファルト舗装(表層・基層)と路盤(上層路盤・下層路盤)によって構成されており、道路が損傷している場合はこの部分が多く、舗装の維持管理が必要になります。

なぜ、舗装に轍(わだち)ができたり、割れたりするの?

舗装に轍ができたり、割れたりする原因はいろいろとありますが、舗装の材料にアスファルトが使用されていることが大きいと考えられます。このアスファルトは、石油の精製過程で作られるもので、高温になると溶解し、温度が下がると固化する特長があるため、「たわむ」という性質があります。この「たわむ」という性質は、表面からの荷重によって変形しながらある一定の重さまで耐え衝撃を吸収するため、この特性を活かして道路の舗装材に用いられています。しかし、交通量の多い道路などでは、じわじわと車の重みがかかり変形することで、舗装に轍ができたり、割れたりする原因になっています。このたわむという性質は、アスファルトの利点でもありますが、弱点にもなっています。

道路の安全を保つには維持管理が大切

市では道路が安全に保てるように、道路の基盤である路床の強度や通行量などを勘案しながら舗装の厚さなどを設計して工事を行っていますが、経年劣化や想定以上の量の車が通行することなどにより舗装が傷んできます。

舗装の劣化が進むと左下の写真のように亀甲状に割れが生じ、このままの状態で放置するとさらに進行し、右下の写真のように舗装の下にある路盤や路床にまで影響がおよび、通行が危険な状態になります。左下の写真はまだ通行は可能な状況ですが、右下の写真の状態では通行の大きな支障になります。

舗装が割れている状況写真

本市では、このような状態にならないよう定期的なパトロールを含めて道路の維持管理に力を入れていますが、適切なタイミングで補修を行わないとこのような状態になってしまいます。

市民の目が道路の安全保持に大きく寄与しています

道路の維持管理には、異常箇所の早期発見が最も重要であることから、市では定期的なパトロールなどを行って異常箇所の早期発見に努めています。しかし、市が管理している道路は合計すると900km以上の延長があり、担当職員だけで日々すべての道路に目が行き届くようにするのは困難です。このため、交通量など道路の特性を勘案しながら問題が発生する可能性の大きい箇所を選定し、担当職員が定期的にパトロールを行うとともに、市内に出掛けるすべての市職員が、道路の異常を発見した場合に道路課へ連絡するという庁内体制を構築しています。しかし、何よりありがたいのは、市民の皆さんからの通報です。35万人もの市民の目が道路の安全保持に大きく寄与していただいていますので、引き続きご協力よろしくお願いします。

市民から通報を受けた場合の対応について

そこで、市民の皆様から道路に異常があるという通報を受けた場合の対応について、順を追って説明したいと思います。

 

「舗装が損傷しているので見に来てほしい」という通報を受ける。(写真のケース1、2参照)

ケース1

全体的にデコボコしている

ケース2

部分的にへこんでいる

通報を受けて担当職員が現地調査を実施し、損傷状態を確認

職員による簡易な措置が可能な場合は実施し、当面の安全通行を確保(写真のケース2参照)

ケース1

現場条件により緊急性を勘案しながら補修方針を決定し、専門業者へ依頼

専門業者が補修を実施

ケース1

補修の判定について

道路の補修については、現地調査結果を持ち帰り、緊急性を勘案しながら補修方針を決定します。

なお、補修の判断は、見た目ではなく、道路として機能や安全が確保されているか否かで行っています。表面に凸凹があってもわずかで、舗装の機能が保たれ事故の危険性が少ない場合などはすぐに補修はせずに様子を見る場合もあります。

また、日常的な道路の維持管理は、今回、例に挙げた舗装の損傷だけではなく、側溝清掃や街路樹の剪定、柵、カーブミラー、路面表示など多岐に渡ります。

補修については、事故の発生につながるおそれがあるかなどによって判断して実施していきますので、ご理解とご協力をお願いします。

側溝

街路樹

柵

カーブミラー

白線

市民の皆さんは、道路管理者の心強い助っ人です

道路に対して毎年、約3,000件のご要望が寄せられていますが、この3,000件という数字は、市役所にいただく要望の中で最も多く、道路に対する市民の関心の高さを表していると考えます。言うまでもなく道路は生活に欠かせないもので、家からの外出も道路がなくては成り立ちません。それだけに道路をいつまでも安全にご通行いただくという道路管理者の役割は重要です。

道路を担当するすべての職員がこの使命を念頭に、道路の維持管理に奔走していますが、担当職員だけで、延長900kmを超える道路に、毎日きめ細かく、目が行き届くようにするには無理があります。そこで、市民の皆さんの目が道路管理者の心強い助っ人になっています。

市民の皆さん、道路の異常を発見された場合は、お手数ですが下記までご連絡をよろしくお願いします。ご協力を何卒よろしくお願いします。

 

連絡先

高槻市都市創造部 道路課 電話:072-674-7534

道路の維持・補修

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プロフィール
梅本定雄
梅本 定雄
1958年(昭和33年)奈良県(吉野)生まれ。2013年(平成25年)から現職。趣味はマラソンやサイクリングで、パラグライダーも始めました。

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