高槻市の西部にある富田(とんだ)。現在はJRや阪急の駅周辺を核として発展をつづけていますが、かつての富田の町並みは、駅の南方にある筒井池を中心に広がっていました。

昭和40年代の本照寺と筒井池
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この筒井池、別名「紅屋池」と呼ばれ、造り酒屋の紅屋と隣接していたことに由来しているともいいます。現在、その大半は埋め立てられてしまいましたが、もとは本照寺のすぐそばまで広がっており、昭和40年代までは池に映る美しい寺の姿を見ることができました。
江戸時代には、筒井池の南北に町屋が連なり、約500軒・2,000人が暮らす大きな村でした。江戸時代の絵図には、南西部に大きく筒井池が描かれ、北東に旧東岡宿、東側には紅屋、南側に教行寺、西側には普門寺、本照寺といった寺院が建ち
並んでいる様子が描かれています。今もその多くが当時の姿をとどめており、富田の歴史的景観をかたちづくっています。
現在の筒井池は、真ん中に道路が通り、道を挟んで西側は筒井池公園、東側は富田支所と公民館となっています。広場は散策やゲートボールを楽しむ人たちなど、市民の憩いの場所として親しまれ、春先には桜が咲き乱れて、歴史の香り漂う町並みに彩りを添えています。
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