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すべての児童生徒のための「魅力ある学校」をめざして ~新たな不登校を出さない未然防止の取組~

【平成29年7月7日掲載】

こんにちは。

教育指導部長の横山です。

 

近年、全国的に小中学校における不登校児童生徒数は、増加傾向にあります。高槻市の小中学校では、これまでも教員研修や担当者連絡会の実施、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの派遣など、様々な施策を展開してきております。

そのなかで、市教育委員会では、平成28・29年度の2年間、文部科学省国立教育政策研究所の「魅力ある学校づくり調査研究事業」の委嘱を受け、モデル校区として阿武山中学校区を指定しました。不登校の状態にある児童生徒への支援を進める一方で、新たな不登校を出さない取組、すなわち、児童生徒にとって通うことが楽しい『魅力ある学校づくり』の取組を進めています。

すべての子どもたちが学校を意味のある大切な場所と感じるためには、どの子どもたちも安心でき、充実感を感じられる場所をつくること【=居場所づくり】、日々の授業や行事等において、すべての子どもたちが活躍し、互いが認め合える場面をつくること【=絆づくり】が鍵になります。

今回は、阿武山中学校区(阿武山中・阿武山小・土室小)の子どもたち一人ひとりが「学校が楽しい」と感じて毎日を過ごせるように、各校教職員が一丸となって取り組んでいる『魅力ある学校づくり』についてご紹介します。

子どもたちの居場所づくり・絆づくりとなる取組

阿武山中学校区では、授業をはじめとしたあらゆる教育活動において、「居場所づくり」と「絆づくり」に取り組んでいます。

安心・安全な環境のもと、児童生徒の自主的・自発的な活動を通して、互いに認め合う体験から「絆をつむぐ」学校づくりを目指しています。

教師から生徒へのメッセージ(うっきう樹)

教師から生徒へのメッセージ(うっきう樹)

阿武山中学校では、学校生活の中で先生が生徒のよいところ・よい行いに気づいた時、そのことをカードに書いて貼っていき、生徒をほめ、認めることを通して、自尊感情を育む取組をしています。学年の廊下に掲示し、多くの生徒が立ち止まって見ています。

 

中学校授業(授業研究会)

中学校授業(授業研究会)

「生徒が主体的に取り組むことができる授業」について教員同士がお互いの授業を見学し合い、協議します。

里帰りあいさつ運動

里帰りあいさつ運動

中学生が自分の出身の小学校であいさつ運動を実施し、小学生と中学生の交流を深めています。

意識調査の実施(3月・7月・12月)

1年に3回の調査を実施し、児童生徒の意識の変化をとらえています。

 

意識調査の項目
意識調査 主要質問項目 回答選択肢
ア 学校が楽しい
イ みんなで何かをするのが楽しい
ウ 授業に主体的に取り組んでいる
エ 授業がよくわかる
1 当てはまる
2 どちらかといえば、当てはまる
3 どちらかといえば、当てはまらない
4 当てはまらない

意識調査「1.当てはまる」と回答した児童生徒の割合の変化

(平成27年3月~平成28年12月)

阿武山中学校、阿武山・土室小学校の意識調査の結果 すべての項目で肯定の回答をした児童生徒が増えている

教職員は、意識調査の結果を踏まえ、小学校・中学校の各学年で会議を実施し、子どもの現状から見えてくる課題にあわせて教育計画を見直します。さらに、小中学校合同での研修や会議を実施し、すべての児童生徒の現状を校区の教職員で共有しています。

今後も、意識調査による児童生徒の実態を踏まえながら、すべての子どもたちが学校に通うことを楽しいと思える「魅力ある学校づくり」の取組を進めていきます。

 

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プロフィール
横山 寛
横山 寛
1960年(昭和35年)、大阪府生まれ。2016年(平成28年)4月から現職。趣味はサッカー観戦。

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