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高槻城築城400年を記念した特別展「天下泰平と高槻城」へお越しください!

【平成29年11月15日掲載】

特別展「天下泰平と高槻城」チラシ

こんにちは。教育管理部長の平野です。

みなさんは、私たちのまちに「高槻城」があったことをご存知でしょうか?

江戸時代には、京都と大坂の間における唯一の城郭として存在感を示し、昔の摂津国内では3カ所(大坂城、尼崎城と高槻城)、現在の大阪府下でも3カ所(大坂城、岸和田城と高槻城)しかない城でした。

今年は、この城が築かれて、400年の年にあたります。今回は、しろあと歴史館と今城塚古代歴史館で同時開催中の築城400年記念特別展「天下泰平と高槻城」と関連のイベントを紹介します。

「築城ブーム」と高槻城の築城

第1会場の今城塚古代歴史館では、たくさんの大きな城の絵図や発掘調査で出土した瓦などの考古資料を展示しています。

関ヶ原の合戦が行われた慶長年間(1596年~1615年)、そして大坂城の豊臣氏が滅びた後の元和年間(1615年~1624年) は、「築城ブーム」と呼ばれ、天下人が豊臣秀吉から徳川家康へと代わる中での出来事でした。展示では、この慶長の築城と元和の築城について、取り上げています。

慶長の時代、家康をはじめとする徳川幕府の面々は、大坂城を包囲するための城を上方周辺に築きました。彦根城と膳所城、亀山城、篠山城です。そして元和の時代、幕府は豊臣氏の足元であった地をしっかりと固めるため、いよいよ上方での築城を開始します。その皮切りが元和3年(1617)に工事がスタートした高槻城であり、尼崎城、明石城、大坂城です。

築城にはスピードが求められる一方、堅固な守りを追及するため、石垣は10メートルを越える高さとなりました。工事には莫大な労働力と資金が投じられ、同時に効率化が求められました。このため、城はシンプルに四角く設計され、積みやすい大量の石材を確保する技術が発達します。この築城の実態を明らかにしたのが、昭和50年(1975)に行われた高槻城本丸跡での発掘調査でした。城の絵図や考古資料を通じて、「築城ブーム」において求められた技術とこの時代の緊張を感じていただけたらと思います。

特別展会場の様子1

特別展会場の様子2

特別展会場の様子(今城塚古代歴史館)

徳川の武将たちから高槻城を考える

第2会場のしろあと歴史館では、武将の肖像画や甲冑、古文書などを展示しています。

慶長5年(1600)の関ヶ原の合戦後、徳川家康は彦根城の井伊氏など、上方周辺に築いた城に譜代の家臣を配置していきます。大坂周辺に城を築くことはできませんでしたが、家康が入った伏見城に近い高槻周辺では、徳川氏の代官が活動しはじめます。徳川幕府にとっての高槻は、対大坂城への楔といえる場所となりました。

豊臣氏が滅んだ後、徳川幕府は真っ先に高槻城へ新たな城主を配置します。そして、元和の築城を高槻城からはじめたことからも、いかに幕府が高槻という場所を重視したのかがわかります。この後、幕府は家臣を上方の各城主に任じ、豊臣の色を徳川の色へと塗り替えました。御三家の一つである紀伊徳川家も成立します。この間、高槻城主も交替し、寛永13年(1636)には岡部宣勝が大名にふさわしい5万石という石高で入城します。やがて天下泰平の時代が訪れると、幕府の上方支配の中枢を担う永井直清が慶安2年(1649)に城主となりました。

城の周りでは、城下町が発展し、この城下町が現在の高槻のまちの大きな礎となっています。周辺地域に対しての政治、経済の場としての高槻のはじまりです。しろあと歴史館では、徳川の武将たちの歩みを通じ、高槻城を考えてみたいと思います。

特別展会場の様子3

特別展会場の様子4

特別展会場の様子(しろあと歴史館)

サムライショーと記念シンポジウム

さて、歴史が苦手な方もいらっしゃるかと思います。また、子どもさんには難しい部分もあるかもしれません。そんな方には、このようなイベントはいかがでしょうか?時代劇でおなじみの殺陣(たて)を間近に見学し、体験も可能な「サムライショー」です。殺陣には、様々な歴史的な所作が含まれています。

サムライショーのイメージ

前回の「サムライショー」は、しろあと歴史館に近い野見神社さんの境内を借りて開催し、「シャキーン」という効果音をバックに、侍に扮した役者さんとのポーズや写真撮影をして、大好評でした。
今年は、今城塚古代歴史館に会場を代え、11月26日(日)に実施します。

サムライショーのイメージ

また、生涯学習センターの「けやきの森市民大学」と連携して、築城400年を考える歴史シンポジウムを12月2日(土)に開催します。城郭と大名の研究をリードする学識者をお迎えし、高槻城築城と高槻の歴史を大いに語っていただきます。

文化・芸術の秋本番です。ぜひ築城400年記念特別展「天下泰平と高槻城」へお越しください。また、しろあと歴史館と今城塚古代歴史館をめぐっていただき、わがまちの豊かな歴史にもふれていただきたいと思います。

高槻城築城400年記念特別展「天下泰平と高槻城」

◆期間:平成29年12月3日(日)まで
◆会場:しろあと歴史館 企画展示室および常設展示室の一部、今城塚古代歴史館企画展示室
◆休館日:月曜日、祝日の翌平日 ※但し、11月4日(土)は開館。
◆時間:午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
◆観覧料:大人200円、小・中学生100円(2館共通)

戦国サムライショー&体験

◆日時:平成29年11月26日(日) 1.午後1時30分から 2.午後2時30分から ※無料
◆会場:今城塚古代歴史館

けやきの森市民大学 歴史シンポジウム「築城400年 高槻城を考える」

◆日時:平成29年12月2日(土) 午後1時00分~午後4時30分

◆会場:高槻市立生涯学習センター2階 多目的ホール(高槻市桃園町)

◆内容・講師:
「城郭研究からみた元和の高槻城」中井均氏(滋賀県立大学教授)
「徳川幕府と高槻藩の役割」岩城卓二氏(京都大学人文科学研究所教授)
「高槻城の評価と築城400年」森田克行(しろあと歴史館特別館長)
シンポジウム「築城400年 高槻城を考える」

◆定員:300人(多数抽選)  ◆受講料:500円

◆申込:高槻市立しろあと歴史館 締切:11月10日(金)
 ※申込期間は終了しました

◆問合先:
 しろあと歴史館(高槻市城内町1番7号 電話:072-673-3987)
 今城塚古代歴史館(高槻市郡家新町48番8号 電話:072-682-0820)

関連リンク

高槻城築城400年記念特設ページ

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プロフィール
平野 徹
平野 徹
1962年(昭和37年)、高槻生まれ高槻育ち。I LOVE 高槻! 2017年(平成29年)4月から現職。自称「グルメ」。美味しいお店を探しています。

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