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家族みんなでやってみよう!高血圧予防 第7回

【平成25年12月17日掲載】

 

「家族みんなでやってみよう!高血圧予防」と題した高血圧予防コラムも今回で7回目です!

 

第7回目の今回のテーマは「飲みすぎ禁物!適量飲酒を心がけよう」です。前回までは、塩分を控えることやカリウムをしっかりとるという食事の内容がテーマでしたが、今回は高血圧と関連のある“飲酒”をテーマにお話させていただきます。

 

この12月に入って飲酒する機会が増えている人も多いのではないでしょうか。忘年会や新年会などで12月~1月は1年の中でも特に飲酒する機会が増える時期だと思います。

実はアルコールと高血圧は深い関係があるといわれています。ふつうアルコールを飲むと、一時的ですが血圧が少し下がり、脈拍が増えます。しかし、長い間、飲み続けると、血圧を上げ、高血圧症の原因になると考えられています。多くの研究で、日々の飲酒量が多いほど血圧の平均値が上がって、高血圧症になるリスクも高まることがはっきりしてきました。

1日にどれくらい量を飲むと、血圧に影響してくるのでしょうか。下の図は、その関係をみたものの一つです。日々のアルコール摂取量が多くなればなるほど、血圧は高くなっているのがわかります。

1日あたりのアルコール摂取量と血圧上昇の関連性

「Criqui MH,Ranger RD,et al: Circulation 1989;80:609.」より

※日本酒1合、ビール大瓶1本、ウイスキーシングル2杯、ワイン2杯のそれぞれに含まれるアルコールが約30mlです

 

 

アルコール1日30mlあたり、血圧は3mmHgほど上がることが認められています。アルコールで血圧が上がる理由については、血管の収縮反応が高まるほか、心臓の拍動を速める交感神経の活動、腎臓からマグネシウムやカルシウムが失われるため、などと考えられています。また、アルコール飲料に含まれるカロリーにより体重が増えることや、塩辛いつまみをとることも関係すると考えられます。

 

また、高血圧以外にも心臓病や脳卒中などの循環器病に対してマイナスとなる影響は多く、心臓については不整脈(期外収縮や心房細動など)を誘発しますし、心肥大や心不全の原因になります。さらに脳出血やクモ膜下出血の危険因子となります。そして、これらの危険性は、飲酒量が増えるにしたがって大きくなります。また、がんになる危険性も、いくつかのがんについては上昇しますから要注意です。飲み過ぎによって、肝臓や胃腸をいためますし、多量の飲酒は精神・神経系にも悪影響を及ぼします。また、アルコール依存症の人が増え、これらは医学的にも社会的にも大きな問題です。

 

しかし、アルコールの作用は、悪いことばかりではありません。古来、「百薬の長」などと持ち上げられてきた長所も、医学的にはっきりしてきています。たしなむ程度の飲酒であれば、心筋梗塞や狭心症など虚血性心臓病には、アルコールの予防効果が確かめられています。また、お酒を少し飲む人は心不全やがんになる危険性も小さいことがわかってきました。

 

これらのことから考えると、アルコール摂取量は適量範囲にとどめておくことが大切です。適量は具体的には以下の量です。また、肝臓を休める意味から、週に連続した2日は休肝日を設けることをおすすめします。

アルコール摂取の適量範囲図

適量飲酒をこころがけ、休肝日を設定して、アルコールは楽しくたしなむようにしましょう。

 

次回の8回目は、“体重増加”と高血圧についてお伝えします。年末年始に増える可能性の高い体重のお話ですので、ぜひ次回もチェックしてみてください!

 

 

 

参考:国立循環器病研究センター「循環器病情報サービス」

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