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21.今城塚古墳の埴輪祭祀場

家、器台、大刀、盾、巫女、武人、力士、鳥など、136点以上の形象埴輪が発掘された今城塚古墳の埴輪祭祀場(はにわさいしば)。これらのなかでも、高さ170センチメートルの日本最大の家形埴輪は、千木(ちぎ)と堅魚木(かつおぎ)をいただいた立派なもので、見るものを圧倒します。

古墳はJR摂津富田駅から北へ1.5キロメートル、徒歩20分のところにあり、間近に見る威容はまるで木立に覆われた小山のようです。

今城塚古墳の埴輪祭祀場

この古墳の特徴のひとつは、近年発掘された東西65メートル×南北10メートルの埴輪祭祀場です。
埴輪祭祀には、王位継承の儀礼や被葬者の供養、被葬者の権威を示す、などといった解釈がありますが、今城塚古墳での状況は死せる大王との惜別と新たな大王の王位継承の場である殯宮(もがりのみや)を表現したとも考えられます。

今城塚古墳の埴輪祭祀場

祭祀場は柵形埴輪列によって東西4つに仕切られ、「招魂」「鎮魂」などの祭祀が整然と執行される葬送儀礼を再現した貴重な事例として注目を集めています。この今城塚古墳は、早くから『日本書紀』が記載する第26代継体天皇の三島藍野陵ではないかとされ、近年の調査研究により、その可能性がますます高まっているといわれています。

埴輪祭祀場は今城塚古墳の整備事業において、復元埴輪により忠実に再現され、出土品は今城塚古代歴史館で展示されています。

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