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今城塚古墳の、ここに注目!!

シンポジウム記録集『継体天皇の時代 -徹底討論 今城塚古墳-』

考古学や古代史の専門家による、今城塚古墳と継体大王の実像について興味深い話題を満載した、シンポジウム記録集『継体天皇の時代 -徹底討論 今城塚古墳-』が刊行(平成20年)され、話題を呼んでいます。シンポジウム講師陣(肩書は出版時)のご意見をご紹介します。

 

 

 
『継体天皇の時代 -徹底討論 今城塚古墳-』

今城塚古墳のここに注目

和田晴吾さん(立命館大学教授)

古墳と石棺研究の第一人者、考古学者の和田晴吾さん
(立命館大学教授)

今城塚古墳は、6世紀前半では日本最大の古墳で、発掘調査で明らかになった内容は大王墓として間違いない。保存されたこの空間を、歴史を学ぶ場だけではなく日常生活の快適空間としても活用できるように期待している。

白石太一郎さん(奈良大学教授)

古墳群の分析から古代王権へ迫る考古学者の
白石太一郎さん(奈良大学教授)

日本の古墳のなかで、市民が利用でき、古代史の問題をいろいろ考えてもらえるような大古墳は、今城塚古墳のほかにない。6世紀の大王墓の実態が一般の人にもわかるように整備して、その活用を積極的に進めてもらいたい。

和田萃さん(京都教育大学名誉教授)

文献と考古学を統合して古代を考える和田萃さん
(京都教育大学名誉教授)

今城塚古墳の形象埴輪群は、芸術的とさえ思える造形や表現がなされているだけでなく、古代王権の継承儀礼を追究する重要な手がかりになる。衆知を集めて、自然も残しながら貴重な発掘成果を分かりやすい形で提示してもらいたい。

田中俊明さん(滋賀県立大学教授)

古代朝鮮史の第一人者で歴史学者の田中俊明さん
(滋賀県立大学教授)

百済や新羅の王陵などにくらべて今城塚古墳はちゃんと調査が行われ、非常に貴重な成果が得られている。多数の市民がシンポジウムや説明会に参加され、関心も高まっている。こうしたことを機会に各地との交流がはじまれば非常にありがたい。

水野正好さん(奈良大学名誉教授)

宗教やまじないなど、精神世界の考古学的研究を進める
水野正好さん(奈良大学名誉教授)

今城塚古墳は伏見地震のために大破しているが、空前絶後の形象埴輪群や3基の石棺など発掘成果は驚きに満ち、古代人の思想にも迫るすばらしい遺跡である。古墳は保存され、いまや整備工事の最中にある。大いに顕彰したい。

(写真は『継体天皇の時代 -徹底討論 今城塚古墳-』による)

お問い合わせ先
高槻市 街にぎわい部 文化財課 今城塚古代歴史館
住所:高槻市郡家新町48-8 地図
電話番号:072-682-0820
ファクス番号:072-682-0930
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