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平成27年度高槻市感染症発生動向調査委員会会議録(平成28年1月29日)

1.会議の名称

平成27年度高槻市感染症発生動向調査委員会 

2.会議の開催状況

日時:平成28年1月29日(金) 15:00~16:00

場所:高槻市保健所 講堂

公開の可否:可

出席委員:浮村委員長、黒川副委員長、合田委員、高野委員、千葉委員、新山委員、松下委員、南委員 (五十音順)
      

3.議題

開会

 1 感染症発生動向調査事業の全数把握疾患の実績について

 2 高槻市ウエストナイル熱媒介蚊サーベイランス事業の実績について

 3 高槻市感染症サーベイランス事業の実績について

 4 感染症発生動向調査事業の定点把握疾患の実績について

 5 改正感染症法について

 6 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症について

閉会

4.配付布資料

1 次第

2 委員名簿

3 配席図

4 資料 平成27年高槻市感染症発生動向調査実績等報告資料

5 参考資料1 高槻市附属機関設置条例

6 参考資料2 高槻市感染症発生動向調査委員会規則

7 参考資料3 高槻市感染症発生動向調査事業実施要綱

8 参考資料4 審議会等の会議の公開に関する指針

 5.主な審議の内容

下記のとおり

 6.担当課

保健予防課

 

審議の内容

1.開会

事務局:皆様、本日はお忙しい中、お集まりいただき、誠にありがとうございます。定刻となりましたので、平成27年度高槻市感染症発生動向調査委員会を始めさせていただきます。

(配付資料の確認)

2.委員紹介

(各委員の紹介、その後市職員の紹介)

3.会議の公開について

(会議の公開について承認。傍聴希望者はなし。)

4.感染症発生動向調査事業の全数把握疾患の実績について

委員長:感染症発生動向調査事業の全数把握について、事務局から報告をお願いします。
事務局:(配付資料の4の1~6ページを報告)
(梅毒の増加について)
最近増加の目立つ梅毒ですが、本市でも平成27年は7件と前年の3件から倍増しております。また、大阪府及び全国でも増加傾向を続けており、厚生労働省も「女子の梅毒増加中」とのチラシを作成し啓発を図っているところです。27年の届出件数は、22年を基準にすると、国では、4.25倍、大阪府 で4.14倍、高槻市で3.5倍と顕著に増加しています。なお、27年の大阪府の届出件数315件の男女別年齢別内訳では、男女ともに20~39歳のゾーンが最大となっており、全数の50%を超えております。今後も他の性感染症を含めた啓発が重要であると考えております。

5.高槻市ウエストナイル熱媒介蚊サーベイランス事業の実績について

委員長:高槻市ウエストナイル熱媒介蚊サーベイランス事業の実績について、事務局から報告をお願いします。
事務局:(配付資料の4の7ページを報告)
委員長:ジカ熱の原因もフラビウイルス属になりますが、その検査はできていますか。
事務局:サーベイランスではフラビウイルス属のウイルス検査を実施しており、ジカウイルスもフラビウイルス属に属することから、デングウイルスと同
様に保有していないことを確認しています。

6.高槻市感染症サーベイランス事業の実績について
委員長:それでは、次に高槻市感染症サーベイランス事業の実績について黒川委員から報告をお願いします。
黒川委員:(配付資料4の8~12ページを報告)
(感染性胃腸炎及びインフルエンザについて)
報告対象疾患のうち報告数が一番多いのが感染性胃腸炎で、年間5,395件で男女ともに1歳児に多く、次いで16歳以上が多くなっています。2番目
に多いインフルエンザの報告数ですが、年間2,591件で、男女ともに16歳以上に多く、次いで7歳児が多くなっています。

7.感染症発生動向調査事業の定点把握疾患の実績について
委員長:それでは、次に感染症発生動向調査事業の定点把握疾患の実績について事務局から報告をお願いします。
事務局:(配付資料4の13ページから18ページを報告)
(27年度の流行状況について)
手足口病が、昨年に比して報告数が多くなっています。定点あたりの報告数が夏場に警報基準値である「5.0」を超え、その後も増加しピーク時に
は「12.7」となりました。
感染性胃腸炎ですが、ここ数年、報告件数に大きな差はありません。また、原因ウイルスとしてノロG2.が多数検出されるという傾向が数年続いています。
今シーズンは、新しいタイプのノロG2..17の流行が危惧されています。
インフルエンザですが、例年、12月頃から報告数が急激に増加しますが、今シーズンは12月入り年末にかけても報告数の急激な増加はみられません。

8.改正感染症法について
委員長:今年の4月から施行予定されている改正感染症法について事務局から説明をお願いします。
事務局:(配付資料の4の19ページから20ページを報告)
(改正のポイント)
病原体の検査体制が強化されたことに加え、患者からの検体採取を要請できるようになりました。さらに、要請によっても対応できない場合は勧告、措置ができるようになりました。また、季節性インフルエンザの病原体を提出する医療機関を指定提出機関として選定し、確実な検体検査の実施が求められています。

9.カルバペネム腸内細菌科細菌感染症について
委員長:27年に本市で23件の報告のありましたカルバペネム腸内細菌科細菌染症について、報告させていただきます。
委員長:(配付資料の4の21ページから23ページを報告)
委員長:以上の報告から、大腸菌や肺炎桿菌ででたらCPEの可能性が高い。ーやシトロバクターに関しては、カルバペネムのうち、イミペネムかメロ
ペネムのどちらかが感受性であれば、カルバペネマーゼは産生しないのではないかと、数限られたデータからではあるが考えられている。nがもう少し増えないと確定ではない。
感染対策上、感染対策が厳しくなる場合にはIMPをもっていないと思われるエンテロバクターやシトロバクター、要するにカルバペネムのどちらかは効くというものは徹底的にはやらなくてもいいかもしれない。そのあたりは議論中であり、やむを得ずそういう状態になった場合はIMPをもっていない方を緩めざるをえないのではと思う。
委員:IMP陽性を調べる簡易キットがある。そのキットで疑わしい検体を全部調べたが、全部引っ掛かってくる。IMP6だけでなくてIMP全部をひっかけるためである。陽性が出たら塩素でのトイレ消毒を看護師に指示している。
診療所でも簡易キットで検査ができると思うが、保険の対象外なので、検査費用は全額負担となるのが問題と考える。

10.閉会
委員長:昨年、高槻市では、特に大きな集団発生事例はなく、また、速報ではありますが結核罹患率も大きく低減し、順調な1年であったと思います。
また、平成26年に発生のあった西アフリカ(ギニア、リベリア、シエラレオネ)でのエボラ出血熱ですが、去年の11月7日にシエラレオネで、12月29日にギニアで、そして、今月15日にはリベリアでも終息宣言が出されたところです。これで、一旦、西アフリカでの終息を迎えたことになります。なお、この3カ国で約2万8千人の感染者と約1万1300人の死亡者がありました。MERSにおいては、昨年5月以降に韓国で感染が広がり、186人の感染者、38人の死亡者を出しました。11月25日に最後の死亡者があり、その後28日間を経過した12月24日に終息宣言が出されました。本市においても、中東からの帰国
者で健康監視になった者が3人あったところです。一方、法律の面でも整備が続いており、今年の4月1日には、改正感染症法が施行される予定です。
これにより、とりわけ、感染症の検査体制が強化されます。体制強化により、詳細な分析が可能となり、迅速で的確な対策へと結びつきます。また、デング熱の国内感染例を契機に蚊媒介感染症の予防指針が策定されましたが、同じ蚊媒介感染症としブラジルではジカ熱が大流行しており、妊婦が感染した場合、新生児の小頭症との関連も指摘されております。わが国でも他人事ではありません。今後も、本委員会と保健所が一体となって、感染症対策に取り組んで参りたいと思います。
本日はご多忙な中、委員の皆様には、ご出席いただき誠にありがとうございました。これで閉会といたします。

お問い合わせ先
高槻市 健康福祉部 保健所 保健予防課
住所:〒569-0052 高槻市城東町5-7  地図
電話番号:072-661-9332
FAX番号:072-661-1800
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