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平和首長会議による公開書簡について

6月8日、9日にケベック州シャルルボワ(カナダ)でG7首脳会合が開催されるに当たり、本市も会員となっている平和首長会議も賛同した平和の公開書簡が、G7各国首脳に対し配布されます。

本市においても、世界各地の都市が抱える多様な課題解決に向けて、このメッセージを広く市民の皆さまにお知らせしいたします。

 

 

G7首脳への公開書簡

 

G7首脳の皆様、

 

シャルルボワにおいてG7首脳会合が開催されるにあたり、世界の数千都市の首長を代表して、各国および国際社会が直面する主要課題に取り組まれている皆様への敬意を表するとともに、私たちの支持を表明いたします。

 

急速に都市化が進む今日の世界において、G7首脳による決定・行動は、自治体を構成する何億もの市民に直接影響を与えます。皆様がシャルルボワに会されるこの機会に、諸問題についての私たちの視点をお伝えするとともに、これらの問題解決に私たち自治体も一緒に取り組む用意があることをお伝えしたいと思います。

 

「持続可能な開発のための2030アジェンダ」及び「第3回国連人間居住会議(ハビタット3)ニュー・アーバン・アジェンダ」において意欲的な目標が設定されていることからも分かる通り、開発における都市の役割の重要性が世界的に認識されつつあります。さらに、地方自治体は、世界的な課題の解決にますます重要な役割を果たすようになっています。私たちは国を越えて団結し、自ら学んだ教訓を共有するとともに、G7が議題として設定している課題解決に役立つ手段と革新を提供することができます。

 

世界の自治体の前線で指揮する私たちが目にしているのは、世界各地において格差の拡大が人々を苦しめ、私たちが最も望んでいる持続可能な成長と平和的開発の土台が揺らいでいるという現状です。私たちは、G7の議題として、全ての人が恩恵を受けられる成長に向けた投資と未来の仕事への準備についての協議が含まれていることを嬉しく思っています。開発のために包括的なアプローチを行うとともに、格差の緩和を実現しなければ、今後、分断と衝突の危機はさらに深刻化するでしょう。都市は国家の経済の原動力です。私たちは首長として、包括的な成長と共生の推進に取り組んでいます。そうすることにより、若者、先住民、移民を含む全ての市民が、民主的で活発な経済活動があり、社会的で文化的な都市づくりに貢献するとともに、その恩恵を享受できるようになることを目標にしています。私たちはこれからもこうした取組を続けます。大胆な国家政策を計画・実行する際には、是非私たちを巻き込んでいただきたいのです。私たちは、皆様とともに問題解決に挑戦し、誰も置き去りにすることのないようにしたいのです。

 

また、今回のサミットにおいて、ジェンダーの平等が主要テーマとなっていることに対しても賛辞を贈りたいと思います。改善はされつつあるものの、世界的に見て成人女性・少女が構造的な差別及び排斥の対象となり続けていることに疑う余地はありません。女性は世界の貧困層の大半を占めており、国際的・国家的な開発努力の恩恵に平等に与かることができていません。異常気象ほか、各国が近年悩まされているネガティブな現象の影響を極端に受けやすいのも女性です。政策立案・施行の際には、ジェンダーへの配慮が必須です。ジェンダー不平等撲滅のために、大胆かつクリエイティブな対応が求められています。私たちは、女性の政治参加と地域における意思決定への参加を拡大し、「ガラスの天井」をなくすための努力を引き続き行います。

 

また、私たちが共同で取り組まねばならない問題の一つに、気候変動があります。世界の人口が急増し、人間活動・経済活動が急激に拡大・活発化するに従って、私たちはこれまでのように、地球が私たちの開発を支え、続く世代を支えてくれることを当然とみなすことはできなくなっています。気候変動問題に対応する新たな道を切り開こうとする、素晴らしいリーダーシップも出現しています。しかし、パリ協定で合意された目標を達成し、世界の平均気温上昇を産業革命から2度未満、できれば1.5度に押さえられるよう温室効果ガスを削減していくためには、さらなる課題が積み残されています。この問題に私たちと共に積極的に取組んでいただき、国家レベルで実効性のある措置を講じていただきますようお願いいたします。私たちは首長として、これまでパリ協定目標達成のために尽力してきました。これからも公共交通機関網の整備などを通じ、二酸化炭素排出量削減に向けた取組を進めます。立場を超えて気候変動との闘いに共に挑みましょう。国民・市民のために必ずこの課題を克服しなくてはなりません。今こそ、大胆な対応が必要です。

 

最後に、私たちは、平和で安全な世界をつくる必要性についても合意しています。都市は、しばしば紛争の舞台となります。私たち首長は、全ての市民のためにより安全な都市づくりを進める立場にあり、数多くの安全対策を講じてきました、これからも平和文化と共生を推進する取組を続けます。一方で、国家的なリーダーシップと行動が必要とされる深刻で根の深い問題も存在します。現在、世界各地で都市を舞台に戦争・紛争・テロが頻発し、人々を苦しめ、破壊を引き起こしています。さらに、核の脅威が私たちのすぐそばに存在します。国際的な平和・安全・軍縮を実現するために、協力して取り組んでいただくようお願いいたします。

 

本サミットで議題になっている問題は、都市の住民全体の問題です。これらの問題は複雑であり、解決のために私たちは協力し、リーダーシップを統合し、行動しなくてはなりません。私たち地方自治体をパートナーとして頼りにしてください。都市とコミュニティを国家レベル・地球レベルの議論の場に参加させ、しかるべき権限と資源を付与することによってのみ、政府はこれらの問題を克服し、国民に解決策を届けることができるのです。

 

G7首脳の皆さまに、深甚なる敬意を表します。

 

Vale'rie Plante 

  モントリオール市長(カナダ)

  メトロポリス(世界大都市圏協会)共同代表

 

Alexandre Cusson

  ドラモンビル市長(カナダ)

  UMQ(ケベック市町村連合)会長

 

Jenny  Gerbasi

  ウィニペグ州議会議員(カナダ)

  FCM(カナダ市町村連盟)代表

 

Anne Hidalgo

  パリ市長(フランス)

  AIMF(フランス語圏市民協会)会長

  C40(世界大都市気候先導グループ)代表

 

Mpho Parks Tau

  SALGA(南アフリカ地方自治体協会)会長

  UCLG(都市・自治体連合)代表

 

松井 一實

  広島市長(日本)

  平和首長会議会長

 

Michael Muller

  ベルリン市長(ドイツ)

  METROPOLIS(世界大都市圏協会)代表

 

Jose' Ramo'n Amieva

  メキシコシティ市長(メキシコ)

  AL-LAs(ユーロ・ラテンアメリカ都市協力同盟)ジェネラル・コーディネーター

 

Ashok Sridharan

  ボン市長(ドイツ)

  ICLEI(国際環境自治体協議会)副会長

 

Mark Stodola

  リトル・ロック市長(アメリカ)

    NLC(Nationaol League of Cities)会長

 

Ramo'n Javier Mestre

  コルドバ市長(アルゼンチン)

  Mercociudades(南米共同市場都市連合)代表

  

 

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