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15.古曽部のやきもの

古曽部焼は江戸時代後期から明治時代末にかけて、古曽部村の五十嵐家4代の陶工が営んだ、いわゆる地方窯(じかたよう)です。藩の援助も受けない小さな窯でしたが、製品は「古曽部焼」として庶民はもとより、茶人や文人にも愛されました。

蟹耳付辰砂大花瓶(四代)

製品の主流は、日用の雑器類(飯茶碗・皿・湯のみ)のほかに、抹茶茶碗・水差・菓子鉢・香合といった茶器や、花瓶なども焼かれていました。

荒々しく力強い初代、民芸的な二代、茶器や雑器など積極的に作陶に取り組んだ三代、赤色をだすのがむずかしい辰砂釉(しんしゃゆう)を使いこなした四代、それに三代・四代を補佐した三代の弟、弁蔵など。陶工たちはそれぞれに個性を発揮しながらも、作風は全体にひなびた味わいがあり、とくに茶器は京・大坂の文人に愛されました。
また、料亭などの大量注文に応じて焼かれることも多く、それが古曽部焼の生産や普及につながっていきました。

蟹耳付辰砂大花瓶(四代)

四代在世中の明治末年に廃業したと伝えられますが、古曽部焼は今なお、多くの人々に愛され、ふるさと高槻のやきものとして親しまれています。

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古曽部窯跡

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