観光業と連携した職場体験「温泉おしごと体験ツアー」を開催しました

【令和元年7月30日掲載】

皆さんこんにちは、健康福祉部長の関本です。

7月に入り、汗ばむ陽気が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。夏バテに悩まされないよう体調管理をしっかり行いましょう。

自立支援相談窓口チラシ

さて、本市の自立支援相談窓口(8月13日(火曜日)から機構改革にともない「くらしごとセンター」に改称します)では、「生活」や「仕事」でお困りの方に対して、さまざまな関係機関と連携しながら解決に向けたサポートを行っています。その一環として、観光業と連携した職場体験「温泉おしごと体験ツアー」を企画し、高槻市内唯一の温泉旅館である「花の里温泉 山水館」さまのご協力を得て、開催することができました。

今回は、その時の様子を中心に、本市で力を入れている職場体験についてご紹介させていただきます。

「温泉おしごと体験ツアー」について

本市では、仕事に就きたいという希望を持ちながら、さまざまな不安を抱え就職活動のきっかけをつかめない方に対して、「面接の無い就職活動」として職場体験を提案しています。

この職場体験は、ひとりでも多くの方が、仕事を通じて、よりよい人生を開いていけるよう実施しているもので、たくさんの地元企業などが協力してくださっています。

今回の「温泉おしごと体験ツアー」は、相談者のうち、無就労の期間が長い方を対象として開催しました。参加者同士が和やかに交流しながらリラックスした気持ちで仕事を体験できるよう、午前中は客室や浴室などの清掃作業を体験し、午後は昼食に山水館さまからビュッフェバイキングを提供していただき、温泉に入るという企画にしました。

当日、客室の清掃では、参加者は額に汗を浮かべながら、布団の片づけをされ、掃除機をかけたりするなど、真剣かつ丁寧に職場体験に取り組まれている様子がうかがえました。また、ひきこもりを経験した方は、同様の経験をもつ他の参加者と出会い、お互いに話をすることで不安感が和らいでいるようにも思いました。

参加者からは、以下のようなご意見をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

  • 久しぶりに働き、身体を動かすことで清々しい気持ちになりました。
  • 周りの人と協力して作業をする楽しさが少し理解できました。
  • 温泉旅館での業務内容が理解できました。この職場で働きたいと強く思えました。
  • 自分の力だけでは、こういった機会を得ることが難しいので、市役所に相談して良かったです。
  • 貴重な機会となったので、今回だけでなく、継続してこのような機会があればうれしいです。

このように参加者にとっては、仕事における不安(作業ができるか、体調は問題ないかなど)を、実際の現場において試すことができ、また、体験を通して人と関わることができたことも、貴重な機会となったと思います。さらに、うれしいことに参加者のうち1名は、後日正式に採用となり、さまざまな面で良い結果を残せたイベントとなりました。

外部サイトへ花の里温泉 山水館 ホームページ

いろいろな職場体験があります

本市の自立支援相談窓口では、すぐに就職活動を行うことが難しい相談者には、コミュニケーショントレーニングや地元企業と連携した職場体験を実施するなど、就労に必要なスキルが身に付けられるよう支援を行っています。

特に、職場体験の協力事業所は、現在20社を超え、業種も製造業、清掃業、リサイクル業、サービス業など多彩です。作業内容・日数・時間などの体験内容は事業所により異なりますが、相談者の要望に対して、柔軟に対応してくださる事業所がたくさんあります。「働きたいがどうしても面接が苦手」「ブランクがあって社会参加に自信がない」「なかなか仕事が長続きしない」など、相談者は就労について悩みを抱えています。その方に合った協力事業所をご紹介し、「面接の無い就職活動」として職場体験を提案しています。また、既存の協力事業所でなくても、相談者から希望のあった企業に市から職場体験のお願いをする「オーダーメイド型の職場体験」も実施しています。

なお、自立支援相談窓口に隣接するハローワークの専門窓口と連携した就労支援も行っており、対象者に合わせた様々なサポートが可能です。

民間企業との連携

講演風景

先日、市内の企業経営者などが集まる会合に、本市の職員が講師として招かれ、就労支援の取組みについてご報告したところ、職場体験の協力を申し出てくださった企業が複数ありました。企業も、職歴などにはこだわらず、一所懸命に働いてくださる方を求めておられるようです。今後もこのような企業とのネットワークを広げ、活躍できる人材を増やしていきたいと考えています。

自立支援相談窓口の扉をぜひ叩いてください!

内閣府の調査によると、40歳から64歳までの中高年世代でひきこもり状態にある方の推計値は、全国で61万人となっています。ひきこもりになってから7年以上経つ人が5割近くを占めており、深刻な状況がうかがえるもので、いわゆる「8050問題」としても社会的な課題となっています。ひきこもりの要因には、病気、失業、人間関係の悪化、そして一度レールから外れると、戻るのが困難な社会構造(履歴書社会、雇用環境など)などがあり、本人だけの責任に帰せるものではありません。

誰にとっても、安心して過ごせる場所や、自らの役割を感じられる就労の機会などが、生きていくための基盤になります。市では、より相談しやすい体制を整備するとともに、今後も支援内容の充実を図っていきます。

ひきこもりの状態にある方も含め、「生活」や「仕事」でお困りの方は、自立支援相談窓口の扉をぜひ叩いてください。どのようなご相談でも対応する「断らない相談支援」を実施し、一緒に課題を整理して、お悩みに応じたサポートを行います!

関連リンク

「生活」や「仕事」でお困りの方への支援(くらしごとセンター)

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プロフィール
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関本 剛司
1960年(昭和35年)8月、大阪府生まれ。2019年(平成31年)4月から現職。趣味は、孫の世話を焼くこと。

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