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今、知りたい『認知症』

【令和3年9月8日掲載】

こんにちは。健康福祉部長の根尾です。

9月となり、朝晩には秋の気配も感じられるようになりましたが、皆さまどのようにお過ごしでしょうか。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、大阪府においては9月12日まで緊急事態宣言が延長されました。感染拡大防止のためには、市民の皆さま一人一人が、引続きマスクの着用、こまめな手洗い、人との接触を避けるなど、より一層の感染対策が最も重要です。ご負担をおかけしますが、引続き市民の皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。

さて、皆さまは毎年9月21日が「世界アルツハイマーデー」、9月が「世界アルツハイマー月間」だということをご存じでしょうか。1994年、国際アルツハイマー病協会がスコットランドで第10回国際会議を開催した際に、同会議の開会日であった9月21日をWHOと共同で「世界アルツハイマーデー」と宣言しました。その後、2014年から、9月を「世界アルツハイマー月間」として、世界各国で認知症に対する理解の向上を図るイベントや、街頭での啓発活動などが行われるようになったのです。

今回は、本市で実施している認知症に関する取組や世界アルツハイマー月間に併せて開催するイベントなどを皆さまにご紹介し、認知症について正しく理解していただく機会になってほしいと思っています。

高齢化に伴い認知症も増加傾向

介護予防教室

令和3年6月時点の本市人口は350,631人、うち65歳以上の人口は102,698人で、高齢者率は29.3%となっています。認知症の有病率は年齢とともに高くなり、特に、80歳を越えると急速に認知症の人の割合が増加します。認知症予防のためには、生活習慣病予防や社会参加が重要視されています。本市では「すこやかエイジング講座」等の介護予防教室を開催し、認知症予防のための健康づくりを推進しています。認知症はだれもがなりうるもので、家族や身近な人が認知症になることなどを含め、多くの人にとって身近なものになっています。このような機会を活用して認知症への理解を深め、日頃から認知症へ備えておきましょう。

皆さまは「認知症」という言葉を聞いて、どのような印象をお持ちですか。

「何もできなくなってしまうのではないか」等という印象をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

認知症は、他の病気と同様、早期発見・早期治療により進行をゆるやかにとどめることが可能です。認知症になった方の中には、自身が体験した認知症の症状などを語り、認知症に対する理解を深める活動をされている方(「希望大使」といいます)もいらっしゃいます。「認知症を発症したら何もできない」というわけではありません。

(※希望大使・・・厚生労働省により、任命される、認知症の人本人からの発信の機会が増えるよう、認知症本人の方々で認知症に関する普及啓発を行う者。)

外部サイトへ厚生労働省「認知症の人からのメッセージ(YouTube)」

さて、本市でも認知症に対する正しい理解を深めていただくために様々な取組を行っていますので、これからご紹介します。

市では2万6千人以上の認知症サポーターを養成

認知症サポーターの証 オレンジリング

その一つが認知症サポーター養成講座です。

認知症について正しく理解するために講座を受講していただき、講座を修了した方を認知症の方やその家族を見守ってもらう「認知症サポーター」として認定しています。本市ではこれまで延べ26,000人を超える方を養成しました。

講座では、認知症とはどういう病気なのか・どんな症状があるのか・認知症の方への接し方などを学ぶことができ、認知症のことを正しく理解するための講座です。

認知症サポーターの証として、受講後にはオレンジリングをお渡ししています。オレンジ色(柿の色)は「手助けをします」という優しい気持ちを秘めた色と認識されることから認知症に関する取組のイメージカラーとなっています。

この認知症サポーターの養成については、様々な職域団体や子ども等の幅広い年代がサポートすることで、認知症の社会的な理解や受容につながりますので、どの年代の方でも、興味がございましたらこの機会にぜひ、福祉相談支援課(電話072-674-7171)へお問合せください。

認知症サポーター養成講座について

認知症啓発イベントで認知症への理解を深める

認知症イベントの様子

次に紹介するのは認知症啓発イベントについてです。

今年は世界アルツハイマーデーである9月21日(火曜日)に開催する予定です。イベントでは専門の先生の講演会を行い、認知症のことを広く市民の皆様に知ってもらうための企画を用意する予定です。このイベントは平成25年から、市内の介護保険の事業所の協力等を受け実施していて、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響から中止となりましたが、今年で8回目の開催となります。

年を追うごとに参加人数も多くなってきているなど、認知症に関して、市民の皆様の関心が高まってきていることを実感しています。

今年度も引続き新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、開催手法の検討を行っているところですが、開催できた際には、ぜひ皆さまにご参加いただきたいと思っています。

この他にも、世界アルツハイマー月間である9月には、広く市民の皆様に啓発するために庁内での展示ブースの設置やライトアップ等を予定しているほか、広報誌9月号での特集記事の掲載、ケーブルテレビで特集VTRを公開するなど予定しています。

冒頭にも申し上げましたように高齢化の進展に伴い、認知症は誰もが発症する可能性がある脳の病気です。市民の皆様一人一人が自分のこととして考え、行動してもらうことで、「認知症になっても安心して暮らせるまち“たかつき”」の実現に寄与するものだと考えています。

最後に

今後も本市の取組にご期待いただくとともに、市民の皆さまと一緒に認知症施策を推進していきたいと考えています。

今年度のイベント等については、新型コロナウイルスの影響により変更となる場合がございますが、ぜひ、この記事をきっかけに認知症に関心を持っていただきたいと思います。また、身近な人が認知症になった場合は、積極的にサポートしていただきますようお願いするとともに、一人で悩みを抱えることなく、市役所や地域包括支援センター等の相談機関へご相談いただきますよう併せてお願いします。

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プロフィール
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根尾 俊昭
1965年(昭和40年)、大阪府生まれ。2020年(令和2年)4月から現職。趣味はドラマ・映画鑑賞。

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