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平成28年度高槻市感染症発生動向調査委員会会議録(平成29年2月3日)

1.会議の名称

平成28年度高槻市感染症発生動向調査委員会

2.会議の開催状況

日時:平成29年2月3日(金) 15:00~16:00

場所:高槻市保健所

公開の可否:可

出席委員:浮村委員長、黒川副委員長、合田委員、千葉委員、新山委員、松下委員、南委員
      

3.次第

1 開会

2 報告事項

 (1) 感染症発生動向調査事業の全数把握疾患の実績について

 (2) 高槻市ウエストナイル熱媒介蚊サーベイランス事業の実績について

 (3) 高槻市感染症サーベイランス事業の実績について

 (4) 感染症発生動向調査事業の定点把握疾患の実績について

 (5) 蚊媒介感染症について

3 その他

4 閉会

4.配付資料

1 次第

2 委員名簿

3 配席図

4 資料 (平成28年高槻市感染症発生動向調査実績等報告資料)

5.主な審議の内容

下記のとおり

6.担当課

保健予防課

 

審議の内容

1.開会

事務局:皆様、本日はお忙しい中、お集まりいただき、誠にありがとうございます。定刻となりましたので、平成28年度高槻市感染症発生動向調査委員会を始めさせていただきます。

(1)配付資料の確認

(2)委員紹介

(3)傍聴希望について(傍聴希望者はなし)

 

2.報告事項

(1)感染症発生動向調査事業の全数把握疾患の実績について

委員長:感染症発生動向調査事業の全数把握疾患の実績について、事務局から報告をお願いします。

事務局:(配付資料の4の1~7ページを報告)
1類感染症及び結核をのぞく2類感染症の発生はありません。3類感染症の腸管出血性大腸菌感染症が5件ありました。5件のうち家族内感染事例が1件、HUS発症事例が1件ありましたが、5件とも感染拡大は見られませんでした。4類感染症のデング熱が2件ありましたが、1件目の患者は3月にグアテマラ滞在中に発熱があり、帰国後に医療機関を受診し、大阪府立公衆衛生研究所でPCR検査を実施したところ、デングI型と判明しました。2例目の患者は7月にベトナムへの渡航歴あり、帰国後に発症し、翌日受診した医療機関で検査を実施したところ、NS1抗原陽性が判明しました。5類感染症のうち梅毒については、平成27年に続き28年も患者数が増加しています。女性では、20歳代の患者が多数を占めています。結核については、平成28年の罹患率は平成22年に次いで高い数値となりました。喀痰塗沫陽性者が増加し、肺外結核及び潜在性結核感染症の患者は減少しています。全国と同様に70歳以上の高齢者が患者の半数以上を占めています。高齢者の結核患者の早期発見及び早期治療につなげられるよう介護保健事業従事者向けの講習会などで啓発活動を継続していきます。

委員長:結核についてですが、定年退職後に海外に行き、海外で結核に感染し、帰国後に発病するという持ち込み例が見られています。また、風しんについてですが、産婦人科学会では、2月4日を「風しんの日」と定め、先天性風しん症候群対策の一環としてワクチン接種率の向上などの普及啓発につなげる計画です。播種性クリプトコックス症ですが、カナダ・アメリカで感染者の3割が死亡するとするクリプトコックス・ガッティの事例があったことから、全数報告となっています。

(2)高槻市ウエストナイル熱媒介蚊サーベイランス事業の実績について

委員長:高槻市ウエストナイル熱媒介蚊サーベイランス事業の実績について、事務局から報告をお願いします。

事務局:(配付資料の4の8ページを報告)
ウエストナイル熱について、現在日本国内での発生例はありません。高槻市では平成16年度からサーベイランス事業を実施しています。検査ではフラビウイルス属のウイルスが保有されていないことが確認されています。

(3)高槻市感染症サーベイランス事業の実績について

委員長:それでは、次に高槻市感染症サーベイランス事業の実績について副委員長から報告をお願いします。

副委員長:(配付資料4の9~13ページを報告)
患者が多い感染症は感染性胃腸炎、インフルエンザで、発生数は例年通りです。感染性胃腸炎は12月、インフルエンザは2月にピークを迎えています。平成27年はインフルエンザのピークが少し遅い傾向があり、3月にピークとなりました。感染性胃腸炎は1歳及び2歳児にピークが見られます。インフルエンザは男性では8歳、女性では7歳にピークが見られます。

(4)感染症発生動向調査事業の定点把握疾患の実績について

委員長:それでは、次に感染症発生動向調査事業の定点把握疾患の実績について事務局から報告をお願いします。

事務局:(配付資料4の14ページから20ページを報告)
水痘については、平成28年は27年から60%減少しています。手足口病については、平成28年は27年から90%減少しています。 ヘルパンギーナについては、平成28年は27年の約2倍になっています。流行性耳下腺炎については、平成28年は27年の約8.5倍になっています。

(5)蚊媒介感染症について(配付資料4の21ページから23ページを説明)

委員長:続いて近年、世界的に流行している蚊媒介感染症について、私から説明をいたします。

委員:日本で販売されているディート(虫の忌避剤)の濃度は12%以下です。一方、海外では30~50%の濃度のものが販売されています。蚊の対策にはディートが有効であるとのデータが示されており、日本のメーカーが30%濃度の薬剤の販売申請をしました。(平成28年秋に認可)
 
委員長:30%濃度の薬剤について、防蚊対策のための選択肢が増えます。しかし、肌の合わない方は、無理に使用しないでいただきたい。
 
委員:ジカ熱について、国内ではブラジルで流行しているとの情報が出ていましたが、ブラジル以外にもミクロネシアやポリネシア(ハワイ、タヒチ、ニューカレドニア、モルディブなど)でも発生していましたが、情報が流れませんでした。WHO(世界保健機構)が最初にホームページに掲載した際には、ハワイ・ニューカレドニア・タヒチなどで流行しているとの情報でした。国内では、これらの情報が出なかったことに疑問を感じます。
 
委員長:ジカ熱はアメリカのフロリダ州でも発生しています。確かにWHOのホームページには掲載されています。行政も機会を見て情報提供することが必要であると思います。
 
委員長:事務局から何かありませんか。
 
事務局:麻しんにつきましては、各医療機関から疑い症例の報告を迅速にいただきました。また、検査診断のための検体確保につきましても、医師会を始め各医療機関の協力をいただきましたことに大変感謝しています。インフルエンザにつきましては、流行拡大が見られつつあり、高齢者施設や保育施設などでの感染対策が重要です。今後も、感染症対策について委員の皆様と一緒に進めていきたいと考えています。

3.その他

委員長:それでは、その他に移りたいと思います。全体を通してご意見などはございませんか。

委員:梅毒が増加していますが、梅毒のパンフレットはどこに配布していますか。

事務局:性感染症の講習会などの機会を捉えて配布しています。

委員:流行性耳下腺炎が流行しているとの報告がありましたが、流行している原因は分かっていますか。出席停止期間が短くなったことが影響していますか。

委員長:教職員、医療関係者で抗体を持っていない人もいると思われます。ワクチン接種の状況、特に医療関係者の抗体獲得に向けた取り組みが重要だと思われます。

委員:おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は、1度罹患すると2度目は罹患しないと思っている人がいます。1度罹患したことで2度目の罹患を否定して、休養せずに外出している場合があります。このような場合、外出先で感染拡大させることになります。このことも周期的な流行の一因になっていると考えます。

委員長:事務局から連絡事項があるようですので、よろしくお願いします。

事務局:委員の皆様、本日はたくさんのご意見ありがとうございました。今年度をもちまして2年間の任期が満了いたします。この間、委員の皆様方のご理解とご協力に対しまして、重ねてお礼申し上げます。来年度以降の委員会につきましても、活発な審議の場になりますようご協力のほど、よろしくお願いいたします。

4.閉会

委員長: それでは閉会となりますが、本日は、活発な議論をありがとうございました。現在流行しているインフルエンザはこの時期に直面する問題です。また結核は高槻市として、まず全国平均を下回ることが短期的な目標だと思います。その実現に向け、引き続き皆様のご協力をよろしくお願いしたいと思います。これを以て私の閉会の挨拶とさせていただきます。

お問い合わせ先
高槻市 健康福祉部 保健所 保健予防課
住所:〒569-0052 高槻市城東町5-7  地図
電話番号:072-661-9332
ファクス番号:072-661-1800
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