○市民の木及び市民の花

昭和42年3月17日

選定

1 市民の木「けやき」

「けやき」は、古名を「槻(つきの木)」「つきけやき」(強い木の意味)ともいい、応永年間(1390年ごろ)この地に大きな「槻」の木があり、その高さは20丈(約60メートル)にもおよび、昼間も暗いほど繁茂していたところから、地名も「高月」から「高槻」というようになつたと伝えられています。

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けやき:幹が太く、まつすぐで、こずえがほうき状に立つ落葉の大喬木。ニレ科。高さ30メートル、直径2メートルにおよぶ。剪定がよくきくところから、雑木盆栽の横綱といわれ、四季の趣きに富み愛用されています。

2 市民の花「うのはな」

「うのはな」は、本市の史跡―玉川の里(所在地西面地区)に群生しています。古来、玉川の里は、摂津の玉川として天下六玉川の一つに数えられ、卯の花や月の名勝として有名で、平安時代歌道の隆盛に伴い、その歌枕として用いられました。俳聖芭蕉翁はここを訪れて、次の句を残しています。

卯の花や暗き柳のおよびごし

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うのはな:「うつぎ」ともいう。山野に自生し、またいけがきなどに植えられ、5~6月ごろ白色の5弁花を開く高さ2メートルほどの落葉低木。ユキノシタ科。

幹が中空であるところから「空木」また陰暦の4月(卯月)に咲くので「うつき」(うのはな)という名がおこつたといわれています。挿木、株分けもできたやすく育てることができます。

市民の木及び市民の花

昭和42年3月17日 種別なし

(昭和42年3月17日施行)

体系情報
はじめに
沿革情報
昭和42年3月17日 種別なし