現在の位置

7.未開封のタイムカプセル

闘鶏山(つげやま)古墳は、古墳時代前期(4世紀前半)の前方後円墳です。淀川北岸地域に展開する三島古墳群を代表する古墳のひとつで、奈佐原丘陵の先端の尾根筋を利用して、ほぼ南向きに築かれています。全長86.4メートル、後円部直径は約60メートルとみられています。

石室(第1主体)の内部

平成14年(2002)の確認調査によって後円部から未盗掘の竪穴式石室2基がみつかり、大きな話題になりました。石室内部のファイバースコープ調査では銅鏡3面のほか、石製の腕飾り、木棺の一部などが確認されています。

古墳のある尾根のふもとには闘鶏野神社が鎮座しています。古くからこの地の鎮守として信仰され、古墳を含む裏山一帯が護られてきました。この闘鶏野(つげの)の名称は、『日本書紀』仁徳62年条にある「闘鶏氷室」(つげひむろ)伝承に由来しているといわれています。

また、闘鶏(つげ)という呼び名は鶏が神のことばを「告げる」ということからきたともいわれています。今城塚古墳では、鶏をかたどった埴輪が出土しており、古代においての鶏には大切な意味があったことがうかがえます。

石室(第1主体)の内部
手前から三角縁神獣鏡2面、腕飾り、方格規矩鏡
その奥に頭骨がのこっている

闘鶏山古墳のように埋葬当時の状態をとどめて今日まで守られてきた古墳はきわめて珍しく、三島地域の歴史遺産としても、また古墳祭祀や古代の葬送儀礼を解明するうえでも重要な文化・学術的価値をもっています。

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史跡闘鶏山古墳

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