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ウエストナイル熱

ウエストナイル熱とは

ウエストナイル熱は、特に米国及びカナダで、感染地域の拡大により患者及び死亡者が増加し、大きな社会問題となっています。現在のところ、日本国内で感染した例はありませんが、患者が発生している地域に渡航される方は、特に注意が必要です。

疫学

ウエストナイル熱・脳炎は、従来アフリカ、ヨーロッパ、西アジア、で患者報告がありました。
アメリカ大陸での患者発生はありませんでしたが、1999年アメリカ合衆国のニューヨーク周辺での流行が報告されたことから、大きな注目を集めるようになりました。

近年の主な流行は以下の通りです。

  • イスラエル:1951~1954、1957、2000年
  • フランス :1962、2000年
  • 南アフリカ:1947年
  • ルーマニア:1996年
  • イタリア:1997年
  • ロシア:1999年
  • アメリカ合衆国:1999~2002年

臨床症状

潜伏期間は2~14日。感染例の約80%は不顕性感染で終わり、重篤な症状を示すのは、感染者の約1%といわれています。
ウエストナイル熱は突然の発熱(39度以上)で発症し、頭痛、背部痛、筋肉痛、筋力低下、食欲不振、リンパ節腫脹などの症状を有する。また約半数で発疹が認められる。
発症した場合の多くは短期間(約1週間)で回復しますが、重篤な患者(主に高齢者にみられる)は、頭痛、高熱、方向感覚の欠如、麻痺、昏睡、震え、痙攣などの髄膜炎・脳炎症状があり、致命率は重症患者の3~15%とされています。

感染経路

ウエストナイルウイルスは、自然界においては、トリと蚊の感染サイクルで維持されています。
人はウエストナイルウイルス感染蚊に刺されることにより感染します。通常、人から人への直接感染はありません。
(最近の米国での流行で、移植された臓器及び輸血を介しての感染を疑わせる報告がありました。現在、米国の研究機関等で確認作業が進められているところです)

治療及び予防

現在、特異的な抗ウイルス治療薬はなく、対症療法を行うこととなります。(ワクチンの研究開発も進んでいます)
発生地域へ渡航する場合は、長袖衣の着用や蚊よけスプレーの使用など、蚊に刺されないことが重要です。

法的措置

平成14年11月1日よりウエストナイル熱(ウエストナイル脳炎を含む。)が感染症法の全数届出対象の四類感染症となりました。
従って医師はウエストナイル熱患者を診断したときは、最寄の保健所へ届け出が必要です。

注意

ウエストナイル熱は、人~人感染(経口、接触、飛沫、空気感染)及び人~蚊~人の感染はなく、海外でウエストナイルウイルスに感染した人が日本国内で発症したとしても、そこから感染が拡大することはありません。

関連リンク

外部サイトへウエストナイル熱について(厚生労働省)

お問い合わせ先
高槻市 健康福祉部 保健所 保健予防課
住所:〒569-0052 高槻市城東町5-7  地図
電話番号:072-661-9332
ファクス番号:072-661-1800
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