令和3年4月から市営バス高齢者無料乗車制度が新しく生まれ変わることになりましたので、市民の皆様へお知らせします。
無料乗車の対象年齢が「70歳以上」から、「75歳以上」に変わります。
また、新たに割引乗車制度を導入します。70歳から74歳までの方は1乗車100円で市営バスをご利用いただけます。
なお、変更にあたって以下の経過措置を導入します。
経過措置の内容は以下のとおりです。
70歳から「無料」
70歳「100円」、71歳から「無料」
70歳から71歳まで「100円」、72歳から「無料」
70歳から72歳まで「100円」、73歳から「無料」
70歳から73歳まで「100円」、74歳から「無料」
70歳から74歳まで「100円」、75歳から「無料」
Q:すでに70歳(以上)で無料乗車券を持っているけど、返さないといけないの?
A:いいえ、返す必要はありません。そのまま無料乗車券としてお使いください。
Q:私はいま67歳(昭和28年4月1日生)だけど、どうなるの?
A:69歳までは220円(1乗車あたり・均一区間の場合)、70歳から71歳までは100円(1乗車あたり)、72歳から無料です。
※上の「経過措置を導入」をご参照ください。
Q:1乗車100円の支払い方法はどうなるの?
A:専用ICカードに現金を事前にチャージ(1,000円単位)しての支払いとなります。なお、1乗車目の降車から2乗車目の乗車までの時間が60分以内の場合、2乗車目は無料になります。
Q:専用ICカードはどうしたら受け取れるの?
A:現行の無料乗車券と同じく、年齢到達の少し前(誕生日の約2週間前)に市から申請書を送りますので、市内の郵便局(樫田郵便局を除く)で申請書と引き換えてお受け取りください。利用には事前に現金チャージ(市営バス案内所、営業所、バス車内で可)が必要です。
そもそも、どうして制度を変えてしまうのでしょうか。
市営バス高齢者無料乗車制度は昭和47年に開始しました。当時の高齢者人口は約1万人でしたが、平成31年の高齢者人口は約10万人と、およそ10倍にまで増加しました。
制度を開始した昭和47年以降
市の高齢者人口は増加し続けています。
高齢者人口の増加に伴い医療や介護関係の費用が大きく増加し、税収が減少する見込みであるなど、市政の将来見通しは厳しいものとなっています。
平成30年度の市営バス乗車実績では、無料乗車券による乗車運賃相当額は約13億円でした。
乗車実績に対し、市から市営バスへの補助金は6億円であり、残りを市営バスが負担することになりますが、この市からの補助金と市営バスの乗車実績の乖離が著しく、市営バスの経営も厳しくなってしまいます。
このままでは制度の維持ができませんが、高齢者福祉のために、ほかの自治体では無くなりつつある無料乗車制度を、高槻市はこれからも維持し続けていきます。
それにあたっては、市の人口高齢化や将来見通しといった高齢者を取り巻く状況の変化などを総合的にとらえる中で、次の時代にふさわしい形で、市や市営バス、そして高齢者の市民の皆様、それぞれの立場から適切に支え合う制度として新しく生まれ変わることになりました。
市営バス高齢者無料乗車制度改正案内パンフレット(PDF:809.5KB)
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