現在の位置

平成24年度高槻市発生動向調査委員会

1.会議の名称

平成24年度高槻市感染症発生動向調査委員会 

2.会議の開催状況

日時:平成25年2月15日(金) 14:30~16:00

場所:高槻市保健所 講堂

公開の可否:可

出席委員:浮村委員、北川委員、黒川委員、佐々委員、

       高野委員、千葉委員、南委員、(五十音順)

3.議題

1 開会

2 委員紹介

3.正副委員長の選出

4 会議の公開について

5 感染症発生動向調査全数把握実績について

6 高槻市ウエストナイル熱媒介蚊サーベイランス概要について

7 高槻市医師会感染症サーベイランス委員会の実績報告

8 感染症発生動向調査定点把握及び病原体検査実績について

9 感染症発生動向調査事業の今後の取り組みについて

10 閉会

4.配布資料

1 高槻市感染症発生動向調査委員会の会議の公開に関する要綱

2 高槻市感染症発生動向調査委員会傍聴要領

3 平成24年感染症発生動向調査実績等報告資料

4 高槻市附属機関設置条例

5 高槻市感染症発生動向調査委員会規則

6 高槻市感染症発生動向調査事業実施要綱

7 審議会等の公開に関する指針

8 先天性風しん症候群の発生予防等を含む風しん対策の一層の徹底について

9 2012年麻しん排除に向けて(パンフレット)

10 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の国内発生について

 5.主な審議の内容

下記のとおり

 6.担当課

保健予防課

 

審議の内容

  

1.開会

 事務局:皆様、本日はお忙しい中、お集まりいただき、誠にありがとうございます。定刻となりましたので、高槻市感染症発生動向調査委員会を始めさせていただきます。委員長が選任されるまでの間、本日の進行を務めさせていただきますので、よろしくお願い申しあげます。

(配付資料の確認)

 

2.委員紹介

(各委員の紹介、その後市職員の紹介)

 

3.正副委員長の選出

(委員長及び副委員長の選出)

 

4.会議の公開について

 (会議の公開について承認。傍聴希望者はなし。)

 

5.感染症発生動向調査全数把握実績について

委員長:感染症発生動向調査事業の全数把握の実績について、事務局から報告をお願いします。

 

事務局:(配付資料3の1~7ページを報告)

 

委員長:ありがとうございました。ただいまの報告について、ご意見等はございますか。風しんですが、30代、40代の年代は、女性だけワクチンを接種していますが、男性は接種していないので、関東では今、流行しています。関西でも注意が必要と思うのですが、一番問題になるのは30代、40代のお父さんが職場で感染し、妊婦の奥さんに感染させて、先天性風しん症候群を発症するということで、最も避けなければいけない。妊婦の方への広報「ご主人が風しんのワクチンをうっていますか?抗体もっていますか?」というようなことも実施すべきと思いますが、保健所ではご意見ありますか。 

 事務局:担当からの報告でもありましたが、注意喚起の文書は出させていただいております。国立感染症研究所からも、ワクチンに関しては妊婦の夫ですとか、産褥早期の女性等には積極的なワクチン接種をするほうがいいと言われておりますが、積極的に保健所から医師会等に注意喚起、お願いはさせていただいておりません。先ほど申し上げました注意喚起の文書をもって、それぞれご判断いただいております。改めて産科等に通知したほうがよければ、重複になりますけれど、ご案内したいと思いますがいかがでしょうか。

委員長:マスコミで結構言われていることです。高槻市は中核市なので独自で色々な手がうてると思います。発症年齢と産褥年齢が一致するということを考えると、少なくとも高槻からは事例を出さないようにしたいので、積極的に勧奨してもいいと思います。また、麻しんに関しても、この年齢の人たちは1回接種ですので、併せて実施するという手段もあると思います。

事務局:医師会と調整させていただきたいと思います。

委員:お産のときに抗体検査をやっている病院はないでしょうか。

委員:NICUに入室するようなハイリスクの方はスクリーニングするのですが、一般的な妊婦さんには実施していません。

委員:妊娠がわかった時点での検査ということではないのですね。

事務局:そのあたりもあわせて検討していきたいと思います。

委員長:最近は、PCR検査でマイコプラズマとレジオネラとを同じ機械で出来るものができましたが、高槻で導入している病院はありますか。尿中抗原ですと形成型1型だけで半分くらいで、後は全部抜けるんですよね。喀痰からPCRで出せたら全部のレジオネラが出てくるので実態の把握が現実的に変わってくるかもしれない。レジオネラは今後増えるかもしれないけれど本当に増えたかどうかはわからないということなのかなぁと思いますが。

事務局:1件は尿中のイムノクロマトで、もう1件も同様です。しかし、病型は発熱・外咳という肺炎型です。

委員長:3類感染症がどの医療機関でも診察できるようになり、血液培養とか尿、便培養が実施されないため、隠れたチフスや赤痢が潜在している可能性が年々高まっているので、何かの機会に言っておいたほうがよいというのが委員長としての意見です。あと意見ございませんか。よろしいですか。ありがとうございました。それでは、次に高槻市ウエストナイル熱媒介蚊サーベイランス事業の実績について事務局から報告をお願いします。

 

6.高槻市ウエストナイル熱媒介蚊サーベイランス概要について

事務局:(配付資料3の8ページを報告)

委員長:ありがとうございました。ただいまの報告について、ご意見等はございますか。国内では、まだウエストナイル熱は発生していないのですね。

事務局:はい、全国的に発生しておりません。

委員長:残るは輸入例ということになりますね。蚊媒介の感染では、デング熱なども入ってくるかもしれないし、これから国際化するとさらに複雑になると思います。

事務局:ウエストナイルの場合、人はデッドエンドでございますので、人の中でウイルスは増えません。蚊に吸血されても、ほかの人にうつることはありません。感染者が入国してもそこで終わりです。問題はボウフラが輸入されることですので、蚊のサーベイランスを行うことが重要と考えております。

委員長:まぎれて飛行機で入ってくるとか。

事務局:船の積荷とかでボウフラが涌いてとかが一番怖いので、蚊のサーベイランスが重要になってくると思います。

委員長:ありがとうございます。よろしいでしょうか。それでは、次に高槻市感染症サーベイランス事業の実績について委員から報告をお願いします。

 

7.高槻市医師会感染症サーベイランス委員会の実績報告について

副委員長:(配付資料3の9~13ページを報告)

委員長:ありがとうございました。ただいまの報告について、ご意見等はございますか。百日咳の検査方法が、ペア血清からIgGに変わりましたよね。大阪医大も以前は百日咳の検査を出すと東浜株と山口株の凝集素価が出ていましたが、今はIgGの測定に変わり、凝集素価法では、定量性が低いため検査を出すのはやめたのですが。

副委員長:報告は申告によるものなので、各医療機関で必ずしも統一されていません。

委員長:検査業者によって変わってくるのでしょうか。委員ご存知でしょうか。

委員:分からないです。

委員:この方法で実施すべきという指定はありません。

委員長:大阪医大の検査部では、全部IgG測定法に変わりました。10倍以下がネガティブで40倍以上なら、シングルでもポジティブ、ないしは、より上昇がみられたら、それで診断というように。これまで百日咳は診断法そのものが危うかったのが、新方式になると精度が上がるかもしれないので、成人の百日咳の報告も出てくることが予想されると思います。マイコプラズマも喀痰PCRで出せるようになると、ペア血清がとれなくて病状が激しいときに喀痰を採ってもらうと診断がつくと診断率が上がるということになるでしょう。1回痰をだしてPCRにかけたらマイコプラズマの診断もより確実性が増すという時代になってくると思います。よろしいでしょうか。

委員:大阪府の発生動向調査の報告を見ますと、やはり百日咳の診断に関しては、必ずしも一致していないということで、やはりIP法を早期に導入することを希望するという報告になっております。

委員長:それでは、次に感染症発生動向調査事業の定点把握の実績ついて事務局から報告をお願いします。

 

8.高槻市医師会感染症サーベイランス委員会の実績報告について

事務局:(配付資料3の14~21ページを報告)

委員長:ありがとうございました。ただいまの報告について、ご意見等はございますか。

 

9.感染症発生動向調査事業の今後の取り組みについて

委員長:府の定点事業においても基幹病院だけだと、マイコプラズマにしても何にしても少し実態からずれるのでは、という意見がございまして、予算面のこともあり、色々問題はありますが、(病原体)定点の病院を大病院だけで実施することについて、見直したほうが良いのではないかということが府の委員会で出ており、高槻でも見直しを考えてもいい時期に来ていると思っております。事務局のほうから何かご意見はございますか。

事務局:病原体定点の体制についてですが、今、委員長にご提案いただきましたように基幹定点医療機関だけではなく患者定点の医療機関にも検体提出等お願いして、検体収集をもう少し幅広く行うことで体制の充実化を図りたいと考えております。委員の皆様には、病原体定点の体制変更・充実化についてご了承いただき、来年の高槻市感染症発生動向調査委員会において、平成25年の1年間の病原体定点の結果をつぶさにご検討いただければと考えております。

委員:どの病気に関して提出するのかというのは示されていますか。

事務局:資料の20ページをみていただけたらわかるように、小児科を標榜する医療機関、小児科の患者定点というのは大阪府の医師会で決めていただいており、保健所で変更することができません。これから病原体定点をお願いする医療機関は、高槻市で決めることができるという風に大阪府から聞いております。対象疾患は、複数のウイルスが同じような症状を引き起こす疾患、例えば咽頭結膜熱、手足口病、ヘルパンギーナ、感染性胃腸炎などとなりますが、これらはあまり提出いただいておりません。あと小児科定点の先生には87番のインフルエンザの提出をお願いします。内科定点の先生方でしたらインフルエンザだけ、眼科定点は2つ(の医療機関)しかないため、他の医療機関にお願いしたいのですが、急性出血性結膜炎と流行性角結膜炎の2つの病気が流行した場合に眼脂というか目からとっていただいてということになります。実は一昨年、高槻市だけで急性出血性結膜炎の流行がございまして、患者数が増加したのですが、検体の提出が増加しなかったということで大阪府から指摘されました。

委員:ある程度患者が増えたところで、保健所から検体提出してくださいと定点医療機関へ連絡があるということですか。

事務局:インフルエンザの場合ですと流行の始まりだと判断しましたら、先生方が提出いただければよいのですが。

委員:全例ですか

事務局:全例ではありません。「今日A型が来たから送った」というように、いただければよいかと思いますが、B型になったら「B型です」というように。先生方はよく迅速検査のようなストリクトな考え方をお持ちで、鼻腔液を一定量提出すべきと思っておられますが、迅速検査のない時期から、この事業を実施しており、口を大きく開けて綿棒で採取すれば、ウイルスは増えますので迅速検査のように採取いただかなくても結構です。

委員:咽頭ぬぐい液ですよね。綿棒はあらかじめ医療機関においておりませんが。

事務局:もちろん、それはこちらから配付いたします。

委員:インフルエンザの場合だと迅速キットでA型が出たときに、もう1検体を採ることになるわけです。子どもさんから採取する場合、2回目の採取は困難になるという問題がある。病原体のための検体を追加する作業が必要で、インフルエンザであればハンクス液を提供してもらい、綿棒を入れて準備しておく必要がある。採取後は検体を回収する作業も必要ですね。どの医療機関にでも出来るわけではないが、流行にあわせた実態調査の実施という意味では、流行時に患者さんが多く来るような病院や診療所で実施するほうが実態に則した流行株がわかる。高槻市が大阪医大に50件、高槻病院に30件、合計80件の病原体の検体提出枠を、別の定点医療機関に振り分ける形になるので、予算の増額が必要というわけではない。より流行実態に近いサーベイランスを実施しようという意欲を持っておられる先生にご協力いただければありがたいという話ですね。

事務局:仰るとおりです。先生にご興味を持って実施していただきたいと考えています。大阪府では、病原体定点は原則、基幹定点にお願いをしていますが、一部を開業医の先生が担当されておられます。また、定点になったら患者が減ったという話は聞いておりませんので、その点は大丈夫かと思います。

委員長:例えば病原体提出の総数が80の中を、現在の病原体定点に加えて、新たに指定した病原体定点で振り分けるということ。新たに加える定点医療機関は、資料の一覧表に記載されている患者定点医療機関のなかから選定するということですね。

事務局:そのとおりです。

委員:インフルエンザの流行状況ですが、大阪府のサーベイランスは府のニュースに載っていますが、高槻市はどのように周知していますか。

事務局:ホームページに掲載しています。

委員:保健所のホームページに載せているのですね。それは周知していただかないと。僕も初めて聞きました。

事務局:ホームページのフロントページから入っていただけます。

委員:リアルタイムですか、年に1回まとめてではなくて。

事務局:リアルタイムにてやっております。

委員:PRをお願いします。高槻市の事業については、2週間に1回、FAXで医療機関に流しています。

事務局:今年、既に第6週の報告をアップしております。

委員長:よろしいでしょうか。他にご意見等ございますか。

委員:話は変わりますが、府の学校医部会の委員会で、大阪府の医師会では麻しんの3期、4期の接種対象について強く勧奨していますが、各自治体においても教育委員会を通して周知徹底してほしいと再度言われています。高槻市は中核市ですので、保健所にも勧奨をお願いできるのではと思います。あと1ヶ月ほどですけれども、3期、4期の接種期限は3月31日までになります。勧奨用のパンフレットは市及び府にもありますが、今月、学校医委員会の理事会がありますので、高槻市の教育委員会、校長会を通してもう一度周知徹底していただくつもりです。最後である今月は、頑張って接種率を向上させたいと思います。

事務局:保健所としましても教育委員会、保健給食課、子ども保健課には、今の状況をお話していて、積極的な方法を取ってほしいと依頼していました。市の広報にも、冬休み前に内容を吟味したうえで掲載しております。養護教諭にも、接種の重要性や積極的なアプローチについて教育会議で説明しました。

委員:大阪府の医師会では、かなり緊迫したパンフレットを作成しましたので、教育委員会に持っていこうと思っております。

委員:接種期間の延長はないようです。厚労省は、これで充分やったと思っているようです。

委員:ここで止めてしまうと、風しんと同じように大人の麻しんが流行するかもしれない。

 

10.閉会

委員長:最後にSFTSの資料が出ております。最近出現したものではなく、診断できていなかったもので、日本でもマダニに咬まれることが原因のようです。治療法が確立されていないので対症療法になる。山に入って熱が出た人について、このような注意をするということになると思います。また、蚊媒介のデング熱ですが、国立感染症研究所の最近の報告では、患者の血中からウイルスが消えた解熱後も、6割くらいの尿からPCRでウイルスが陽性となり、血清型が判明するということです。罹患したウイルスの血清型が判明すると、その患者が今後訪れる土地(流行地)の制限を少し緩めることができるという報告でした。珍しい話なので、トピックスとして最後にお知らせさせていただきました。それでは、定刻を過ぎていますので、特に何もなければ本日の会議はこれで終了したいと思います。よろしいでしょうか。どうもありがとうございました。

お問い合わせ先
高槻市 健康福祉部 保健所 保健予防課
住所:〒569-0052 高槻市城東町5-7  地図
電話番号:072-661-9332
ファクス番号:072-661-1800
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