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11.寒天づくり

ノンカロリーで食物繊維を多く含み、健康食品として見直しがすすむ寒天。テングサを煮出してつくるトコロテンを、凍結・乾燥させた加工食品です。

つい100年前まで、高槻市内の原・塚脇地区は国内屈指の生産量を誇り、海外にまで知られた「寒天の里」でした。

盛んだった頃の寒天の乾燥風景

かつての寒天の乾燥風景(昭和50年代)

高槻の寒天づくりは、天明7~8年(1787~8)頃、市内の城山出身の宮田半平が、伏見から製法を学んで郷里に持ち帰ったことから始まったとされます。半平の功績をたたえて大正3年(1914)に建てられた石碑が、聞力寺(宮之川原元町)にあります

高槻の山間部で、寒天づくりがこれほどまでに盛んになったのには理由があります。その1つに、製造に適した冬の寒さがあげられます。というのも、寒天は、トコロテンを夜間の厳しい冷気で凍らせ、日中に天日によって溶けだした水分を蒸発させることを繰り返してつくられるからです。2つめは、テングサを煮溶かすのに必要な薪や炭が豊富だったことです。3つめには、原料の入手や製品の出荷のために、淀川の河港・前島と原の間が「京坂越え」と呼ばれる山道で結ばれていたことで、淀川の水運が利用できたことです

しかし、時代の進展とともに、同地区の冬の風物詩であった寒天干しは姿を消しましたが、山間の里・樫田では、現在もその伝統を守り続ける人がいます。

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