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安全・安心なまちづくり ~高齢者・障がい者を災害から守る~

【平成30年3月30日掲載】

こんにちは。健康福祉部長の西田です。

日増しに暖かくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 

市では、災害が発生した際に、高齢者や障がい者など自力で避難することが難しい災害時要援護者を地域で支援する仕組みをつくるため、地域の団体と協力して「災害時要援護者支援事業」を進めています。

災害時要援護者支援事業

今回は、2月28日に開催した「災害時要援護者支援事業講演会」についてご報告します。

災害時要援護者支援事業講演会

災害時要援護者支援の一層の推進を図るため、昨年度に引き続き、民生委員児童委員、地区福祉委員会、地区コミュニティの3団体を対象とした講演会を開催しました。

第1部 講演 「災害時要援護者支援の取組について」

今回の講演会では、昨年度にもご講演いただいた、地域福祉の視点に立った防災・減災の取組を推進されているNPO法人さくらネット代表理事の石井 布紀子さんと、堺市西区浜寺昭和校区で要援護者支援に携わる方々を講師にお迎えしました。

 

講師

石井さんからは、被災地での事例や個人情報の取り扱いについてのお話があり、「危険箇所や社会資源などをマップに集約すると、災害時にも状況を把握しやすい」「日頃からの関係づくりが防災につながる」「受援力(支援を受ける力)の向上が大切」などといった内容を、わかりやすくご講演いただきました。

 

続いて、10年以上にわたり、石井さんとともに要援護者支援の取組を進めている浜寺昭和校区の方々から、活動報告をお聞きしました。

要援護者の状況を平常時から把握し、災害時に適切に支援できるよう、民生委員児童委員が中心となり、要援護者の状況ごとに色分けしたマップを作成しているなどのお話がありました。

浜寺昭和校区の方々

会場の様子

講演会には地域の団体から160名もの方に参加いただき、皆さん熱心に耳を傾けておられました。

参加者からは、「自分の地域でもマップづくりに取り組みたい」、「日頃の関係づくりが大切だと思った」などのお声があり、大変有意義なものになったと思います。

第2部 演習

講演に引き続き、石井さんと浜寺昭和校区の方々からアドバイスをいただきながら、柳川地区、玉川・牧田地区、冠地区の皆さんと、地区のマップづくりに取り組みました。

危険箇所や災害発生時の一時集合場所、要援護者がお住まいの場所など、地区の状況を客観的に把握できるよう、参加者同士がたくさんの意見を出し合いながら、情報ごとに色分けをしたマップを作成しました。

演習後には、「危険箇所に要援護者が多く住んでいることに気付いた」、「マップは災害発生直後の支援活動や避難所運営にも役に立つ」との感想が寄せられました。

演習の様子

演習地図

災害に強い安全・安心なまちづくり

平成29年度は、本講演会のほか、11月25日に実施した市民避難訓練などを通じて、災害時要援護者支援の取組を進めました。

地域でも、災害時要援護者支援避難訓練や障がいがある人たちとの懇談会を開催するなど、災害時要援護者支援の取組が徐々に進んでおります。

市では、平成30年度に市制施行75周年・中核市移行15周年記念事業として「高槻市全域大防災訓練」を実施する予定です。

同訓練を機に、地域における災害時要援護者支援の取組がさらに進むよう、他市の先進事例などを参考にしながら、3団体との連携・協力のもと、引き続き災害時要援護者支援体制の整備に取り組んでまいります。市民の皆様におかれましては、訓練への参加や日常のあいさつなどを通じて、日頃からの関係づくりにご協力をお願いいたします。

災害はいつ起こるかわかりません。常に自らの身は自らで守るという意識を持って、避難に必要な準備をしておくとともに、日頃からお互いに助け合える地域の関係づくりを心掛けましょう。

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プロフィール
西田 誠
西田 誠
1963年(昭和38年)、大阪府生まれ。2015年(平成27年)8月から現職。趣味はギター演奏。

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