和食がユネスコ無形文化遺産に登録されて5年になりました。
2020年の東京オリンピック、2025年の大阪万博の開催が決まり、日本の和食文化は今後も世界でますます注目されることでしょう。
農林水産省が子育て世代に対して実施したアンケート結果によると、和食は「健康的」「栄養バランスがよい」「野菜がたくさんとれる」といった良いイメージがある一方で、「手間がかかる・面倒」「塩分が高くなりがち」「地味、茶色」といったマイナスイメージを持たれていることもわかりました。
「一汁三菜」と言われているように、「主食」「主菜(肉・魚・卵・大豆製品を中心としたおかず)」「副菜(野菜・きのこ・海藻類を中心としたおかず)」がそろった和食は栄養バランスのよい食事といえます。
一方で、「塩分が高くなりがち」な一面もあります。煮物が多い、漬物の種類が多い、魚卵や干物、塩蔵品が多いなど、献立の選び方によっては食塩量が多くなるため、調理方法や食材の選び方に偏りがないように工夫する必要があります。
「煮る」「蒸す」「焼く」「揚げる」「炒める」「ゆでる」「生」などの調理方法を上手に組み合わせたり、漬物、魚卵、塩蔵品など、塩分が多く含まれるものを食べる回数・量を減らしたりすることが大切です。
粉もんの街、大阪でよくみられる、ごはんとお好み焼き、丼ぶりとうどん、ラーメンとチャーハンなどの定食セット。このような主食と主食の組合せは、糖質のとりすぎだけでなく、塩分のとりすぎにもつながるのでご注意を!
高槻市では、おいしくて塩分ひかえめな「適塩」の食事をおすすめしています。
市オリジナルレシピ集「適塩レシピ」から、バージョンアップした「適塩レシピ2」では、簡単に作れる献立を中心に掲載しています。
不足しがちな野菜を、副菜として手軽に1品プラスできるような献立も多く掲載しています。
「適塩レシピ2」の発行に伴い、市では昨秋「『適塩レシピ2』をつくろう!キャンペーン」を実施しました。
ご応募いただいた市民の方から、「適塩レシピ2」をつくったよ!レビューを掲載しています。
調味料をはかって料理することは、少し手間がかかるかもしれません。
しかし、計量することで規定量と自分のさじ加減とを比べることができ、少ない調味料でも十分に味つけできることにも気づくことができます。
実際に「適塩レシピ2」を作った方のご意見も参考に、ぜひ一度調味料をはかって作っていただき、あなたのお気に入りの1品をみつけてくださいね。
「適塩レシピ2」はこちらから↓
記事作成:健康づくり推進課(072-674-8800)