現在の位置

令和元年度高槻市市民避難訓練を実施しました!

【令和元年12月27日掲載】

こんにちは。危機管理監の佐々木です。

吹き付ける風の冷たさに冬の訪れを感じるとともに、令和最初の1年の終わりが近づくことを感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

昨年は、大阪府北部地震、台風第21号をはじめとする災害が本市に多くの被害をもたらしました。また、今年を振り返りますと、千葉県などに甚大な被害が生じた台風第15号や東日本を中心に河川氾濫などを引き起こした台風第19号など、今年も多くの災害が発生した1年でした。このたびの災害でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

気候変動などの影響により、近年頻発化、甚大化する災害に対し、一人一人の災害に対する心構えや備えがより一層重要となってきます。

そこで、今回は11月24日に実施しました「令和元年度高槻市市民避難訓練」についてご紹介します。

市民避難訓練

「令和元年度高槻市市民避難訓練」は、高槻市コミュニティ市民会議との共催で実施しました。

本訓練は、市内をJR東海道線と芥川で4つに分割し、4年かけて市内全域で訓練を実施するもので平成26年から実施しています。大阪府北部地震や市全域大防災訓練での課題を踏まえ、地域の状況に応じた避難行動や長期化を見据えた避難所運営などについて、更なる習熟と防災意識の高揚を図ることを目的としています。

今年度は南西地域(おおむねJR東海道線から南側、芥川から西側)で実施しました。南西地域内の8つの地区コミュニティ組織が主体となり、各々の地区内にある避難所(下記参照)を開設し、約1,800人の方にご参加いただきました。

【開設した避難所】
寿栄小学校、富田小学校、玉川小学校、五百住小学校、柳川小学校、津之江小学校、第三中学校、如是中学校、第七中学校、寿栄コミュニティセンター、三箇牧公民館
※芝生小学校、丸橋小学校、如是小学校、如是公民館は受け付けのみ実施

避難者受付・避難所運営訓練などを実施

訓練会場となった各避難所では、地域住民の皆様、施設管理者および方面隊(避難所を担当する市職員)が連携して、避難所の開設、避難者誘導・受付を行いました。そのほかには、災害時には方面隊だけでの対応が困難となることを想定し、地域住民の皆様にも役割を担っていただくため、避難所運営委員会を立ち上げ、給水訓練、段ボールベッド組立などの避難所環境整備訓練に取り組んでいただきました。

段ボールベッド組立

段ボールベッド組立の様子

給水タンク組立の様子

給水訓練(給水タンク組立)の様子

地域特性に応じた訓練を実施

各地区コミュニティ組織が、地域特性に応じた訓練を計画し実施されました。

第七中学校では、中学生がスタッフとして炊き出しや配食に参加したほか、柳川小学校では避難者が非常持ち出し袋を持参したり、自ら居住区の設定や簡易トイレを組み立てし、凝固剤で処理したりするなどの訓練が行われました。また、五百住小学校では、はにたんと学ぶハザードマップの学習動画の視聴や、避難の在り方や安心できる避難所づくりについてのワークショップなども実施されました。

どの地区でも、災害を想定して、何が重要なのかを話し合い、訓練を計画・実施していただいており、こうした一連の取り組みがさらなる地域防災力の向上につながるものと感じております。

炊き出しの様子

中学生による炊き出し訓練

非常持ち出し袋を持参

非常持ち出し袋を持参した参加者

はにたんDVD放映

はにたんと学ぶハザードマップの学習動画の視聴

防災協定締結企業など他組織と連携した訓練を実施

今回の訓練では、高槻警察署や市社会福祉協議会をはじめ、防災協定締結企業の西松建設株式会社や株式会社アクティオとも連携し、協定内容に基づき、高所作業車による上層階からの備蓄物資搬送訓練など、避難所への資機材支援を想定した訓練を実施していただきました。

また市社会福祉協議会では、「災害ボランティアセンター設置・運営シミュレーション訓練」としてボランティアセンターを立ち上げたのち、開設した避難所へボランティアを派遣し、避難者のニーズ調査を行うなど実践的な訓練を連携して行っていただきました。

ボランティアによるニーズ調査

ボランティアによるニーズ調査

高所作業車での様子

株式会社アクティオによる資機材支援

市災害対策本部でも様々な訓練を実施

市の各対策部では、それぞれ災害時を想定した実動訓練を実施しました。(下写真は一例)

給水部では断水を想定し、玉川小学校で組立訓練により設置された給水タンクに、給水車による応急給水活動を行ったほか、食料・救援対策部では、各避難所と連携してアルファ化米などの物資配送訓練を実施しました。また復旧部では、寿栄小学校で危険なブロック塀などの撤去促進に係る普及啓発のパネル展示、衛生対策部では簡易トイレを設置し、展示しました。

復旧部 ブロック塀について

(復旧部)危険箇所などについてパネル展示で啓発

衛生対策部 簡易トイレ設置訓練

(衛生対策部)簡易トイレ搬送設置訓練

災害に強いまちへ

災害時には、方面隊と施設管理者が連携して避難所を開設しますが、大規模災害時に避難所を長期的に運営していくには、地域住民の皆様のご協力がなければ成り立たないことは昨年の災害時にも痛感しました。

その経験を踏まえ、市全域大防災訓練では、各避難所で避難所運営委員会を立ち上げ、避難者自ら段ボールベッド組立や給水タンクの組立などの訓練を行っていただきました。今回の訓練においても、避難者同士で助け合い、自分たちの手で避難所を運営していくという考えが地域に浸透していることを強く感じました。

本訓練において地域の方へのアンケートを実施したところ、「避難者自ら積極的に訓練に参加できた」、「非常持ち出し袋を持参することなどが定着してきた」といったご意見をいただきました。

また、市では、地域防災の充実を図ることなどを目的として防災指導員制度を創設し、講習を修了された方に防災指導員として地域で活躍していただいておりますが、今回の訓練でもたくさんの防災指導員の方が訓練の企画・立案や訓練の指導などで活躍していただきました。こうした活動が地域の防災力の向上につながることは言うまでもありません。

普段の備えが、災害時のスムーズな行動につながります。そのため訓練は、検証と改善を重ね、繰り返すことが重要です。今後も各地区で実施される地域主催の防災訓練などには、ぜひとも積極的に参加していただきますようお願いします。

こちら部長室バックナンバー

こちら部長室

プロフィール
佐々木 靖司の写真
佐々木 靖司
1961年(昭和36年)、高槻市生まれ。2016年(平成28年)4月から現職。趣味は登山。

ページの先頭へもどる