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「65歳からの羅針盤」を送付します!!

【平成31年1月30日掲載】

こんにちは。健康福祉部長の西田です。

新しい年を迎え、心新たに一年のスタートを切られたことと思います。

一年の目標を立て、それに向かって努力していこうとされる際にも、「何より健康が第一」とお考えになると思います。本市では、総人口に対する65歳以上の方の人口の占める割合が約3割となっていますが、今後もその割合は増えていく見込みです。高齢期の皆様に、いつまでも元気でいきいきと過ごしていただくために、従前から健康寿命の延伸に向けた様々な取組を積極的に推進してきました。

今回のこちら部長室では、健康寿命の延伸や介護予防に関する取組と、65歳を迎えられた方々にお配りする啓発冊子「65歳からの羅針盤」についてご紹介します。

高槻市民いきいき健康講座「健康寿命の延伸はオーラルケアから」を開催しました

講演会集合写真

昨年の12月22日に、本市、高槻商工会議所、大阪医科大学、サンスター財団の共催で、大阪医科大学講堂において、高槻市民いきいき健康講座「健康寿命の延伸はオーラルケアから」を開催しました。年末の慌ただしい時期にも関わらず、当日は400名を超える方々にお集まりいただき、健康寿命やオーラルケアに対する市民の皆様の関心の高さを改めて実感したところです。

講演会の会場の様子

この講座は、東京大学高齢社会総合研究機構飯島勝矢教授、新潟大学大学院医歯学総合研究科小野高裕教授のご両名を講師としてお招きしてご講演いただいたほか、両教授に加え、高槻市歯科医師会の砂野副会長にもご登壇いただき、パネルディスカッションを開催するなど盛り沢山の内容で、ご参加いただいた市民の皆様にご満足いただけたのではないかと思います。

なかでも、飯島教授は日本におけるフレイル(※)予防研究の第一人者で、NHKの「ためしてガッテン」を始め、様々なメディアに出演されるなど、フレイル予防の分野で最も注目されている方で、フレイル予防を市民主体の国民運動にすべく、日夜、全国各地を飛び回り、精力的な活動を展開しておられます。

※フレイルとは・・・加齢に伴い、筋力や認知機能などの心身の活力が低下して、生活機能障がいが起こりやすい状態

講演会当日の言葉で最も印象に残ったのは、歯の健康のために3カ月に1度は必ず歯科を受診すると、ご自身の歯科受診を話題にされたことです。飯島教授は、「虫歯や疾患があるわけではないのです。では、なぜ歯科を受診するかと言うと、誰のためでもない、自分のためだからです。今後、10歳20歳、歳をとろうとも、自分の歯で、いつまでも固いせんべいを食べたいからです。」とおっしゃいました。これは、歯の健康を話題にされたものですが、歯の健康に限らず、健康寿命の延伸全般に言えることだと思います。

誰もが健康で長生きすることを望んでおられるはずです。しかし、今まで健康にやれてきたから大丈夫、こらからもきっと健康でいられるはず・・と思いがちです。私自身の反省も多分に含まれていますが、老化に任せた衰えの放置や不摂生な生活の継続などで自分の体にダメージを与えてしまうと、健康はますます遠ざかってしまいますし、逆に、食生活の改善や運動の習慣化により、身体状況が劇的に改善することもあります。高齢者の皆様には、これからのご自身のために、「健康でいること」について今一度お考えいただけると非常に嬉しく思います。

本市では、皆様の健康のために、様々な講座や講演、研修会等を実施しており、これらについては、機会を捉えて情報を発信していきたいと思いますので、これからの健康福祉部の取組にぜひご注目ください。

65歳からの羅針盤って?

介護予防教室の様子

続いては、新たな取組となる啓発冊子「65歳からの羅針盤」の配布についてご紹介します。

近年では、様々な自治体でご当地体操と呼ばれる、その自治体独自の健康体操が実施されていますが、本市では、今から10年以上前の平成19年から、いち早く筋力強化やお口の体操などを盛り込んだ「高槻ますます元気体操」を考案し、地域での体操の普及に取り組んできました。10年以上も前から取り組んできた結果が、本市の介護保険料基準額が大阪府内で最も低額となっていることの理由のひとつではないかと考えています。

しかし、これまで「高槻ますます元気体操」の普及を中心に、多種多様な介護予防事業を実施してきましたが、従来から本事業へは75歳以上の方の参加が多く、65歳から74歳までの前期高齢者といわれる層の皆様の参加が少ないという課題がありました。この介護予防は、取り組む年齢が早ければ早いほど健康寿命が延びるなど、後年になってその効果が現れると医学的に証明されています。

65歳からの羅針盤 表紙

そこで、高齢期の入口である65歳となられる皆様に介護予防の重要性を知ってもらい、早くから取り組んでいただこうと、今後の暮らしに役立つ情報をコンパクトにまとめた冊子を作成し、お送りすることとしました。この1月には平成30年4月から平成31年1月の間に65歳になられた方に、2月以降は毎月、その当月に65歳のお誕生日を迎えられる方に順次郵送させていただきます。

この冊子は、「まずは手にとってもらい、関心を持ってもらうこと」を目的に、市の関係課と協議を重ねに重ね、なんとか完成までこぎつけることができました。なかでも、冊子の顔となるタイトルをどうするか??が一番の難関でした。健康寿命の延伸は、市民の皆様の願いであり、市を挙げての重要施策のひとつでもあります。そこで、この冊子が全ての高齢期の皆様にとって、これからの人生を健康で自分らしく豊かに歩むための指針となってほしい、との思いを込め、タイトルを「65歳からの羅針盤」としました。

65歳からの羅針盤送付に寄せて

先ほど、昨年の飯島教授の講演で印象に残った言葉として、「誰のためでもない、自分のため」との言葉を紹介させていただきました。市ではこれまで、健康寿命の延伸に資する取組として、がん検診や歯科検診の無料化、はにたん適塩プロジェクト、高齢者の方への各種介護予防事業等を実施してきましたが、健康寿命の延伸が、「誰のために、何のために」なのかをはっきりとお伝えできていなかったのでは・・との思いがありました。そこで、対象を65歳の皆様に限定した冊子ではありますが、この「65歳からの羅針盤」に、健康寿命の延伸は、「市民の皆様ご自身のため、そして、いつまでも自分らしく過ごしていただくため」との明確なメッセージを込めたつもりです。

この「65歳からの羅針盤」は、手にとってもらい、関心を持ってもらえるよう、全編を通して写真やイラストを豊富に取り入れ、読みやすくわかりやすい構成に努めました。冊子の詳細について、あえてこの場でお伝えすることはせず、「ご自宅に届いた冊子をぜひご覧ください!!」との言葉に代えさせていただきたいと思います。また、巻末には、この冊子の感想などをお尋ねするアンケート用紙を添付し、自由記述欄も設けています。いただいたご意見は、今後、この冊子を改訂していく際の参考とさせていただきますので、ぜひ、ご返送ください。

 

まだまだ寒い日が続きます。インフルエンザが流行していますので、手洗いやうがいなどの対策を心がけてお過ごしください

65歳を迎えた人へ 「65歳からの羅針盤」を送付

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プロフィール
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西田 誠
1963年(昭和38年)、大阪府生まれ。2015年(平成27年)8月から現職。趣味はギター演奏。

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