地震、台風、洪水などの自然災害は、いつ起こるかわかりません。もし、大規模な災害が起こったとき、電気・ガス・水道などのライフラインが途絶え、食料品の入手ができなくなる等、これまで通り「食事」をすることは困難になります。
日頃から、日常的によく使う食料品や飲料水、日用品等を買い置きしておく等、いざというときのために「食」の備えをしておくことは大切です。
災害が起こったときに、限られた環境や道具でも、衛生的で簡単に調理して、バランス良く食事を摂ることができるようにと、北摂の行政機関や地域活動の栄養士会が協力し、「災害時の楽々レシピ集」を作成しました。
本市からは、以下の2つのレシピを提供しています。
この2つは、どちらもポリ袋を使って、混ぜ合わせて作ることができるので、調理器具がそろわない状況でも作りやすいレシピです。
○にんじんのリボンサラダ(P.14)
材料は、ご自宅の冷蔵庫に常備されていることが多いにんじんと、保存がきくツナの缶詰とコーンの缶詰です。りんごがあるときは、りんごも使うと、甘みが増して、子どもも食べやすい味に仕上がります。調味料も、塩、砂糖、酢という、どの家庭にもある調味料ですので、いざというときに作りやすいです。
(レシピの詳細は下のリンクからご覧下さい)
○切干大根のカレー風味サラダ(P.16)
材料は、保存のきく切干大根と干しぶどう、にんじんです。切干大根は、煮物にして食べるイメージが強いかもしれませんが、このレシピは火を使うことなく作ることができるサラダ仕立てのレシピです。調味料も、酢、油、塩、カレー粉という、どの家庭にもある調味料です。カレー粉はなくても作ることができますが、あれば食欲をそそります。
(レシピの詳細は下のリンクからご覧ください)
この他にも、主食、主菜、副菜、間食別に様々なレシピや「日頃から準備しておきたいこと」等の情報が掲載されています。
また、掲載レシピは、どれも作り方が簡単ですので、普段の献立に加えてみてもいいですね。
熊本地震では、現地に派遣された管理栄養士がこのレシピを住民の皆様に配布し、実際に活用されました。
いざというときに備えて、ぜひご活用ください。
大阪府茨木保健所
〒567-8585 大阪府茨木市大住町8-11
電話番号:072-624-4668(代表) FAX番号:072-623-6856
【協力行政機関】
豊中市、池田市、吹田市、高槻市、茨木市、箕面市、摂津市、島本町、豊能町、能勢町、
大阪府池田保健所、大阪府吹田保健所
【北摂ブロックフリー活動栄養士会】
いけだ地域栄養士会 葉菜の会、吹田地区栄養士会 さんくらぶ、ヘルシーサポート茨ラッキー、摂津市栄養士会
※本冊子に関することは、大阪府茨木保健所までお問い合わせください。
記事作成:保健所 健康医療政策課 (072-661-9330)